蜜蜂と遠雷

著者 :
  • 幻冬舎
4.35
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本棚登録 : 10520
レビュー : 1394
  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030039

感想・レビュー・書評

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  • やっと読んだーーー!
    本屋大賞のときにも読みたいなあっと思っていたのだが、この度、そーいや映画なるんだよなあっと思って今度こそ読む。
    期待を裏切らない大作。
    分厚いですが、コンテスタントたちそれぞれに物語があり、さらに彼らの周りにも審査員にもそれぞれの想いがあって、それが審査が進むにつれて語られていくのでまったく長さが気にならない。
    冒頭の塵くんは大変印象的でしたが、メインは亜夜さんだったかなあっという感じ。
    天才には天才の悩みや苦しみがあるもんなのかなあ。
    でもそれ以上の幸福感が彼らにはあるように思う。
    そしてやはりこの本のメインはなにより音楽。
    正直クラシックを聞いて、綺麗だなあっとか思ったことはあるけれど、これほどの豊かなイメージをうけたことはないのだけれど、例えが秀逸で、こーゆー風に音楽を感じることができたなら楽しいだろうなあっと。
    しっかし、これほどの豊かな言葉で音楽を表現してしまうとは恩田さんこそ天才。
    この方も外れのない作家さん、安心して読める。
    ああ、亜夜さんもそーゆーことかも。安心して聴くことができる、必ず最高の音楽を与えてくれる。
    明石さんがさっぱり諦める、という道でなく、音楽を生きる道を歩く確信を得る、という未来へ向かうとこがなんか希望があっていいなあっと思った。
    しっかし、これをどう実写化するんだ?音楽を映像化するって、なかなか難しいのでは?四月は君の嘘、とかは素晴らしかったけど、あれはアニメの表現力だしなあ。

  • ストーリーにグイグイ引き込まれた。楽しかった。ピアノを弾きたくなった。

  • 読もう読もうと思っていたんだけど、あまり機会がなくて今まで放って置いたんだけど。
    でも読み始めたら、おもしろくてあっという間に読み終わってしまった。さすが本屋大賞。

    芳ヶ江国際ピアノコンクールに出場した四人のピアニストの、そのコンクールでの演奏や交流や葛藤や、すべてを記したものがたり。

    本の冒頭に、四人がコンクールで選択した曲がすべてのっていて、ピアノ弾きにはなによりの道標。
    出てくる曲がなじみがある曲ばかりなので、演奏の描写を読むとその曲が頭の中にうかんでくるようでした。

    風間塵、英伝亜夜、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール、高島明石。
    四人のピアニスト、それぞれがそれぞれの過去を持ち、葛藤を持ち、そのうえで素晴らしい演奏をしていて。

    好きなシーンはいろいろあるんだけど、三次予選のあと、明石が英伝亜夜に「ありがとう、英伝さん」といって、一緒に泣いてしまうシーン。そして、彼女が明石に「あたし、あなたのピアノ好きです」というシーンがよかった。

    文章で読んで、自分の頭の中で繰り広げられた光景、演奏が大事に思えていて、映画化はちょっとみたくないかもな……と思ってしまった。

    音楽って、ピアノってほんとうに素晴らしい、って感じさせてくれる話でした。

  • すごいものを読んだ。
    本は音を出さないはずなのに、知らない曲までも音楽が聴こえてくる感覚になって、演奏に感動させられて、それがどんどんクレッシェンドしてぐいぐい引き込まれて、一気に読んでしまった。
    でも後半になると終わってしまうのが寂しくてページをめくるのをためらう、そんな感じだった。
    特に明石さんの「春と修羅」は本当に感動して泣きそうになった。

    サントラ買ってもう一度読みたい。

  • 「蜜蜂と遠雷」
    音楽が鳴り響く。


    天才と言われた十代に表舞台から消えた少女、家族共に帰ってきたベテラン、既にプロとして活躍する少女、稀代の才能と風貌を持つ少年、そして音楽の巨人の弟子と言われる経歴不明なジン。


    様々なバックボーンを持つ音楽家たちが紡ぐ物語。音楽好きな読者はもちろんドストライクだろうし、そうでない人には熱き音楽家たちの挑戦に胸を打たれるだろうし、音楽をやることの難しさや厳しさ、楽しさに触れることになる。


    音を表現する文章が巧みであるから、音楽を奏でている姿をイメージしやすい。演奏者達の苦悩やコンサートにかける意気込み等の表現も良い。躍動感と緊張感も直ぐにイメージでき、その中で演奏する登場人物達も鮮明に浮かび上がる。


    個人的には、久しぶりに音楽の世界に帰ってきた明石と亜夜が、印象深い。特に、明石は、コンサートにかける重みがひしひしと伝わった。年齢も近い分もあるだろうが、一番感情移入してしまった。とにかく成功して欲しい、悔いない演奏をして欲しい、と思いながらページを捲った。


    とは言え、どのキャラクターも魅力的且つ個性的である為、読者は誰かに感情移入出来ると思う。みんな好きになる小説だと思う。


    実写化されるが、演技もそうだが、演奏シーンが肝な気がする。文章でも音楽を身近に感じただけに、映像化する場合は、期待値は上がってしまう。キャストは良いだけに。個人的には、新人さん、頑張れ!である。

  • 音楽が聴こえる小説。
    国際ピアノコンクールを舞台に、4人のコンテスタントそれぞれの運命を描いた小説。

    風間塵は読者の私にとっても「ギフト」でした。

    何かに迷っている人や勇気を必要としている人におすすめです。

    直木賞と本屋大賞2017のダブル受賞作品。

  • 舞台は国際ピアノコンクール。
    風間塵、栄伝亜夜、マサル、高島明石。
    4人を中心にコンクールへかける天才たちの思い、葛藤、ほとばしる音楽への熱意が交錯しながら進む物語。

    文字から音が溢れ出る

    音を通して、見せつけられる表現力、天才たちの内面描写。
    そしてまるでその場にいるかのような臨場感に圧倒された。
    何より、演奏のたびに世界が広がり、感化させる音楽の見えない
    力を伝える描写が見事すぎて、感動。
    素晴らしき作品。
    感じることが多すぎて処理しきれないが、墓場まで持っていきたいと言える作品です。

  • 未知の世界だったピアノコンクールだが、一つのコンサートを満喫できた気になった。

  • すごい! 感動した。上下段に分かれているにもかかわらずむちゃくちゃ長い。のに引き込まれて引き込まれて仕方がなかった。読み出したら止まらない。本当にすごい。感情移入どころじゃない。
    とても壮大な映画をみていたかのようだった。また大人になったらもう一度初めから読み返そうと思う。

  • 文庫版も発売され、映画は10月公開というから今更ですが『蜜蜂と遠雷』。
    
    「文章から音楽が聴こえる」とはよくいわれますが、ネットで音源をちょこちょこ聞きながら読んだものの(本書にもありますが今はコンクールの音源なんかもネットに結構アップされてるんですね)、基本的には文章だけでどんな曲なのかをちゃんと表現しているので元曲を全然知らなくても読めてしまう。
    
    リストのピアノ・ソナタロ短調はマサルが曲に想定した十九世紀グランドロマン風物語が語られるし、演奏についても「天から音が降ってくる」とか「ビッグサンダー・マウンテンに乗ってた気分」とか実にわかりやすい。
    
    2週間にわたるコンクールがまるごと書かれているので、さすがに後半はやや飽きますが、この長丁場とか疲労感みたいのもコンクール再現なのかなと思います。
    
    音楽に詳しくない人にもするする読めてしまうので実際に音楽やってる人やクラシックファンの感想も聞いてみたいところです。
    
    「明るい野山を群れ飛ぶ無数の蜜蜂は、世界を祝福する音符であると。
    そして、世界とは、いつもなんという至上の音楽に満たされていたことだろう、と。」
    
    「聴く人がいなくても音楽家と呼べるのかしら」
    「分からない。だけど、音楽は本能だもの。鳥は世界に一羽だけだとしても、歌うでしょう。それと同じじゃない?」
    

  • 余りにも面白い。一気に読了。

    ああ、小説とはなんと素晴らしいのか!
    読みながら音楽が鳴り響く。音楽の素晴らしさよ!

    「俺は音楽家なのだ。音楽家だったのだ。何というリアル。」
    明石の魂の叫び。

    そして亜夜ちゃんがもう好きすぎる!!!
    心に残ったシーンは亜夜ちゃんが塵の演奏に、勇気をもらうシーンと、明石と2人で泣いているシーン。

    ていうか浜松やん!!!アクトやん!!!

  • 恩田さんは、たぶんこのテーマで書こうと思えば、いくらでも衒学的に耽美に書くことも全然出来たんだと思うのですが、
    でもそれを極力封印して、彩度高く透明度高く、爽やかに書いたんだと思うし、まじめに慎重に書いた…という印象もありました。

    ピアノコンクールだけを最初から最後まで書いた話ってすごいと思うし、根性貫いた小説だと思いました。正面から直球勝負みたいな構成の小説をこんなに面白く書ける作家さんは多くないと思います。
    恩田さんは、うっかりすると自分の感性に振り回されてしまいかねないくらい感性の豊かな作家さんだと思います。でも、それを言葉に整理する能力がべらぼうに高いおかげで、その感性を処理できている…みたいなイメージです。
    音楽という非言語の言語を、文字として目に見える触れられる形でエンタメしてくれる、こんな作家さんに出会えてラッキーだと思いました。

    恩田さんのエッセイとかインタビューをあんまり読んだことないので勝手な印象なのですが、恩田陸っぽさがあまりない小説というか、書きやすいことを気持ち良く書いた小説ではなくて、気持ちいいラインをぐっと堪えて書いた、という印象を受けました。
    獲りに行くというのを念頭に置いて書いたのかなぁ?と思うほど普段のちょっと陰鬱な耽美なテイストが封印されて、持ち味の透明度はそのままに書かれた小説だったと思います。
    またこんな面白い小説に出会えるかも知れないと思うだけで明日からの未来が楽しみになる、みたいな、読んで良かったと思える小説でした。

  • 音楽が文字になっている。
    文字から音楽があふれ、聴こえてくる。

    表紙も内容と完ぺきに合っている。

    クラシックやピアノにまったく興味がないし、知識もないけれど、本当におもしろかった。

    どんどん引き込まれて
    清々しい気持ちになれる、超傑作。

  • 皆さんのレビュー通り、音楽が聴こえてくるから不思議。恩田陸さんの小説は何冊か読んでどれも好きだけど、これはもう圧巻。

  • とある有名な国際ピアノコンクールが舞台。
    そこに集うコンテスタント達が一次予選、二次予選、三次予選を経て、本選に進む様を描く。再起を狙う亜夜。その幼馴染でもあるアメリカ国籍のマサル。そして、伝説のピアニストの弟子として送り込まれた、養蜂家の息子である塵。彼らコンテスタントの他、そのコンクールの審査員、記者、など、そこに関わる様々な立場の登場人物達の目線で物語は進んでいく。
    とにかく、ピアノを弾く描写の表現が豊か!!本当に音色が聴こえてくるかのような。特に塵の演奏のシーンは神秘的で魅力に溢れてる。本当に聴きたくなってくる。
    作中に出てくる多くのクラシック音楽にも惹かれた。今度調べてゆっくり聴いてみよう。
    私もピアノを始めた身なので、こういう音楽小説は大好物。そして、恩田陸さん、こんな作品も描くんだ、と。
    改めて作風の広さに驚く。

  • クラシックのピアノコンクールが舞台。
    芳ヶ江国際ピアノコンクール。パリのオーディション会場に、無名の日本人が参加、弱冠16歳の飾るところの無い少年が、伝説的ピアニスト・ユウジ・フォン=ホフマンの弟子として登場する。
    少年、風間塵の演奏は審査員三枝子の憎悪を搔き立てた。だが、それこそがホフマンからの推薦状に予言されていたことでもあったのだ。──彼はギフト、天から我々への。彼はけして甘い恩寵などではなく、劇薬なのだ。中には彼を嫌悪し、憎悪し、拒絶する者もいるだろう。彼を本物のギフトとするか、災厄にしてしまうのかは、皆さん、いや、我々にかかっている──(途中意訳省略)
    他の二人の審査員は絶賛し、三枝子は恥ずかしさにショックを受け、ふて腐れた。
    現在、クラシック界には楽譜を作曲家の意図を正確に再現するのがいい、という風潮がある。流通がしやすい方に曲の傾向が流れる問題もある。そして権威がものを言う、コネがなければどうにもならない閉塞感。
    コンテスタントの一人、マサルも大阪では実力を発揮したにも拘わらず、日本での音楽会に全く知り合いがいない(審査員やその関係者にコネがない)という理由で、つまらない難癖を付けられて失格扱いをされた。
    物語は、コンクールで勝ち上がり、プロとして成功する難しさと、クラシック界の閉塞感──音楽が一部の権威や商業主義のために決まった型へ押し込められている問題、それでも個性が求められる矛盾とどのように表現してくかという問題を浮き彫りにしながら、沢山の曲を小題としてテンポ良く進んでいく。
    各自のピアノを、情感豊かに様々な風景を思わせる描写で巧みに表現。曲を知らなくても、感じさせてくれる。
    沢山の曲、沢山の演奏者での書き分けが見事すぎて、舌を巻きまくり。
    妻子が居て就職もしていて、仕事の合間に練習をするしかない28歳の高島明石、彼を取材する雅美(と、明石の妻満智子)、天才少女としてプロの舞台活動もしていた栄伝亜夜の本心では望まぬ復帰戦、審査員三枝子の葛藤、マサルの師ナサニエル、亜夜の友である浜崎湊の審美眼(耳?)…多層構造のテーマを、これ以上無いくらいすっきりとしかし充分な描写でまとめ上げている。

    場面転換(主人公転換)が多く、2行空けで、視点を変えて各人の心情を交えて、どんどん語られていくので、とんでもないボリュームでも一日で読めてしまう。
    基本的に3人称だが、うまい具合に、あたしが──とか、僕が──と、地の文で心情の吐露がある。
    音楽用語であるリタルダンド(曲想の変わり目などを強調する手法)トゥッティ(全員が同時に演奏すること)など、余り知られていないだろう単語でも作中では一切解説しないので、むしろ冗長すぎない。
    専門用語を敢えてスッパリ説明しないのは、こんなに心地いいものかと驚いた。この小説の命題は音楽用語の解説ではないのだし、読者が知らなくて気になったのならスマホなどですぐ調べられる時代だから、これでいいのだと思う。

    各キャラの内面描写、過剰すぎない外見描写も心地良い。ラストのページは、読み終わるまでけして捲ってはいけません。これも良かった。スッキリした終わり方。

    久し振りに2段組のこんなに分厚い小説を読んだが、二段組みは精神的に圧がある。読み始めるまで気合いをためてしまった。それだけが難点だったが、一冊に纏めようと思えば、これがベストだっただろう。

    P402~403抜粋
    「──ちっぽけな自尊心、音楽をしている、音楽を分かっているといううぬぼれだけが肥大していただけだったのに。
     なんて馬鹿なんだろう。小さい時のほうがよっぽど賢かったし、きちんと世界を理解していた。
     あたしは、全く成長しないまま、おのれの見たいものだけを見て、おのれの聞きたいものだけを聞いて生きてきた。鏡の中に、自分の都合のいいものだけを映してきたのだ。
     きちんと音楽を聴けてさえもいなかった。
     苦いものが込み上げてくる。
     音楽は素晴しい、あたしは音楽に一生関わっていくのだとうそぶきながらも、実際にやっていることはその逆だった。音楽に甘え、音楽を舐め切り、ぬるま湯のような音楽に浸かっていた。ここにいれば楽だとばかりに、音楽と馴れ合っていたのだ。自分は違うと思いながら、音楽を楽しむことすらしていなかった。──」
    ここが凄く刺さりました。

  • ピアノを弾いたことはないしクラシック好きという訳ではない素人だけど、本当に弾いてるのではないかと思わせるほど情景描写が美しかった
    実際に音がない小説であるからこそ各々が違った捉え方で曲に感情移入できると思います

  • オムニバス形式でそれぞれの登場人物に丁寧に焦点が当てられていて、全員に共感できるポイントがある。
    それぞれの演奏する音楽について、ちゃんとそれぞれの個性が被ることなく描かれている。
    音の文章表現がとても綺麗だと感じた。
    音楽に関する小説は映像や音がないと伝わりづらいと思っていたけど、これは逆に小説でないとそれぞれの音の違いを表現できないと感じた。

  • とても綺麗で純粋な小説。永遠と一瞬。天才とはなにか。自然を相手にするということ。世界を知るということ。こういった主題をこの小説から読み取った。

  •  なんか、やたら評判がよくて、よく売れた。その頃、とある高校の司書もどきの仕事をしていて、図書館で購入した本を生徒さんたちに閲覧する前に、職権乱用だか、役得だか、ともかく、人間ドックの退屈な一日に持参してみると、500ページを超える大作なのに、一気に読めてしまった。おもしろかったんだ

     ぼくの好きなコミックの「スラムダンク」に似てるなというのが、読みながらの感想。読むスピードも、「スラムダンク」と似た感じだった。ドンドン読めるいい話という感じ。ピアニスト君たちを群像化したのがアイデアね。だからウソっぽいんだけど。
     
     というわけで、ぼくには「スラムダンク」の天才少年桜木花道はリアルな奴なんだけれど、ここに出てくる主人公たちは「嘘じゃねーか」というのが感想だった。

     その理由っていうのは、もう一つあって、それは、多分、安西先生がうなる場面、あれがないんだよね。安西先生の役を振られている登場人物たちはいるんだけど、それが、なんかめんどくさい。だからというわけでもないんだけど、この作品は手放しでほめる気にはなれない。

    ブログに書いてるので読んでね。
    https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/201905210000/

     https://www.freeml.com/bl/12798349/954749/

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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