天才

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1603
レビュー : 246
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344028777

感想・レビュー・書評

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  • 2017.9.27(図書館)

  • 角栄さんには興味あっても、それほど政治には興味がないので、詳しく語られても実感や感動はなかった。かな。

  • 今に時代に
    今の私のそばに、こんな上司がいたら
    鬱陶しいけど、やっぱりついていきたくなるのかと。

  • ジムでバイクこぎながら読了。
    石原慎太郎の一人称語りがどうも…。

  • 田中角栄が総理大臣の時
    私はまだ小学生の
    3〜4年生だったと思う
    頻繁にテレビで見る顔は
    私にとって
    汚職事件で騒がせた悪い奴ではなく
    ジョークの聞いた喋り口調
    (ジョークではなかったかも知れませんが
    子どもの私には面白い喋り口調でした…)
    ガンのきいた顔もどこか
    親しみやすく好きなおじちゃんだった

    石原氏の言う通り
    角栄さんの政治家として
    感の鋭さ
    先を見て物事を動かしている
    行動的なやり方は
    世界も恐れていたのかも…
    出る杭は打たれてしまったのでしょうか?
    それを見ぬふりした日本の政治が
    情けなかったのでしょうか?

    熱い親父が
    また新たな日本を救って欲しいと
    思える1冊でしたが

    石原氏が一人称として
    物語風に作られたところに
    角栄さんが本当に感じていた事とは
    少しずれているのではないか?
    疑問の残る1冊でもあります。

  • 後書きがいいね。インテリだね。
    田中角栄本は多いらしいけど、叩き上げとかそういうのが好きな人向けなんだろうな。小卒とかね。ふむ。エレガントではないわな。

  •  作家としてよりも政治家としての印象がつよい作者で、個人的にはどうも好きになれない人なのだが、作家としての力量はよくわからないのが正直なところなので、思い切って読んでみた。主人公である元総理大臣がどんな人として描かれているのか、そのあたりにも興味があった。

     実は田中元総理大臣の印象もよくない。力業で日本を発展させた人だとは思っているが、様々な事件や人の動かし方を聞くにつれ、胡散臭く感じていた時期が長い。しかし、近年再評価がされていることでもあるし、やはり今の日本のあり方を決めた人の一人ということで、自分なりに考えたいこともあり、結局この「天才」という本を手に取ることにした。

     読み終わっても、作者、主人公ともにあまり好きにはなれなかった。語り口そのものが肌に合わなかったし、描かれている主人公の述懐の幾つかの要素が、僕には前近代的な気持ちの悪いものに感じてしまった。単に僕の感じ方なのだろうと思うし、こういうのが好きな人もいるのだろうなとは判断できるのだけど。

     それ以上に、なぜこの人をこの人が「天才」と呼ぶのか正直実感できなかった。後書きなどを読めば、なるほどそうなのかと思わなくもないのだが、本文を読んでみても、「天才」といえるような部分があまり感じられない。法案を作るような近代的(?)、生産的(?)な営みは背後に隠され、自慢話やグチが長々と続いているようで、読んでいて残念な気持ちさえした。

     僕の読解力が劣っているのかもしれないし、先入観が強すぎて作者の書いていることをゆがめて受け取ってしまっているのかもしれないとは思う。もしかしたら、作者は、田中角栄という人の天才を描ききっているのであって、しかも僕のほうに、その「天才」を感じる感性・知性がないのかもしれない。ケチャップをたっぷりかければ何でもおいしい味音痴に高級料亭の料理を出しても、まさに「猫に小判」であるように。(語弊があるかもしれないけど)

     つまり、人間のかっこいいところって何かについて、作者と僕の間に根本的なずれがあるような気がしてならない。自分が正しくて相手が間違っているとか強弁する気はなく、「いろいろなんだなあ」とちょっとため息をつくだけなのだが。

     とりあえず、そんな感じがしただけでも読んでおいてよかったのだと思うことにする。

  • 角栄の思いが伝わってくる。しかし、一人称の書き方はあまり好みではない。なんとなく鼻につく。

  • 田中角栄が凄い政治家ということはわかったが田中角栄が天才というのは何にたいしてだろうか。政治家として天才なのか人脈作りや人の付き合いの天才なのか生き方の天才なのかそれとも全てがなのか。この本を読んだだけでは田中角栄の生い立ちや人間性はわかっても政治家の良し悪しは判断できないと思う。
    しかし列島改造論については正に天才なのだなと思いました。

  • ざっくり過ぎるのと、実在した人物なのに他人が一人称書いていると思うと、嘘っぽく思えてしまう。

著者プロフィール

1932(昭和7)年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」により第1回文學界新人賞を受賞しデビュー。翌年同作で芥川賞受賞。『亀裂』『完全な遊戯』『死の博物誌』『青春とはなんだ』『刃鋼』『日本零年』『化石の森』『光より速きわれら』『生還』『わが人生の時の時』『弟』『天才』『火の島』『私の海の地図』『凶獣』など著書多数。作家活動の一方、68年に参議院議員に当選し政界へ。後に衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。95年に議員辞職し、99年から2012年まで東京都知事在任。14年に政界引退。15年、旭日大綬章受章。

「2019年 『湘南夫人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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