老いた親を愛せますか? それでも介護はやってくる

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 90
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344028678

作品紹介・あらすじ

私たちにとって幸福とは何か?動けなくなり、意識をなくしてしまった時に、なお生きる意味を見出すことができるのだろうか?ベストセラー『嫌われる勇気』・アドラー心理学の第一人者が、ありのままの家族の関係を提言。

感想・レビュー・書評

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  • 僕も母親に介護が必要で、おもに親父が介護をしていますが、そのやり方が神経質で職場的で暴力的かつ支配的。おまけに根性論。だからといって僕が取って代わるような余裕もなく、日々消耗していく。なにか本書にヒントはあるかと思って読みました。たしかに、一理ある言葉が並んでいます。しかし、それが一事が万事のように僕の家庭にあてはまるかといえば、そうではない。いちばん、心に残ったのは、「真剣になるのはよし。深刻にはならないこと」というようなところでした。これは、そうだなあと思います。ときおり思い出したい言葉でした。

  • 実際に介護を経験した著書が紡ぎ出した言葉の数々が ほっこりと心をほぐしてくれる。

  • 人間にとって幸福とは何か?動けなくなり、意識をなくしてしまった時に、なお生きる意味を見出すことができるのだろうか?出来なくなったことではなく、出来ることに注目したい。不意に訪れる「幸福の瞬間」を見逃さないようにしたい。親との過去もなくなったということを認め、そこから出発するしかない。過去を振り返っても意味がない。人生を効率的に生きることに意味はない。回り道をしたり、立ち止まったりすることは無駄ではない。親が家族のことを分からなくなっているとしても、親の人間としての価値は変わることはない。

    亡くなった人のことを思い出した時、その人は近くにいる。

    妻がもしも私のことを忘れてしまったら、またあらためて恋愛すればよい。

    人生を効率的に生きることに意味はない。回り道をしたり、立ち止まったりすることは無駄ではない。道草を食ってもかまわない。

  • 哲学者「岸見一郎」の視点だけではなく、人間「岸見一郎」として書かれていたことで共感するところがあった。

  • 「嫌われる勇気」で有名な著者。
    自身の父母の介護のことを記している。
    読んでいて、こんな風に考えられて、感じることができたら、素晴らしいなーと思いながらも、難しいな。。。とも思う。
    読み進めていくと、やはり、アドラー心理学が根底にあり、それを実践されているのだなーとは思うが、なかなかアドラー心理学を身につけるのが難しい部分もあり、自分にはまだ無理かも。。と思ってしまう。

    「いま、ここ」を生きることは、普段は意外に難しい。

  • 「嫌われる勇気」の共著者が介護について書いた本。実践的な内容ではないが、根を詰めすぎない心の持ちようが介護をしている人には参考になりそう。まだまだ親が元気な私も、読んで良かったです。

  • 認知症を患う親に接する心構え。わかっているつもりでも、なかなかねぇ。

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著者プロフィール

1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋古代哲学史専攻)。京都教育大学教育学部、奈良女子大学文学部(哲学・古代ギリシア語)、近大姫路大学看護学部、教育学部(生命倫理)非常勤講師、前田医院(精神科)勤務を経て、京都聖カタリナ高校看護専攻科(心理学)非常勤講師などを歴任。専門の哲学に並行してアドラー心理学を研究、精力的に執筆・講演活動を行っている。

「2018年 『シリーズ世界の思想 プラトン ソクラテスの弁明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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