蜜蜂と遠雷

著者 :
  • 幻冬舎
4.35
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本棚登録 : 11180
レビュー : 1456
  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030039

感想・レビュー・書評

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  • ・『のだめカンタービレ』みたい。
    ・リアリティがない。登場人物たちが練習しなくても超絶技巧が弾ける天才ばっかり。『のだめ…』の方がリアリティがあるかも。
    ・それは試みだったのかもしれないけれど、音に関する記述がほとんどないから、軽く感じてしまう。
    ・彦麿呂の食レポを延々と聞いているかのような…
    ・山盛りのソフトクリームを食べたかのような読後感。
    ・「帰ってきた、帰ってきた」としつこいので最後は「おっことぬしか!」と突っ込んでしまった。
    ・頭のなかでクラシックを鳴らして楽しんできたのに、最後の最後の「耳をすませば」の一行で頭のなかが「カントリぃーロぉード♪」になってしまった。
    ・直木賞、あんまり合わないけれど本屋大賞とダブル受賞というので買ってみた。でもやっぱり直木賞って感じだった。
    ・二段組、ふと戻りたい場所を探すのに疲れる。

  • 前評判高かったせいで期待値上げすぎたんだろうけど…。評判通り2段組みの厚い本の割に読みやすい。というか読み易すぎる…。なんか各登場人物のキャラの立たせ方とか、コンクールの流れとか、「のだめ」や「ガラスの仮面」の小説版かって感じで。さらっと読めちゃったけどあの二つの漫画読んだときみたいな「え、次どうなっちゃうの?」感もなかったかな…。

  • ずっと気になってた本
    恩田陸は夜のピクニックと図書館の海を読んだことがあったので、読んでみたかった
    お友達から借りて読み始めてから一日で読了した!
    テンポが良くて、どんどん読み進んでしまう
    ピアノコンクールに出場する栄伝亜夜、マサル・カルロス、風間塵の3人の若い天才ピアニストとコンテスト最年長の高島明石、亜夜の友人の浜崎奏それぞれの感性で演奏するピアノのメロディーが描写されると本当に音楽が聞こえてくるようだった
    読んでる途中で鳥肌が立つし、涙も出る
    読み終えてから余韻が残る小説だった

  • 登場人物のパワーに、いや、作者のパワーにかな、引き込まれた。YouTubeに『蜂蜜と遠雷』で、曲が上がっているので、時々聴きながら読んだ。

  • 音楽に祝福されているような暖かな読み味で描かれる2週間の物語。
    クラシックという歴史ある音楽の煌めき
    この宇宙の秘密などに触れるように奏でられる音楽
    数々のイメージを喚起する音楽
    それを読者は追体験する。
    圧倒的な表現力による描き分けが可能にする色彩豊かな至高の体験。

    焦がれるような期待。
    何かを共有する感覚。
    様々な要素が発光してるかのようで。

  • ストーリー自体は特筆したものはなかったけども
    この小説は小説以外で表現が出来ないほど登場人物の心理描写が多く、映像ではまず表現出来ない世界を描いています。
    中でも音楽を評する語彙の多さには驚きました。
    本屋大賞と直木賞を史上初の同時受賞ということで映像化する可能性もあるでしょうが、まず間違いなく失敗すると思います。
    クラシックに明るくなかったのでYouTubeで曲を検索しながら読みましたが、情景が浮かんできてオススメです。
    ただ、少し中弛みを感じてしまったので個人的にはこの点数。

  • この本との時間は 本当に終わってほしくなかった。
    何年かに一度 そんな本に出会うから
    本とのつきあいはやめられない。

    直木賞と本屋大賞。
    当然の受賞である。
    音楽への深い理解と想像力。
    人間の可能性を見出す洞察力。
    そして圧倒的な筆力。
    音楽という形のないものを
    ここまで言葉で描くことができるとは。。。
    その才能にスタンディングオベーションである。

    栄伝亜夜 20歳
    マサル・カルロス・レヴィ・アナトール 19歳
    風間塵 16歳
    この三つの小さな星が 
    東京 NY パリから 
    芳ヶ江の地に引き寄せられ
    「三位一体」となり
    すべてを巻き込む
    大きなうねりとなっていく。
    それは
    「これが最後」のつもりで挑戦した
    28歳の高島明石にも大きな発見をもたらす。

    50年以上もピアノやクラシック音楽と
    親しんできた者にとって
    恩田陸さんが描く「音楽」と「ピアノ」には
    いちいちうなずくことが多く
    コンクールの舞台裏は非常に興味深いものであった。
    そして若きピアニストたちの
    悩み 苦しみ やがて羽化していく姿は
    強靭で純粋で とても愛おしい。

    そもそもコンサートピアニストとは
    「何百曲も暗譜」している人たちで
    それ自体が素人にとっては離れ業だ。
    その上 とことんまで
    音を聴き込み 曲を読み込み
    表現に挑み そして
    自分自身を突き詰める。
    そのたゆなき情熱と勇気は
    恩田陸さんも書いていたが
    アスリートに近い。

    楽器を奏でることは
    楽器ではなく音楽と向き合うこと。
    つまり自分と向き合うことである。
    もっと心を開き 耳を澄まして
    聴き 奏でなければいけないと思った。

    クラシック音楽やピアノに興味がない人でも
    この本を読めばちょっと知りたくなるはずだ。
    まずは 人物たちが弾く曲を
    Apple MusicかSpotifyなどで聴きながら
    読むことをおすすめしたい。
    恩田さんが書いている文字が紙面を離れ
    宙を飛び回り始めるはずだ。

    名著!!

    なお コンクール結果は
    最後のページに書いてあるので
    先に読まないように!!!

  • 本を読んでるのに音楽が聴こえてきて、その音の創り出す色や景色が見えて、景色の匂いが鼻をついて、メロディーではないその景色の音が聴こえてくるスゴ本、、

  • この作品ほど、音楽を鮮やかに描き出した小説を他に知らない。
    この作品ほど、読者を世界に引き込み続けてしまう小説を他に知らない。
    ページをめくるたびに音楽が溢れ出す。
    演奏されている曲を知らなくても、天上から至福が降ってくるような多幸感。
    綴られるコンテスタントの葛藤、苦悩、覚醒。
    その一つ一つが丁寧に描かれ、更に音に広がりと深みを加えてくれる。
    これは凄い。

  • 音楽を文字で文章で表現する凄まじさに圧倒される。
    その表現により映像が浮かんだり物語があったり音さえ聞こえてくるような気がする。
    ピアノコンクールの緊張や楽しさ、音楽の素晴らしさ、コンテスタントの人生をも楽しませてもらった。
    良かった~。なんか感謝!

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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