天才

著者 :
  • 幻冬舎
3.19
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本棚登録 : 1613
レビュー : 247
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344028777

感想・レビュー・書評

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  • 文字が大きく、ボリュームが少ない。
    時系列の一人称語り+途中で心情を足してみました、って内容。
    ボリュームが少ない中で一生涯を語ってるもんだから、一つ一つが薄い。
    wikiを見れば良いかな。

  • 本編の一人称のところが面白くないのってなんの。もっと読みたいところはさらりと流し、どうでもいいところを滔々と語る。むーん、天才という本題がさっぱりわからず…
    最後のあとがきを読んで、あー、そういう事ねと。壮大な前振りなのかなと思ってしまいました。なんで話題になったんだろ?
    あとがきだけでよいのでは?そもそも一人称で「天才」は無理があるでしょう。
    石原さんの本はこれが初めてなのですが、うーん、という感じです。

  • 著者が田中角栄の力を敬っていることはわかった。
    そして、その力を持った日本人が今はいないことを危惧していることも。

    残念なのは、正直、何が事実で何が憶測か、よくわからないこと。
    生まれる前の出来事は、
    「歴史」としてどうしてもリアルに感じられない。

    ただ、田中角栄という人物に関心は持った。
    秀吉や竜馬よりは事実の資料が多く残っているのだろうから、
    他の本も色々と漁ってみようかしら。
    という気になったので、たぶんこれは良書なのでしょう。

  • いつもの感じじゃないですね。
    著者が書く必要があったのかしら?

  • まず驚いたのが、本書に目次がなかったことである。
    次に驚いたのは、田中角栄自身が人生を振り返っているような一人称で書かれているが、すべて著者によるフィクションであるという点だ。正直、紛らわしい。ロッキード事件の真相を告白するような文面も、あと出しジャンケンのようで卑怯な気がする。本当はそうだったのかもしれないし、ただの言い訳のようにも聞こえる。
    要は金権批判で田中角栄に弓を引いた、石原慎太郎の懺悔本としか思えない。

    政治家としての権限をフルに使い、世の中を切り開いた『天才』の具体的な活躍話をもっと読みたかった。

  • やはりといおうか・・・
    想像通り。

    石原慎太郎で大丈夫?
    って思っていた。
    と、同時に、もしかして期待できる?

    で、結論は、ハズレ。

    幻冬舎商法かな?

  • 田中角栄の年表をそのまま肉づけしたような小説。
    説明文も少なく、田中角栄初心者が入るにはいささか読みづらいように感じた。
    政治が好きなひとなら入りこめるのだろうが、昨今の田中角栄ブームの流れで読んだ人にはあまり面白みを感じないのではないだろうか。

  • 2017.9.27(図書館)

  • 田中角栄さんのファン(?)だった母。
    病床でこの本を読んでいました。
    その本を私も読んだのですが…
    田中角栄さんは魅力的な政治家だと思う。
    石原さんが書いたこの文章がどうも好みではなく、☆☆2つに。

  • 角栄さんには興味あっても、それほど政治には興味がないので、詳しく語られても実感や感動はなかった。かな。

  • 今に時代に
    今の私のそばに、こんな上司がいたら
    鬱陶しいけど、やっぱりついていきたくなるのかと。

  • ジムでバイクこぎながら読了。
    石原慎太郎の一人称語りがどうも…。

  • 田中角栄が総理大臣の時
    私はまだ小学生の
    3〜4年生だったと思う
    頻繁にテレビで見る顔は
    私にとって
    汚職事件で騒がせた悪い奴ではなく
    ジョークの聞いた喋り口調
    (ジョークではなかったかも知れませんが
    子どもの私には面白い喋り口調でした…)
    ガンのきいた顔もどこか
    親しみやすく好きなおじちゃんだった

    石原氏の言う通り
    角栄さんの政治家として
    感の鋭さ
    先を見て物事を動かしている
    行動的なやり方は
    世界も恐れていたのかも…
    出る杭は打たれてしまったのでしょうか?
    それを見ぬふりした日本の政治が
    情けなかったのでしょうか?

    熱い親父が
    また新たな日本を救って欲しいと
    思える1冊でしたが

    石原氏が一人称として
    物語風に作られたところに
    角栄さんが本当に感じていた事とは
    少しずれているのではないか?
    疑問の残る1冊でもあります。

  • 後書きがいいね。インテリだね。
    田中角栄本は多いらしいけど、叩き上げとかそういうのが好きな人向けなんだろうな。小卒とかね。ふむ。エレガントではないわな。

  •  作家としてよりも政治家としての印象がつよい作者で、個人的にはどうも好きになれない人なのだが、作家としての力量はよくわからないのが正直なところなので、思い切って読んでみた。主人公である元総理大臣がどんな人として描かれているのか、そのあたりにも興味があった。

     実は田中元総理大臣の印象もよくない。力業で日本を発展させた人だとは思っているが、様々な事件や人の動かし方を聞くにつれ、胡散臭く感じていた時期が長い。しかし、近年再評価がされていることでもあるし、やはり今の日本のあり方を決めた人の一人ということで、自分なりに考えたいこともあり、結局この「天才」という本を手に取ることにした。

     読み終わっても、作者、主人公ともにあまり好きにはなれなかった。語り口そのものが肌に合わなかったし、描かれている主人公の述懐の幾つかの要素が、僕には前近代的な気持ちの悪いものに感じてしまった。単に僕の感じ方なのだろうと思うし、こういうのが好きな人もいるのだろうなとは判断できるのだけど。

     それ以上に、なぜこの人をこの人が「天才」と呼ぶのか正直実感できなかった。後書きなどを読めば、なるほどそうなのかと思わなくもないのだが、本文を読んでみても、「天才」といえるような部分があまり感じられない。法案を作るような近代的(?)、生産的(?)な営みは背後に隠され、自慢話やグチが長々と続いているようで、読んでいて残念な気持ちさえした。

     僕の読解力が劣っているのかもしれないし、先入観が強すぎて作者の書いていることをゆがめて受け取ってしまっているのかもしれないとは思う。もしかしたら、作者は、田中角栄という人の天才を描ききっているのであって、しかも僕のほうに、その「天才」を感じる感性・知性がないのかもしれない。ケチャップをたっぷりかければ何でもおいしい味音痴に高級料亭の料理を出しても、まさに「猫に小判」であるように。(語弊があるかもしれないけど)

     つまり、人間のかっこいいところって何かについて、作者と僕の間に根本的なずれがあるような気がしてならない。自分が正しくて相手が間違っているとか強弁する気はなく、「いろいろなんだなあ」とちょっとため息をつくだけなのだが。

     とりあえず、そんな感じがしただけでも読んでおいてよかったのだと思うことにする。

  • 角栄の思いが伝わってくる。しかし、一人称の書き方はあまり好みではない。なんとなく鼻につく。

  • 田中角栄が凄い政治家ということはわかったが田中角栄が天才というのは何にたいしてだろうか。政治家として天才なのか人脈作りや人の付き合いの天才なのか生き方の天才なのかそれとも全てがなのか。この本を読んだだけでは田中角栄の生い立ちや人間性はわかっても政治家の良し悪しは判断できないと思う。
    しかし列島改造論については正に天才なのだなと思いました。

  • 違和感のある作品でした。日頃角栄の金権体質と真っ向から対決したと豪語しつつ、そのスケールの大きさや、卓越した創造性を評価している様子の石原氏。今角さんが居たら、みたいなことを何度かボヤいていたのを覚えているので、世に知られていない角さんのエピソードや、石原氏の評価を織り交ぜた書を期待していました。一人称を使って綴った軽量級の小説だったとは。オマケに角さんの台詞が、らしくなさすぎてガッカリでした。どちらかといえば、あとがきで紹介されていたようなエピソードを読みたかった。

  • ざっくり過ぎるのと、実在した人物なのに他人が一人称書いていると思うと、嘘っぽく思えてしまう。

  • ★2016年6月1日読了「天才」石原慎太郎著 評価C
    石原慎太郎氏の著作を読むのは初めて。内容は乏しくこの程度の話では、市井の無名作家であったらお話にならないまま、出版社の新人机の横のゴミ箱行きではないだろうか?
    ただし、田中角栄を題材に一人称で物語るというアイデアは、彼が文壇デビューした「太陽の季節」以来、「弟」など時代の風を読んで巧みに作品をタイムリーに発表する嗅覚には頭を下げよう。しかし、それだけだと思う。
    巻末には、あくまで創作であるとしっかり断っているので、あり得るリスクはヘッジしている。
    最後の最後まで狡い奴という印象は変わらない。ただし、稀代の政治家という田中角栄の評価には同意しよう。

  • 田中角栄と聞くと日本列島改造論とかロッキードってキーワードが思いつくが、やはり何と言ってもこの人、スゴイ頭のいい人ってイメージがあったのがまさにその通りだった。
    やるべきことを決め見据えたものにまい進する行動力、しかも「根回し」って言葉はこの人が始めたことではないかと思える程の調整、そして人を引き付ける魅力、そんなものに周りがどんどん吸収され、持ち上げられ、そして捨てられていく様子が、印象を少なからず変えるものだったし、見直す場面もあり、「スゴイ」の一言があったり、なんだ― やっぱりかあと思ってしまったり、人間味あふれる人物であることが描かれていた。

    それにしても、石原慎太郎の作品を初めて読んだが、一人称の描写って結構面白い。
    作は石原慎太郎なのに 田中角栄が書いたように描くところ、小説家としての石原慎太郎にも興味を持った一冊だった。

  • 角栄さんのようなすごい政治家なかなか出にくい世の中になっているような気がする。
    一人称で本人の弁とすれば、そうだろうなぁ

  • 石原慎太郎 続けて読んでみました。

    田中角栄の成功と挫折を1人称で語る
    すごく読みやすいが・・・
    あんなにドラマティックな人生なのに、盛り上がらないのはなぜ?
    ドキュメントとして淡々と読むには面白かったです。
    (文章少なく、字が大きいから スカスカですし)

  • 160516
    前評判が高かったので楽しみに読んだが、全体的にボリューム感が足りなかった。

  • 石原慎太郎が田中角栄にイタコして独白するという形式をとられて書いた一冊。

    同じ時期に政界にいたので、大まかな描写はあってるのだろうけど詳細は?

  • 田中角栄の本質が描かれているのか❓分からず、途中でやめました。残念です。期待はずれです。

  • う〜ん、期待と違ったな…

著者プロフィール

1932(昭和7)年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」により第1回文學界新人賞を受賞しデビュー。翌年同作で芥川賞受賞。『亀裂』『完全な遊戯』『死の博物誌』『青春とはなんだ』『刃鋼』『日本零年』『化石の森』『光より速きわれら』『生還』『わが人生の時の時』『弟』『天才』『火の島』『私の海の地図』『凶獣』など著書多数。作家活動の一方、68年に参議院議員に当選し政界へ。後に衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。95年に議員辞職し、99年から2012年まで東京都知事在任。14年に政界引退。15年、旭日大綬章受章。

「2019年 『湘南夫人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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