- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344029316
作品紹介・あらすじ
世のなかはたくさんの縁によって結ばれています。ときには、縁が原因で苦しみを味わうこともあるかもしれません。家族や友人、仕事仲間など、人間関係はとかく悩ましいものです。しかし、つらい状況の中で助け合った人、苦悩の時間を共有した人とは、その後も深い絆で結ばれます。心の持ち方や考え方次第で、縁が苦となり、苦が縁になるのだとしたら、私たちはどんな出会いも悩みも意味があると受け止めなければいけません。
感想・レビュー・書評
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・本来いらない「とらわれ」を捨てることにより、初めて大切な何かに気づくことができます。古来、手放すことが大切だといわれ続けてきたのは、私たちがさらにもう一つ成長するためなのでしょう。
・生涯誰にも迷惑をかけられずという人は、この世に一人もいません。誰もがいつかどこかで、誰かに不快な思いをさせてしまっているものです。迷惑をかけられて嫌だなと感じている人は、自己を省みる時間を作ってください。
・教える人と教わる人は、向き合うことにより、ときには大変なストレスを受けることがあるかもしれませんが、お互いに敬意の心を持ち、さらに高みを目指せばやがて見えてくるものがあります。
・病気を定めと思って受け止める。病になっても、マイナス思考にならない。
・誰でも若かりし頃は勢いがあり、夢に向かって突っ走る時期があります。そして、心の中に「皆のために」「皆が喜ぶために」と熱い思いを抱いて、何かに挑戦し続けます。しかし師匠はこう語られました。「世のため、人のためなどということは坊さんなら当たり前のことであり、そんなことはあまり口にしない方がいい」「だいたいそういうやつに限って自分のためになることしかしない」。
・「人の為」と書いて「偽」と読みます。世のため、人のため、そう口で言う前にまず、自分のために自分を磨いてください。誰かのためなどと思いすぎず、淡々と自己を見つめる。その結果が誰かのためになっていれば、それでいいのです。
・失敗というのは、他人から見た客観的な評価であり、本人にとっては学びの一つです。同じことを反省なく何度も失敗するのは問題ですが、学びだと思えばやったことがなくても挑戦できるはずです。とりあえずやってみること。すると、失敗も成功も、どちらも宝だとわかります。
・本当に褒めるべきことをしたのなら褒めるべきですが、「褒めれば育つから褒めよう」というのは本末転倒です。
・意見の違う人といつまでも争っていたのでは、平和はいつになっても実現しません。それよりも、誰が見ていても、あるいは見ていなくても、今向き合っている人を思いやり、自分に与えられた仕事を精一杯させていただき、今日一日を純粋な気持ちで生ききる。そんな人こそ本物であり、この世界が平穏な形へと変わる原動力となります。
・前向きの言葉が多い人は心が前向きで元気な人、後ろ向きの言葉が多い人は心が後ろ向きで元気がなくいつも愚痴ばかりです。言葉はイメージとなり、イメージしたことは実現しやすいので、前向きであれば前向きの現実を、後ろ向きなら後ろ向きの現実を作ります。ですから、もし自分の夢や目標について話す機会があれば、叶うか叶わないかギリギリの少しオーバー気味に語ってください。
・前向きな言葉はよい運につながります。一つのエネルギーですから自然と自分の思った方向に運ばれます。明るい心で夢を持ち、いつも挑戦していると、不平や不満がだんだん少なくなります。夢なんてそう簡単に叶うものではありません。だから楽しいのです。時間を忘れるほど夢中になれる、人それぞれの役割に没頭する。このプラスのエネルギーの環境に自分を置くことが必要なのです。
・どんないきさつがあっても、自分から許すことが大切です。許すことは負けを認めることではありません。こちらが構えている間は相手も構えているのです。
・どんなに努力しても、なるようにしかならないことがある。アクシデントは起きる。誰かのせいにして恨むより、それが自分の運だと割り切るほうが楽になる。
・全力でやってみたいことを見つけてください。全力で打ち込み、誰かと一緒に楽しい時間を過ごしてください。この世の中で誰か一人でも心が通い合う人、夢を語れる人がいると、つらいときや苦しいときの心のささえになります。
・最後の瞬間まで、人生を生ききる。先のことを心配するよりも、今という時間を大切にする。その積み重ねが幸せな未来をひらく。
・撤退が必要なタイミングを見極め、再チャレンジする。前進することだけにこだわると、失敗する。ときには断念することも必要。 -
厳しい限界の修行をされ、そこで悟った人間の基本的な考え方。悩んだら原点に帰る
・1日に1ミリ成長できれば、一年で365ミリも成長できる。
・相手をいったん受け止める
・嫌いな相手と距離感をつかむのも修行
・目の前の一人を喜ばせることから始めよう