蜜蜂と遠雷

著者 :
  • 幻冬舎
4.38
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本棚登録 : 7531
レビュー : 1027
  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030039

作品紹介・あらすじ

私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!

感想・レビュー・書評

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  • 音楽活動をしたことのある方々なら特に、きっと共感する部分がたくさんあると思います。趣味として楽しむ愛好家と、プロの音楽家と、天才アーティストとの境目。天才を評価できる人の存在。優劣を付けられるような世界ではないけれども付けなくてはならないコンクールの矛盾と残酷さが胸を刺します。
    出場者それぞれの演奏曲と作曲家についての詳細も書かれ興味が湧いてきて、聴きながらまた読んでみたい。
    一音一音の持つ力や音の流れがこんなふうに文章に表されるとは、圧倒されました。
    劇中劇のように奏者それぞれが創り出す物語が深く描かれるのも恩田さんぽくて、引き込まれていきます。
    明石君が必ず正しく評価されると信じて読んでいたので、最後に本当に幸せな気持ちになりました。あの3人のその後もまた見たいです。

  • 友だちからの勧めで読んだけど、自分が音楽に造詣がないからか、読むのにすごく時間がかかった。恩田陸はいつも一気に読み進めるから、リズムに乗り切れなった。

  • 久しぶりにすごくピアノを弾きたくなったし、音楽を改めて捉え直したい気分。

  • ああ、読んでよかった。
    久しぶりに圧倒された。
    作家さんの表現力の豊かさとストーリー展開にワクワクして夢中になった。

  • 図書館でのリクエストをながーくながーく待ったのち、ようやく手元へ。当方、クラシックには全く造詣がないなかでも、なるほど、確かに音楽ってこうだよなと納得させられる作品。ただ、影がないというか、ストーリー自体は深みはないように感じた。
    クラシック好きで、ピアニストごとの演奏もそれなりに聞き分けている人にとっては、さもありなん、という大感激の物語になるのだろうなぁ、と思うと、この作品の真価を味わえなかった気もする。

  • 音楽をやってる人、特に読んでほしいです。
    やってない人にも読んでほしいけど笑笑

  • 読み終わった後に思わず「素晴らしかった」と呟いてしまった作品。
    溢れ出てくるような音楽と世界観の表現。文字だけでは聴こえないはずの音がどこかから聴こえてくるような感覚。
    想像の域を越えた彼らの奏でる音を聴いてみたいと思った。

    正直コンクールの優勝者は予想通りってとこだったかな

  • 情景描写、心理描写がすごいなぁ。
    文章から音楽が聞こえてくるような感覚にも驚嘆。

    が、もっと読み進めたいと昂る気持ちがある一方で、イマジネーションが行き過ぎてるなぁ、小説というより音楽論か鑑賞論/術なのでは?という冷めた気分で読んでる自分も感じていたりして、なんか不思議な時間でした。

    恩田作品にはもっと自分の好みに合うのが確実にあるので、超厳しいかもしれない★3つ。

    (賛同を得られるとは思わないけどむしろ、)個人的にはファンタジーノベル大賞が似合うのではないかと思ったりする。

  • ピアノのコンクールを舞台にしたお話で、話に引き込まれたためか、読み終わったあと、コンクールを聞きに行きたくなった。

  • 芳ケ江国際ピアノコンクールを舞台に、様々な個性を持ったピアニストたちが激戦を繰り広げる模様を描いた作品。507ページ、しかも上下段の大作だが、スイスイ読める。王子様のような才色兼備のピアニスト「マサル」。自宅にピアノもないという常識破りの環境ながら、偉大なるピアニスト、ホフマンにその才を認められ、ギフトとまで言わしめた「風間塵」、天才少女と目されながらも母の死により一線から遠ざかった「栄伝亜夜」、サラリーマンで妻子持ちだが最後のチャンスとコンクールに出場した「高島明石」など、いずれも個性あふれるピアニストが登場し、まるで音が聞こえてくるかのような曲の描写も見事。個人的には、高島明石の存在が、この作品をより親しみやすく、厚みのあるものにしていると感じる。
    調律師の物語であった「羊と鋼の森」も面白かったが、こちらも心震える名作。ぜひ読んでいただきたい。

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プロフィール

恩田 陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。幼少期は名古屋、長野、富山、仙台などを転々とする。高校時代は茨城県水戸市に在住。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。
1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。
2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞と第14回本屋大賞を受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。

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