子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 371
感想 : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030138

感想・レビュー・書評

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  • 「嫌われる勇気」の著者が子育てを語る一冊。評価が Amazon とブクログで割れていますがわたしはブクログよりで、思ったほどアドラーの言葉が出てこなかったという印象です。また著者は教育者や保育の専門家ではないので具体的な声掛け方法はそんなにでてきません。声がけが知りたい方は島村華子さんの本がオススメです。正直内容もかぶるところが多いです(わたしの本棚に入っています)

    ●子供は親がコントロールするものではない
    これは多くの親にとって理解と覚悟が必要なこと。親がコントロールできないからこそ子どもは親の思い通りに育たない。子供が生まれた時に「こんな風になってほしい」と希望を持って名前をつけましたが勉強するかやどう行動するか親が完全に誘導することはできないのです。全てがうまくいって素晴らしい大学に入れたとしても子どもが幸せな人生を歩めるか約束できないということは自分の周りを見ても思い当たる節があるのではないでしょうか。

    ●怒ったりほめたりして子供を動かすと自分から動ける人間ではなくなる
    それは親の注目を集めたり褒められるためにしか行動しなくなるからとのこと。しかしそれ以外の方法で忍耐強く子供の気持ちが落ち着くのを待つというのは親からしたら本当にストレスだと思います。親からしたら「修行」という言葉がぴったりです。子育ての難しさに逃げたくなる人が出るのも理解でき、周囲のサポートが絶対に必要だと再認識させられました。

    ●具体的な声掛けが知りたい方は合わないかも
    本書では具体的な声がけの例はでてきません。そのためぼんやりした印象を持ちました。もしかしたら抽象的な表現の理解が得意だといわれる男性なら腑に落ちるかもしれません。子どもと関わる時間が長い方は具体的な声掛け方法が知りたいと思います。なぜなら、今すぐに子の問題に対応したいから。その意味ではちょっと消化不良でした。

  • 前半は読んでいて、なぜ子供を叱ってはならないのか非常に説得力があり名著なのではと思っていたが、後半のゲームの話が出てきたあたりから腑に落ちない内容に、、、 子供は別に、ゲームをしなければもっといい成績が取れたという理由づくりのためにゲームなんてしないでしょう。楽しくて、やりたいからやってるのだと思うが、、、。

  • やけにこどもの勉強に関する内容が多いと思ったら、一番最後でわかったのは、中学受験情報誌に連載していたものを本にしたものだということ。それで納得。他の岸見先生の本とかいている内容は同じ。子育て全般に関することなら、他の本の方がよいと思う。

  • - 勉強する事は、将来、他の人に貢献するためのもの。
    - 結果ではなく、過程に注目する言葉をかけること。
    子育ては会社における部下育成に通じる。様々なテクニックがあり、実践的に使えそう。

  • とても理に適った内容です。叱ってはいけない、ほめてもいけない「勉強しないわが子」親はどうすべき?の答えが書かれています。そう、勉強は子どもの課題なんです。そんな課題の切り分けが必要で、人の課題に土足で踏み込んではならない訳ですね。

    そして子どもと言えども、人間に上下関係と言う序列を設けてはいけない旨も書かれています。そんな巷で何気に良いと思われている事に、アドラー心理学に起因しているものが意外に多いのかもしれません。

    叱って育てる派、褒めて育てる派、アメとムチを使い分ける派、全てアドラー心理学には反しています。深く知りたい方、納得の行かない方は必読かもしれません。

  • 【無意識に子どもを「下」に見ていないか?】
    「嫌われる勇気」の岸見氏の子育てに関するアドラー心理学の視点からのアドバイス集です。
    本書全体を通して流れるテーマは、「子どもを大人の下に見ず、対等な関係として向き合おう」というものです。子どもを褒めたり叱ったりして評価するのではなく、子ども自身の意思や能力を認め、親の都合や感情で介入するのをやめて、子どもの存在を信頼し尊重することが、子の自立・自己肯定を育てるための良いアプローチである、と述べられています。
    読んでいて、7つの習慣の著者のインサイド・アウトのアプローチの例えを思い出しました。著者の息子の泣き虫で意気地なしの原因が、著者自身の過干渉(親自身が息子は弱いという意識に捕らわれて過保護になっていた)だと気づき、意識的に親が介入しないようにして見守ることで、子どもの自信がメキメキ回復した、という話です。
    また、「勉強しなさい」と叱るより、「学ぶことは面白い!楽しいんだ!」と思えるきっかけをつくることが大切、という点は、小さい子を持つ親としては本当にそうありたいな、と思わされます。前述の褒めない・叱らないことや「課題の分離」を親子感にも適用することなど、理想的にはそうできれば素晴らしいと思う反面、実践には相当に「親の側の鍛錬・根気」が求められるな、と感じました。
    なお他のレビュワーの方も書かれていますが、「嫌われる勇気」を読まれた方なら、同書を子育てに適用すると?と自身に問いかけさえすれば、この本の内容とほぼ一致すると思います。アドラーが全く初めての方には、大変新鮮な示唆でしょう。
    あと、この本は親の在り方、子どもとの人格的な接し方について考えさせる概念的な本ですので、具体的なノウハウを知りたい方には少し物足りないかもしれません。たとえ褒めなくても支援するためのコミュニケーションは必要なので、その辺りについてもう少し具体的な言及があればより良かったな、という印象でした。自分で考える、ということを促されているのかも知れませんが。

  • メモ
    ・子供の目標は自立
    ・褒めたり叱るのではなく、感謝などの気持ちを伝える
    ・知識はなくても人として対等。
    ・対人関係のトラブルは他人の課題に踏み込むから(勉強はした?→勉強は子供の課題)
    ・受験中でも協力し、役立つと思えることで自分自身で課題を解決できる自身を持てる。
    ・勉強について話したいと伝え、このままだどうなると思う?といえる関係づくりが大事。
    ・誰でも何でも成し遂げることができる。出来ないのは思い込みによる固定観念。課題に取り組まないのは、叱られたことを理由にしている。
    ・頼み事は命令ではなく、疑問文か仮定系で。
    ・劣等感は誰にでもあり、健康で正常な努力と成長への刺となる。
    ・結果ではなく過程に対して声かけをする。

    大事なことを繰り返し伝えている印象。アドラーの考え自体が分かりにくいところがあるかそれをできるだけわかりやすく伝えてくれている。

  • 「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」を以前に読んでいて、また時々アドラーの考えについてのインターネットで触れてきたこともあり本書の内容はすーっと入ってきました。

    子育ての中の、勉強について主に書かれた本ですが
    大切なことは親と子どもとの関係性をどう築いていくか、そのためには日頃からどのように子どもと接するべきかが書かれています。

    心に残った言葉は
    「今は一緒に生きていても、子どもはやがて必ず親から離れていきます。こどもと諍いをしている暇はないのです。」という言葉。

    刻一刻と成長していく子どもの表情や仕草を見逃さないように、子どもが自分自身の人生を決めていく手助けをしていきたいと思います。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB22540669

  • 子どもが自立するのに大切なこととして、これは子どもと親のどちらの課題か?を考える。子どもの課題であれば、親が決定するのではなく、子どもが決定できるよう親としてできるのは勇気づけ。叱ること、褒めることはせずに対等な関係として伝えていく。
    子どもの成長だけでなく、親の成長も必要であり親子で成長していくために根本として意識するべき視点が学べる一冊。

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著者プロフィール

岸見一郎(きしみ・いちろう)
1956年、京都府生まれ。哲学者。日本アドラー心理学会認定カウンセラー。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門はギリシア哲学、アドラー心理学。主な著書に『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(以上、古賀史健と共著、ダイヤモンド社)、『老いる勇気』『愛とためらいの哲学』(以上、PHP研究所)、『「今、ここ」にある幸福』(清流出版)、『不安の哲学』(祥伝社)、『絶望から希望へ』(大和書房)、『孤独の哲学』(中央公論新社)などがある。

「2022年 『よく生きるココロエ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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