脳の老化を99%遅らせる方法 疲れを脳にため込まない37の新習慣

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  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030374

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  • 『ぼんやり脳』西多昌規著
    と一緒で、脳のネットワーク機能(デフォルトモード・ネットワーク)について書かれた本。

    問題の無い物忘れも脳過労がおきているから。
    脳を休ませてデフォルトモード・ネットワークの幹線を整備することで"つながりのいい脳”を育む。

    脳のつながりをよくするとして提案されている「ニューロビクス(ニューロン+エアロビクス)」が面白い。

    1.ストレスや悩みを”大”、”中”、”小”に仕分けする
    2.とにかく書きだす
    3.現在までの自分の人生の浮き沈みを折れ線グラフで表してみる
    4.高いところに上ってみる
    5.『FOMO』(取り残され不安)を解消する
    6.”自分がコントロールできないこと”では悩まない
    7.ごく簡単な”行動日記”をつける
    8.”ひとつの仕事”の前後に”プチぼんやりタイム”をつくる
    9.スケジュール帳にあえて空白を書き込む
    10.ひとりで心置きなくぼんやりできる場所を見つけておく
    11.あてもなく散歩する
    12.単純作業や無新になれる作業に没頭する
    13.時間を忘れて動物や植物と親しむ
    14.昔のアルバムをぼんやり眺める
    15.お風呂では”今日一日”をぼんやり振り返る
    16.”やり残していることリスト””やりたいことマップ”をつくる
    17.常に何かしらの”マイブーム”を持って、熱い気持ちで追い求める
    18.”いい道具”をそろえる
    19.自称”○○”ソムリエ”になる
    20.”同好の士””ライバル”を持つ
    21.対人頭脳ゲームで”つながる力”を養う
    22.昔好きだった懐かしい音楽をもう一度聴いてみる
    23.”検索”する前に3秒だけ考えてみる
    24.”リアルの質感”を大切にする
    25.”いつもと違う道”を通り、”いつもと違うやり方”を試してみる
    26.あえて迷子になってみる
    27.家事はあえてひと手間かけてみる
    28.本は本屋さんで買う。映画は映画館で観る
    29.旅をするなら、手づくりの旅をする
    30.運動は脳を成長させる”肥料”だと心得る
    31.やっぱりウォーキングは脳に効く!
    32.ゴルフ、社交ダンス、テニス・・・・人と駆け引きをするスポーツもおそすめ
    33.”糖尿病にならないような食事”を摂る
    34”ココナッツオイル”にも”イチョウ葉エキス”にも頼らなくていい
    35.ぐっすり寝て脳をしっかりメンテナンスする
    36.昼寝には認知症を予防する効果が認められている
    37.”生活リズム”はいつも通りを守るほうがいい

  • 新しいことが知れて面白かった!
    自分の両親に教えてあげたい!

  • 物忘れ外来の医師。サクッと読めるので、要点を実践してみましょう。抽象的な表現が多いです。

    要するに年を取っても脳を衰えさせたくなければ、とにかく自分を諦めない事。可能性を諦めず、脳回路を成長させようとする姿勢が年を取っても衰えない脳を築く。

    【脳をいつもバッチリな状態にキープする為の処方箋】
    ①脳が悪い方へ行く時のパターンを把握しておく
    ②どんなに忙しくてもぼんやりする余裕を失わない
    ③諦めずに自分がやりたいことを追いかける
    ④ITばかりでなく色んなやり方で情報にアクセスする
    ⑤日々の生活習慣を整える

    ①悪い方へ傾いたら、自分で気づいて悪い流れから抜け出せる態勢を作っておくことが肝心。自分の失敗パターンや心の調子が悪い方へ行きそうなパターンを知り、自分の置かれた状況を察知して、自分の行動に注意を払ったり、セーブをかけたりして修正していく力が必要。早く気付いて自分を立て直していこうとする意識があるか。それ以上深みにはまらない様対処するノウハウがあるかで大きな差がつく。
    《ニューロビクス》
    ★ストレスや悩みを大中小に仕分けする
    ★日々自分がどういう問題にストレスを感じ、何に追い詰められているかを分かっている事が大事
    ★自分を客観的に把握する為、怒りや不満ストレスなどを書き出す。毎日の行動日記をつける(振り返る事で自分が悪い方へ傾いてきた兆候に気付きやすくなり、スランプや迷路にハマるのを防いでくれる)
    ★高いところへ登ってボーッとしてみる(鳥瞰視や客観視の力が強まり解決策が見えやすくなる
    ★自分がコントロールできない事では悩まない
    →自分にコントロールできる事なのかできない事なのかきっちり見極める。できない事には興味を持たない。
    ★散歩する。一人でボーッとできる場所を確保する。デフォルトモード・ネットワークが活性化する。運動は脳を成長させる肥料。適度な運動が脳細胞の勢いを良くし、回路を成長させやすくする。
    ★やり残している事リスト、やりたい事マップを作る事で意欲を刺激する

    ③より上を目指して自分を成長させていこうとする意欲。自己実現、技術向上、目標達成、地位向上など自分の可能性を追い求める姿勢が必要。年を取っても諦めず自分を追求していく姿勢がデフォルトモード・ネットワークを太くし、脳回路を成長させる事へ繋がる。自分を諦めてはいけない。


    物忘れ→認知症ではないが、日頃から脳を鍛えていたら、場合によっては若い時以上に働きが良くなる可能性もあるのが脳。デフォルトモード・ネットワークのオンオフが大切。(忙しい中でもぼんやりとする事で自分を取り戻す)
    デフォルトモード・ネットワークは集中とぼんやりをバランスよく切り替えるシステムであり、どちらか一方に偏ると機能が低下する。

    あらゆる動物の中で脳卒中になるのは人間だけ。脳重量が3〜4倍だから血管が脆い。

    認知症の初期症状として現れる物忘れは、過去にあった事をわすれているのではなく、新たに体験した事を覚えられなくなっている為に起こる。アミロイドβが溜まっても脳細胞同士の繋がりが強ければアルツハイマー型認知症の症状が現れない。

    脳は発生学的にみると肌や髪と同じ外胚葉から発しているので脳が若い(脳のつながりが良い)人は肌や髪も若々しく保たれる。

    脳のつながり=道路網 自分の道路網を整備し、連絡アクセスをよくして活用しやすくする。優先順位を見極め太くしたい道はできるだけ太くし幹線道路(デフォルトモード・ネットワーク)とつなげる。全体の流れやつながりを考えて(メタ認知)自分はどんな枝ぶりの木になりたいのかしっかりイメージし、必要ない枝葉を刈り込んでいく。

  • 参考になった。

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著者プロフィール

奥村メモリークリニック院長

「2021年 『認知症にならない!させない!世界の実証メソッドを網羅!脳の名医が教える最高の脳活大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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