家康 (一)自立篇

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030510

感想・レビュー・書評

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  • 徳川家康の半生を描いた歴史小説の第一巻目。

    桶狭間から三方ヶ原の戦いまでになります。
    斬新な解釈として、母親の於大の性格や言動、信長の妹のお市とのからみ、設永包囲網の首謀者などは面白かったです。
    残念なのは、有名なエピソードなどがカットされていた点です。
    例えば、三河一向一揆は三方ヶ原の戦いや本能寺の変後の伊賀越えに並ぶ家康の危機なのに端折られています。
    また、三方ヶ原の戦いでの漏らしやしかみ像エピソードが見られないです(次巻か?)。
    家臣の描写が細かいわりに瀬名や信康の描写が少ないのも・・・。
    とはいえ、久しぶりの家康長編ものなので、次巻以降も期待したいです。

  • 今川の人質から脱する桶狭間前の頃から、三方ヶ原の戦いまでの「自立編」。家康ファンではないけど、阿部龍太郎にかかると、家康がいいやつに思えてくる。正直、国営放送のおんな城主に出てくる家康の描き方が、さすがにひどすぎるので、あれを見て憤っている方は、この作品を読んだらいいと思う。しかし、これ、「自立編」ってことは、この後天下取って、治世まで描かれるのかしら?そうだとしたら、だいぶ長くなりそうだな。

  • 実をいうとボクは家康が嫌いだったんです。が、50歳を超えたあたりから少し興味が出てきてこの度読んでみようと思って手に取ったのがこの本。面白かったです。困難に一生懸命考えて立ち向かう若い家康。少し好きになりました。

  • 従来の歴史史観から離れて、新しい歴史史観でみた家康の活躍を描いた本格的な長編歴史小説です。本書、自立編では信長と組んで信玄と対する三方が原の闘いまでが著されています。武将の経済的な面からも見ているので、信長と家康の力の差などがよく分かり、興味深い内容となっています。400ページ以上に及ぶ長編ですが、全く飽きることなく読み進めることができました。最終章の三方が原の闘いは、家康が信玄に敗れた大戦として有名ですが、家康が追いつめられる様子が迫力満点に描かれていて読みごたえがあります。今後の2冊目以降も非常に期待の持てる作品だと感じました。

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著者プロフィール

安部 龍太郎(あべ りゅうたろう)
1955年、福岡県八女市(旧・黒木町)生まれの小説家。国立久留米工業高等専門学校機械工学科卒。本名は良法。
図書館司書を経て1990年『血の日本史』でデビュー。2004年『天馬、翔ける』で第11回中山義秀文学賞、2013年『等伯』で第148回直木賞、2016年『等伯』で第5回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞をそれぞれ受賞。

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