ノンママという生き方 子のない女はダメですか?

著者 : 香山リカ
  • 幻冬舎 (2016年7月7日発売)
3.71
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344029651

作品紹介

「私は子どもを持ちたくない」と積極的に子どもを持たない人生を選んだ「選び取り型」。「いまはまだ仕事が忙しい」などと時機を見ているうちに妊娠可能な年齢がすぎていた「いつのまにか型」。この「選び取り型」と、「ほしくないわけではないけれど、仕事やボランティアなどで、とてもいまは子どもは持てない」という「いつのまにか型」の中でもかなり「選び取り型」に近いタイプを、「ノンママ」と名づけたいと思う。「ワーキングマザー」の略称「ワーママ」と、対になることも意識した造語だ。

ノンママという生き方 子のない女はダメですか?の感想・レビュー・書評

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  • なるほど、そういう分析・見解もあるのね。といった感じ。子を持つ可能性も持たない・持てない可能性もある立場の自分としては、ニュートラルにいたいと思いつつも、色んな迷いや感情が湧いたのもまた事実。

  • おなかの大きい妊婦さんに対して違和感を感じてしまう。

    ノンママに対する言葉のハラスメント(子供はまだ?・子供を産んで一人前・子供がいない人にはわからない)
    「子供がいなくて本当に良かったです。」と答えるノンママはほとんどいない。
    自分自身でもノンママであることに後ろめたさや後悔を持っていることが少なくない。

    山口智子さんの発言に対する共感 Flau 2016年3月号
    「私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。
    今でも、一片の後悔もないです。夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は、本当に幸せです。 」

    ママタレブームも、子供のいないノンママの劣等感や罪悪感をチクチクと刺激している。
    少子化は深刻な社会問題とする今の世間の空気ではノンママでも幸せ!という価値観は到底許されない。

    ワーママの肩代わりをするノンママ
    子育て中の女性が周りへの配慮もあまりなく、子育ての話に夢中になる。

    女性にとって妊娠や出産とは色々な縛りがかかっていて、すぐには実現できない。
    容易に、「私の人生、やっぱり間違っていたのだ」と自信喪失に陥りやすい。

    子育てだけが人生でやらなければならないことではない。
    毎日繰り返し、「私はこれでいいんだ」と自分に言い聞かせるくらいの勢いでなければ、
    職場でサバイバルできないかもしれない。

    NPO法人SSSネットワーク

  • 様々な事情で子を持たなかった女性達の、葛藤や主張が著者の経験や考えを交えながら書かれています。
    私はこの中でいう子供を持ちたくない、と選択した「ノンママ」に属する。
    今まで一度も子供を持ちたいと思ったことも、子持ちの人生を羨んだこともない。
    そのため第4章の自己肯定できないノンママの部分意外は、実体験を思い浮かべ頷きながら読み進めていた。
    そして一番衝撃的だったのがノンママはいつまでも「子供」のままである、ということ。
    これは今まで考えたことが無かったし、書かれているエピソードも自分に当てはまるものだったので正直とても落ち込んだ。だが、だからといって子供を持とう、とは思わなかった。

    全体を通して、なるほどなと考えること、著者の意見に同意するところなど多く非常に充実した一冊でした。

  • 367.2

  • 子無しというライフスタイル
    確かに、自分で選択している人もいれば、ならざるを得ない状況の人もいるから、一概にバッサリ切ることは出来ないんですね。そもそも出会い、の有無も原点にあるわけで。
    物事のいろんな見方を教えてくれた一冊でした。
    後半はちょっと面白くなかったかなあ、、

  • 170214読了。
    私は母になって3ヶ月になる。去年の今頃までは、ママになるかノンママになるかの、境目にいた。
    子どもの頃から、プリンさんに「若いお母さんがいいわよ」と言い聞かされていた私。当時は、大卒の女性は少なくて、一人っ子の私を産んだにしては年長者だったプリンさん。きっと保護者会で若くてきれいなお母さんたちに何かコンプレックスを持っていたのだろう。
    彼女は結婚・出産をして、働きながら育児をする女性の旗印に!と頑張ってきたが、社会の要請に答えて働くがままに子を持つタイミングを失った人は少なくないだろう。
    子どもがいない人に対して、私は「かわいそう」「じゃあ、普段なにしてるの?」なんて思わないが、自分に子どものいない生活を想定していなかったので、もし娘が生まれてこなかったら、自分が不妊だったら、強烈な劣等感を抱いていたことは間違いない。
    どうして女性にとってそんなに子どもが必要とされるのか、子を持たないという選択がなぜ理解されにくいのか。
    どうして母というものがかくも神話的に語られるのか。
    本当に不思議だけれど、本書を読んでわりとフラットな分析が分かりやすく、納得した。
    これから子どもを持ちたいと思う人も、なんなら子育てが終わったという人にも、この本を読んで「なるほどな」と小さな納得を心にとめてほしい。

  • やっぱりね、ノンママは生きづらいよ。なんでだろう。なぜ、そんなに動物的でなくてはいけない。本能に従って産めるの?私にはわからない。だから、生きづらい。ノンママより独身の方がずっといいと思えてしまう。
    この問題に、男性はどう関わるのか。ママの穴はノンママが埋めろっていうのは、納得できないよ。誰が負担するのよ。

  • 読むのがなんかつらかった。鈴木保奈美が主演のドラマがあったようだが、見ていない。録画したか、始めの数分で見るのをやめてしまった。その後、なんとなく見る気が起こらずに、録画は消去した。子供のいる鈴木保奈美が、ノンママを演じているのになんとなく違和感を感じたかもしれない。自分には関係のない他人事では、なんとなくすまなかったので、本を買った。

  • 副題にある「子のない女はダメですか?」という問いかけへの私の結論は「もちろん、ダメでは無い」だ。今や3割近い女性が子供を出産しないという時代に突入している。慌てるのはもちろん国だ。少子化対策に必死になり過ぎ、「ノンママ」という、子供のいない女性の生きづらさ、肩身の狭さに全く気付いていない。繊細な問題なのに、「産め、産め」の連呼。子育ても大変なのだが、子供がいないのも大変。「子なしハラスメント」の実情はかなり深刻な問題だ。子供のいる女性、いない女性の女性同士の垣根を取り払うことから何か始めれないだろうか。

  • 「生涯子供ゼロの女性は25%以上」そんなにいるのかと驚いた。そういう私もノンママである。私の場合、欲しかったけれど恵まれなかったタイプだ。しかし、いろんな事情でノンママになった女性がいることを知る。どの選択も自由であるし、それによって引け目を感じる必要はないこともうなづける。いろんな立場での悩みが紹介されているが、勇気づけられた。

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