マスラオ礼賛

  • 幻冬舎 (2016年8月10日発売)
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本 ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784344029781

感想・レビュー・書評

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  • ヤマザキ先生は そんな変人で扱いにくい
    でも 奥行きの深さと幅の広さのある男性たちを
    熱く愛しく 思い入れたっぷりに書いてくれてます
    まったく馴染みのないローマ皇帝まで
    素敵に思えてきますが
    でもやっぱり 私はジェリー派なので
    趣味が合わないですね

  • ヤマザキマリさんは狭い所でコツコツ真面目に平和に暮らしている私を開放してくれる。私は私として満足だけど時々マリさんに会いたくなる。

  •  若い頃から海外生活。油絵を描き、漫画家に。外部社会との接触は意外に疎いとのことです。1967年生まれ、ヤマザキマリさん。男性に求めるのは強さや責任感ではなく、無邪気さだそうです。「マスラオ礼賛」、2016.8発行。家族を含む実在人物、TVやアニメのキャラクター、映画の登場人物など25人のマスラオについて。私が知っているのは5人。チェ・ゲバラ(キューバの革命家)、水木しげる(漫画家)、サンドロ・ボッティチェリ(伊の画家)、空海(真言宗の開祖)、マルチェッロ・マストロヤンニ(伊の俳優)。

  • 独特な表現と角度から彼女の”好き”な男性について語っている。テルマエロマエの編集長にスポットライト当てているのは、正直社内政治感が拭えず、非常につまらない。本の価値を落としていると思う。

    それ以外は、水木しげる、阿部公房のエピソードなどとても深い考察で面白い

  • 「工作ばっかりやって社会への適応も容易ではないだろうし、大金持ちで物好きのパトロン女と一緒にでもならない限り、野垂れ死には免れないはずだ。
    女とは基本的に寡黙で孤独で寂しがり屋な有能男に弱い。
    そう、たとえどんなに社会とはマッチングできなくても、ノッポさんは万能の人なのである。」

    紹介される男性達がマイナーだったりで正直あまり共感できなかったが、ノッポさんとトムジェリのトムを男として分析するというだけで満足なぐらい面白すぎた。
    ノッポさんの見方が変わってしまう。笑

  • アニメの「トムとジェリー」や、「母を訪ねて三千里」、NHK教育TVの「できるかな」まで様々なテーマで「男」というものを解きほぐしてくれる本です。

  • 男子ですが、角度は違えどそれぞれエッジの効いたダメさ加減の男子達の紹介に勇気をもらいました笑

  • ヤマザキマリさんが礼賛する男たちとは誰なのか。
    ハドリアヌス帝、安部公房、十八代目中村勘三郎、ノッポさん、チェ・ゲバラ、水木、・ウザーラ山下達郎、奥村編集長、とり・みき、イタリア男、空海、山下達郎、マンレイ・ガリンシャ、戸田得四郎(マリさんの祖父)・・・等々。そこになんと、表紙のトム(アニメの猫)まで含まれる。(このトムはマリさんの手作り)一番興味深かったのは、やはりマリさんの祖父について書かれていたこと。こんなルーツがあって、今のマリさんがあるのか。

  • 3.5

  • 2017.4.15市立図書館
    ヤマザキマリさんにとってのマスラオ(=いい男)を紹介していく一冊。例のハドリアヌス帝からご自身の祖父、ねこのトムや母を訪ねてのマルコ少年まで古今東西のさまざまなマスラオが登場する中で、私自身これまであまり関心がなかったけれどちょっと興味が出てきたのはスティーブ・ジョブズとチェ・ゲバラそれにガリンシャ。ジョブズについては山﨑さんのご子息同様わがやのぼーずもアップルファンなので、ちゃんと人物を見とこうかな、とりあえず山﨑さんの手がけたコミックかな?

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著者プロフィール

訳:ヤマザキマリ
1967年東京生まれ。北海道育ち。漫画家・文筆家・画家。17歳でイタリアに渡り、フィレンツェ国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を学ぶ。1997年、漫画家としてデビュー。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機に、シリア、ポルトガル、アメリカなどで暮らし、現在はイタリアと日本を往復する。2010年、古代ローマを舞台にした漫画「テルマエ・ロマエ」で手塚治虫文化賞短編賞、マンガ大賞受賞。2017年、イタリア共和国星勲章コメンダトーレ章綬章。著書に「ステーブ・ジョブズ」「プリニウス」「オリンピア・キュクロス」、「望遠ニッポン見聞録」「国境のない生き方」「ヴィオラ母さん」「ムスコ物語」「歩きながら考える」など多数。

「2023年 『だれのせい?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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