天才

著者 :
  • 幻冬舎
3.19
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本棚登録 : 1599
レビュー : 245
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344028777

作品紹介・あらすじ

反田中の急先鋒だった石原が、今なぜ「田中角栄」に惹かれるのか。幼少期のコンプレックス、政界入りのきっかけ、角福戦争の内幕、ロッキード事件の真相、田中派分裂の舞台裏、家族との軋轢…。毀誉褒貶相半ばする男の汗と涙で彩られた生涯!

感想・レビュー・書評

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  • いろんな意味であの石原さんが田中角栄の事を一人称で書くことの衝撃。
    時代を変えるのは天才ではなく変人だと感じた。
    そして、田中角栄は激動の時代を変人として豪快に歩んだと思う。
    時代が変わり、時が経って振り返れば変人を天才と評価する人が現れる。ただただそう感じさせられる一冊だった。

  • 一人称で語られたフィクション。実話なのかと思って手にとったので少しがっかりした気持ちもあったけれど、田中角栄という人物が天才であることに変わりはない。いい悪いは別として、自分の私腹よりも人のために生きている姿は学ぶところが多い。スケールの大きい人。索引にある本も併せて読んでいきたい。

  • 田中角栄本人がその人生を独白形式で語るというスタイルの小説。著者は、かつて反田中角栄の急先鋒だった石原慎太郎氏。石原氏の田中角栄への思いがこめられた「長い後書き」がついているのも特色。
    田中角栄が「天才」ともいえる傑出した政治家であったことは、そのとおりだと思う。ただ、本書が、その「天才」ぶりを余すところなく描けているかというと疑問符がつく。正直、駆け足でつまみ食い的に人生を振り返る感じで、中身が薄く感じた。文体もとおりいっぺんな感じで、ちょっと物足りなかった。

  • [展示]平成のベストセラー本特集:2015(平成27)年ベストセラー1位(トーハン調べ)

  • 田中角栄の一人称「俺」で物語がすすむ。客観的な事実はよいとして、本物の角栄の考え方や精神状態がそうであったかはわからない。小説の形式なので、石原氏の創作と考えたほうがよいだろう。

  • 【No.26】「金の貸し借りというものが人間の運命を変える、だけではなしに、人間の値打ちまで決めかねない」「金も含めて、この世をすべてしきっているのは、大なり小なりお上、役人たちがつくっている縦の仕組みなのだ。ならばそれを自在に使う立場の人間とは一体誰なのだ。その時の認識というか、一種の目覚めこそがそれからの俺の出発点となった」「議員同士の議論の時、俺は昔土方をしてトロッコを押していたときのことを思い出してものを言ってやった。そうして現実感覚に俺のような過去の体験を持たぬ者が太刀打ちできはしなかった」「俺は土方までして世の中の底辺を知っているし体得もしている。それこそが俺の本分であり、他の連中が持ち得ぬ俺の底力なのだ」「水を飲む時、井戸を掘った人の苦労を忘れない」「ああ、権力というものは所詮水みたいなものだ。いくらこの掌で沢山、確かに掬ったと思っても詮のない話で、指と指の間から呆気なく零れて消えていくものなのだな」

  • 気軽に読める、田中角栄の生涯、といった感じの1冊。
    かつて鋭くその金権政治に迫った著者が、なぜ今になって角栄本を書いたのか。出版当時もいろいろと言われましたが、強いリーダーを求める(ポピュリズム的な?)世の中の雰囲気に合わせて書いたという感じをどうしても持ってしまいます。田中角栄の業績について概要を知るためには、役に立つ1冊と思います。

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  • 面白い本だった。田中角栄の人となりをつかむことができた。
    「以来、俺は人から借金を申し込まれたら、出来ないと思ったときはきっぱりと断る、貸すときは渡す金は返ってこなくてもいいという気持ちで何も言わずに渡すことにしてきた」p9
    「この世をすべてしきっているのは、大なり小なりお上、役人たちがつくっている縦の仕組みなのだ」p13
    「議論の相手らに「あんたら土方をやって汗水たらしてトロッコを押したことがありますかね」という開き直りは、国会という世界では大層な効果があった」p43
    「俺は土方までして世の中の底辺を知っているし体得もしている。それこそが俺の本分であり、他の連中が持ち得ぬ俺の底力なのだ」p48
    「何でも国がやるという発想は役人の通弊だから、役人が増え、官庁機構が膨れ上がり、役人天国になってしまうのだ」p89
    「他人の冗談には笑って感心してやるのが何よりなのだ」p102
    「(鄧小平)水を飲むとき、井戸を掘った人の苦労を忘れない」p150
    「(選挙)各候補者に渡す公認料は一人三千万円という画期的なものだったし、それでもまだ弱い候補には俺から個人的な援助としてそれを上回る金を渡してやったものだ」p158
    「とにかくあの選挙のために俺が集めて使った金の総額は、およそ三百億ほどだったと思う」p160
    「(田中角栄が)証した最も大切な基本的なことは、政治の主体者が保有する権限なるものの正当な行使がいかに重要かつ効果的かということだった」p206

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著者プロフィール

作家、元衆議院議員、元東京都知事

「2017年 『巷の神々 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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