蜜蜂と遠雷

著者 :
  • 幻冬舎
4.35
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本棚登録 : 10535
レビュー : 1395
  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030039

作品紹介・あらすじ

私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!

感想・レビュー・書評

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  • ピアノの国際コンクールの二週間+アルファを約500ページで描いた力作。音楽の描写を飽きさせず読ませる著者の力量と所々にある刺さる言葉にプロフェショナルを感じた。読んでいる間、とても幸せだった。

  • 音楽っていいな〜
    登場人物全員が魅力的で、音楽の素晴らしさを再確認できた気がする…クラッシックの知識つけてからまた読みたいな〜

  • ピアノってやっぱりいいなと思った。映画化してたらみたいなと思ったら来月からやるみたいでとてもタイムリー

  • 分厚さに、1ページの文字数に、慄くが
    読み始めたら止まらなくなった。
    音楽に詳しくないし、ピアノも弾けないけど
    それでも十分面白かった。
    読み始めたらピアノやクラシックが
    ききたくなる!
    それぞれ置かれている環境が違っている
    登場人物が物語を豊かにしていた。
    作者の表現力が凄いと思う。

  • 本当に本当に面白かった
    ピアノをゴリゴリに聞きながら小説を読んだのははじめてかもしれない

    もう一回読みたいなぁ

  • 内容紹介
    俺はまだ、神に愛されているだろうか?

    ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。

    著者渾身、文句なしの最高傑作!

    3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?

    令和元年9月3日~11日

  • 長編
    音が溢れ出す大作だった!

  • のっけから、天才ピアニストの登場にワクワクして、まだ先が長いのにどこまでワクワクか期待十分で読んだ。
    これでもかこれでもかとワクワク感、ピアノの音が頭の中にこだまして、興奮して、少々疲れ気味で、物語は最後の本選と進んでいく。高まった気持ちは本選で落ち着かされる。演奏が静かに終わるように。
    いゃ〜、面白かった。
    流石に直木賞、本屋大賞受賞作、素晴らしい。
    私的には第1位 永伝亜夜、第2位 風間 塵、第3位 マサル です。
    印象に残った文章
    ⒈ 理解できる天才と、理解できない天才。
    ⒉ ホフマンの仕掛けた爆弾。
    ⒊ 確かに受け取りましたよ、先生。

  • 音楽の天才達の自信や葛藤などの心の中や、技術の凄さ、努力を想像しながら読みました。スマホでピアノ曲を聴きながら音楽に浸りながら読み進めました。コンクールに行った気分!

  • 体験。これはまさに体験だ。彼の音楽は『体験』なのだ。

    一文一文が短くかつ、何度も、
    繰り返される表現が多かったように思う。
    読んでいて、歯切れがよく、テンポも心地いい。
    音楽を表現するのは、大変難しい
    何故ならば本は、耳を通さないから。
    イメージの世界をどれだけ伝えるか。共有できるか。
    ピアノの世界観は、分からないのだけれど、
    それぞれの人が実在するかのように、
    イメージ、共感できた。



    僕なりに感想を書いてみました!
    https://trick-neo.com/mitubatutoenrai-read/

  • 最高傑作。色とりどりの音楽が頭で鳴る。
    一番ジーンときたのは、高島明石の音楽が認められる場面。最後の審査結果一覧でも、錚々たるメンバーの中に高島明石の名前が2つも並んでることに、「すごいよ!!おめでとう!!」と言いたくなった。人に勧めたい小説!

  • これは作者の圧倒的な語彙力、表現力のなせる技が
    生み出したと言える作品です。

    ほとんど同じ場所、同じ登場人物で展開される
    ストーリーに加えて、目に見えない「音を読ませる」
    ことは、よくある「味」を表現することよりはるかに
    難しい行為であることは理解できると思います。

    それをすざまじい程の量の言葉で表されている
    この物語は「読む音楽」です。

  • ピアノコンクールに出場する人々の気持ちをあちこちから描いた作品。音楽はわからないけど、単純にピアノを聞きに行きたくなった。ピアノを聴く、音楽を聴く、クラッシックを聴くとはを教えてくれる。音楽を聴きながら、頭の中に浮かぶ外の世界、風や空気や空や海を感じる。コンクール選び方は、素直にもっと聴いてみたいと思うかどうかを基準にして選ぶ。

  • めったに小説を読まない私がのめり込んでしまった本。風間塵が痛快。こういうギャップのある人生に憧れる。「え!実は・・・。」みたいな。予定調和が苦手な私としてはこの手のスタイルが大好きだ。

  • こんなストーリーの紡ぎかたがあるんだ。多幸感に包まれつつ、前に踏み出すチカラを与えてくれる。
    好きな本をヒトに勧めることはタブーと思いつつ勧めてしまった。

  •  今は亡き天才ピアニスト・ホフマン先生からのギフト(推薦状)は、素敵な包装紙に包まれ、そのプレゼントの箱の中には凄まじい破壊力がある爆弾が入っていた。(一部引用) こういう表現を書くと、この小説はバイオレンスものかと錯覚してしまう。しかし当たらずとも遠からじ、コンクールの審査員の苦悩を表現しているのです。
     その箱の中身は、ホフマン氏の意思を継ぐ無名のコンテスタント、世界最高峰への登竜門芳ヶ江ピアノコンクールにエントリーしている。派手な花火を見ることが出来るのか、そして期待するファンは少しずつ増えている。
     まるで推理小説のレビューを書いているように自分も興奮しながら読了しました。
     勿論コンクールの場に集まるコンテスタントは、粒揃いの天才が多く、或る人は勝つために敢えて難曲を弾き、演奏の戦略を立てたりするのです。それも二次予選終了までは…。
     著者の恩田陸氏の多彩な音や状況の表現は美しく感嘆するばかり。
     本書の主人公は、四人のコンテスタント、それぞれのキャラクターが面白い。
     読みどころについては、「全てです」と申し上げる。宝物を得た気がします。
     まさに圧巻の一冊だった

  • ずっと気になりつつも分厚いなあ、と何となく後回しにしてしまっていたのですが、読んでみたらあっという間でした。もっと早く読めばよかった。
    それぞれの人物に丁寧に焦点が当てられていてどんどん惹き込まれましたし、まるで読みながら自分もコンサートの観客になったかのように、音楽を聴いている気分になりました。
    クラシックって難しそう、と漠然と思っていましたが、今は作中に出てきた曲を聴きたくて仕方がないです。面白かったです!

  • 小説とピアノはどうしてこんなにも親和性が高いんだろう。
    私がはじめて買った文庫本は、教科書に載ってたいちご同盟で、そこでピアノの物語が好きになってしまったのだろうか?

    亜夜の、日毎に成長、覚醒する姿が読んでいてとても心地いい。

  • 読み終わった直後、スリラーなお話でもないのに鳥肌がゾワワっと立った。それから頰が熱かった。

    作中での表現が素晴らしくて感動した。特にピアノ演奏のシーンは本から音色、雰囲気、情景が自然と浮かぶほど感動的だった。

    ぜひ、ピアノが好きな人に読んで欲しい作品です。

  • 圧巻だった。音楽に造形が深くない私でも音源をネットで検索しホントをみながら聞くと情景が浮かんでくるような錯覚を起こした。 出てくる人がみんないい人! コンクールの話なのに他者ではなく己と戦っている姿に感涙。 本は厚いが読み進めるとあっという間に読了できた。

  • 面白いけど少し間延びしたかな。
    1戦短いくらいがちょうどいい気がした。

  • やっと読んだーーー!
    本屋大賞のときにも読みたいなあっと思っていたのだが、この度、そーいや映画なるんだよなあっと思って今度こそ読む。
    期待を裏切らない大作。
    分厚いですが、コンテスタントたちそれぞれに物語があり、さらに彼らの周りにも審査員にもそれぞれの想いがあって、それが審査が進むにつれて語られていくのでまったく長さが気にならない。
    冒頭の塵くんは大変印象的でしたが、メインは亜夜さんだったかなあっという感じ。
    天才には天才の悩みや苦しみがあるもんなのかなあ。
    でもそれ以上の幸福感が彼らにはあるように思う。
    そしてやはりこの本のメインはなにより音楽。
    正直クラシックを聞いて、綺麗だなあっとか思ったことはあるけれど、これほどの豊かなイメージをうけたことはないのだけれど、例えが秀逸で、こーゆー風に音楽を感じることができたなら楽しいだろうなあっと。
    しっかし、これほどの豊かな言葉で音楽を表現してしまうとは恩田さんこそ天才。
    この方も外れのない作家さん、安心して読める。
    ああ、亜夜さんもそーゆーことかも。安心して聴くことができる、必ず最高の音楽を与えてくれる。
    明石さんがさっぱり諦める、という道でなく、音楽を生きる道を歩く確信を得る、という未来へ向かうとこがなんか希望があっていいなあっと思った。
    しっかし、これをどう実写化するんだ?音楽を映像化するって、なかなか難しいのでは?四月は君の嘘、とかは素晴らしかったけど、あれはアニメの表現力だしなあ。

  • 読んでいて、頭の中に曲がイメージできて楽しかった。登場人物がみんな魅力的。
    終わり方はあっさりしていて少し残念。

  • ストーリーにグイグイ引き込まれた。楽しかった。ピアノを弾きたくなった。

  • 本屋大賞と直木賞のダブル受賞とのことですが、さもありなん、という感じの傑作でした。ページ数は結構多いんじゃないかと思いますが、 読み始めると続きが気になって中々読むのを止められないくらい熱中できる作品です。

    コンテストでの演奏シーンは他の人の感想にもあるように、本を読んでいるだけでも音楽が感じられるような素晴らしい情景描写であり、この本のオススメできる点です。ですが、自分がそれ以上にいいなと思ったのがコンテストの観客になっているかのように作品に入っていける点です。

    登場人物に個性があり、さらにその境遇も一人一人異なり、音楽の演奏の仕方も異なるので、自分のお気に入りの演奏者を見つけてその人を応援するように読むことができます。それってコンテストの観客と同じではないでしょうか。

    好き嫌いせず、色々な人に読んで欲しい作品です。

  • 夢中になって読みました。面白かった。
    文章で音楽を表現してくれていて読みながら聞いているような感覚が味わえました。
    作者さんの音楽、ピアノやコンサートへの造詣がすごくて感動しました。
    好きなのかそれとも取材?取材ならすごい。
    プロってすごいですね。

    天才の感覚は凡人にははかりしれないけど実際ピアノを真剣に志した人にはどう思われたか、それがちょっと気になりました。

    実写化 あの女の子の配役ピッタリ。
    ピアノ演奏どうするのかな~って思ったけど羊の時もキチンと弾いてるようにみえたからそこは心配ないのでしょうね。
    現代の技術に感謝です。

  • 天才同士だからわかる
    相手のすごさに感服しながらも
    さらにもっと高みへと駆け上がる姿は
    格好いいですねぇ
    凡人には とてもうらやましく美しいです
    途中の熱量の高さもあり
    音楽に疎い私にも
    充分楽しめる作品でした

  • 自分は評論家でも物書きでもないが、評価をさせてもらうと、
    物語としては良く出来ている。コンクール(コンテスト)の描写も3、4人によってフォーカスして進む展開も。

    ただ、日本人礼賛みたいに感じる部分もあって、世界や他国の人を物語に入れて扱う難しさを感じる。

    最終結果は書かないでも良かったのかも。本編で伝えたいことは選考結果というよりは、ピアノや音楽の奥深さであるし、風間少年のような実在し得ない天才を登場させて伝えたいことは、結果如何ではないので。

    先に指摘した日本人礼賛はこの結果から来る感想なので。

    時々、作者の思想を想像させる物語を読むと敏感に反応してしまう。

  • 2016年に発表された時から読みたいと思っていた本。ようやくゆっくり読むことが出来た。世界的に有名ピアノコンクールに出場した若い音楽家たちの物語。
    本屋大賞、直木賞と受賞している。
    クラシック音楽を知らなくてもコンクールの舞台からその音が聴こえてくるような文章でぐんぐん読み進めた。主な登場人物たちは皆、魅力的で好人物。特に野生的?な風間塵は他の候補者や選考委員までも巻き込む音楽の申し子だった。

    音楽を主題とした本で
    「船に乗れ!」藤谷治著
    「ピアノの森」一色まこと著
    「のだめカンタービレ」二宮知子著

    以上を夢中になって読みました。

  • ピアノが聴きたくなる本でした。

    こんな風に音楽を考えたこともないし聴いていなかったので難しかったけれども読み応えたっぷりでした。

    本気で何かに夢中になる人を応援したくなるし
    分からないけれども勝手に音楽が鳴りました。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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