- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344030251
絶対正義の感想・レビュー・書評
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初めましての作家さん。
図書館の新着図書コーナーで手にしました。
『正義こそこの世で一番大切なもの』という高規範子。
高校時代からの友人、和樹、由美子、理穂、麗香。
範子の”正義感”に尊敬し、範子に救われたと信じていた高校時代。
15年の時を経て再会した5人の関係は…
”100パーセント正しい、ということは、それだけですでに大きな欠点だ”
そう感じるようになった4人が出した答え。
”正義”って…
一つ間違えると恐ろしい…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
気味が悪い… 胸くそ悪い女。
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法学部の授業で言われたのは、「法の成立過程を考えよ」であった。
なぜ少年法は罰ではなく矯正を主にしているのか、時効はなぜあるのか等々。
『キングダム』(原泰久)46巻でも李斯は述べている。
「”法”とは願い!国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!」と。
それをなくしてただただ「正義」のみを振りかざせば、それはもはや暴力である。
範子は確かに正しい。
間違ったことは言っていない。
しかし彼女がかざす「正義」に「願い」はない。
ただただ、自分の欲望を満たすために他人を糾弾していただけだ。
そもそも法律とは個人による私刑をなくすために設定されたものだ。
彼女のやっていることは法の執行ではない。
私刑である。
現代社会、特にネット、SNSが普及してから範子のような「正義」を振りかざす輩は目立つようになった。
しかし、彼らの、いや、私も含め、その手に握られているスマホは正義の女神の持つ天秤ではないし、発する言葉も神の言葉などでは断じて、ない。
偽の天秤を振りかざし、神のごとくあろうとすれば、必ず自らの身に同じことが降りかかるのだ。 -
こういう友達いたら本当に嫌。人の気持ちより正義が絶対。融通って大事だと思う。
もしこんな人いたら、どこかに矛盾がないか探し出したい。 -
いつも正しい範子さん。周りにいたら確かにやっかい。年齢のせいか「暗黒女子」よりもこっちの方が好き。さくさく読めてラストもスッキリ。
正義を振りかざして追い詰める新しい感覚のイヤミスだった。 -
正義感だけで動き、融通が利かないというのは恐ろしい。何事も適度な遊びが必要だ。
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人物像が有り得なさ過ぎるし、全体に軽さが滲み出ている。物語に入り込めない。多分この著者の作品はもう読まないと思います。
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2017.7.31(図書館)
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