ゴーマニズム宣言SPECIAL 民主主義という病い

  • 幻冬舎 (2016年5月26日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344029392

作品紹介

デモでどれほど「民主主義を守れ!」と絶叫しても世の中は変わらない。そもそも知識人すら民主主義が何なのかわかっていないからだ。国民の多くも挙手で多数決する「学級民主主義」しか知らない。そこで「民主主義生みの親」とされるフランス革命から説き起こしてその幻を葬り、さらに2000年遡って古代ギリシアの民主主義の原点に思いを馳せる。一方、日本の飛鳥時代にすでにその萌芽を見て、大正時代に大きく花開いた思想の核心を解説。西洋とは根本的に異なる日本独自の「公」の意識の存在を明らかにし、「戦後GHQが民主主義を教えてくれた」という誤謬を正す。ドイツでヒトラーが登場したのも、日本が大東亜戦争に踏み切ったのもみんな民主主義のせい。戦後71年、日本人がいまだ解っていない秘密の広場「民主主義」の扉がいま開かれる!

ゴーマニズム宣言SPECIAL 民主主義という病いの感想・レビュー・書評

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  • 保守として有名な小林よしのりが、民主主義とは何かということを解説した一冊。

    当然ながら「民主主義万歳」という内容ではなく、民主主義は衆愚政治に陥る危険性があり、その維持には自由と責任が伴うということ。
    とかく批判されがちな著者だが、その言説は一貫しており、説得力があった。

  • 台湾論に並ぶ傑作。

  • レビュー省略

  • 近代民主主義が生まれたフランスに小林よしのり氏一行が旅行をしながら、民主主義について解説していくという流れになっている。最近の一部の若者が声を荒げて「民主主義ってなんだ?」と国会前でデモをしているが、その若者たちに「これだ」と差し出してあげたい。もちろん。本代はいただくが(笑)。王でも、貴族でも、市民や国民でも徳をもった人間が統治していれば人々は平和に暮らしていけるが、徳を持たないものが納めてしまうとこれほど不幸なことがない。民主主義つまり民のひとりひとりに徳がないと民主主義は成熟しないと認識できた。

  •  フランス革命や日本の歴史を振り返りながら民主主義とは何かを問い直す。
     
     書いてあることには概ね賛同。選挙で民意を反映するという民主主義は決して正しい最高の制度ではない。フランス革命や近代日本史を例にあげて説明してるので分かりやすい。
     しかし、これ、フランス取材が必要だったのかなぁ。。。どうせならカラーでフランス料理が見たかった。

  • 小林よしのりの本を読むのは久しぶりだ。

    本書はフランスに行って民主主義とフランス料理について考えたもの。
    SEALSなどの学生運動で「民主主義」を守れ、と叫んでいるのが、我慢ならなかったのだろう。かつて、エイズ薬害問題で運動を主導する形になり、その後参加した若者たちに活動をやめて日常に帰れと叫んだ小林よしのりだが、いわゆる「運動」への嫌悪感や批判はより強くなっているように思う。

    あらためて感じたのは、著者がよく勉強をしているということだ。学生時代に本を読み込んだエピソードが書かれているが、ベースとなるものがしっかりとある上で効率的に最新の状況を勉強している。

    健全なナショナリズムの称揚が底流にあり、民主主義を絶対視していない。決してぶれていない。そして、それをエンタテーメントに仕上げるのはさすが。

  • 本当は理解し、不満が有れば動かなければならない、国、歴史、民主主義を分かりやすい漫画で情報を伝えてくれるのでついつい読んでしまう。また、不勉強で反論意見の情報も多く持たないので、ついつい著者の言っていることに、「ふむふむ、そうだよな」と思ってしまう。

    「民主主の原則は直接民主主義だがユートピアだ。国民全員の意見が反映されるなんて有り得ない
    強大な権力が民衆を平定し秩序が維持されている状態を平和という。一部をアメリカに頼っており それを抜け出せない日本はアメリカに国家主権が有ると言うことだ」

    と言う主張。どうかな?と思うことも有るが、多くには勉強になるなと。本当はそこから動くべきなのだろうけれどもね。一歩は重い。
    豪華なフランス料理の描写もイヤミな感じはなく、この本によいテイストを与えている気さえする。


    【ふむふむ】
    例えば「プロテスタント」の国では、料理・
    食べ物は、餓えを鎮める物であり、余計な食欲を掻き立てることは好ましくないとされてきた

    フランス革命とは
    「男たちがバスティーユを奪取し、女たちが王を奪った」

  • 分量的にはものが物足りないが、なるほど民主主義というものが現代において如何に機能しないかがわかった。

  • 著者である小林よしのりさんが近代民主主義発祥の地、フランス旅行で立ち寄ったレストランでフランス料理に舌鼓を打ちつつ、現在の日本に蔓延る”民主主義”信奉に強烈な一撃を食らわせた作品です。欧米と日本の民主主義の違いが歴史的背景やそれが基盤となっている国民性の違いであるという事等が描かれており、凄く勉強になりました。

  • 民主主義の本質を突いた本で、なかなかの内容であった。
    グローバリズムが、テロリズムを拡散し、特に中東に民主主義が根付かない理由は興味深かった。
    しかし、グローバリズムがスタンダードになりつつある理由としては、経済によるところが主であり、政治はそれに付いて行っているのではないかと考える。
    しかし、経済はグローバリズムが必然とならざるを得ないだろう。
    民主主義を全世界が望んでいると考えた、欧米諸国が誤っていたわけだ。第二次大戦後、日本があたかも民主化し成功したと思われていたのは、この本にも書かれているが、日本が既にほとんど独自の方法で民主化が進んでいたからに他ならないのに、それを中東に適用しようとしているのが失敗だ。
    それにして日本の政治家の醜悪なこと(P319)。蓮舫と辻元が「我々は自民党議員より余程愛国者だ」と言っているのも判る。蓮舫には是非日本初の女性総理を目指してほしい。
    また、おそらくはフランス旅行を事務所の損金として国税当局に認めさせる為の本でもある。

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