回帰 警視庁強行班係・樋口顕

著者 :
  • 幻冬舎
3.49
  • (6)
  • (29)
  • (40)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 160
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030688

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 警察内部のポリティカルな部分と国際組織のポリティカルな部分をついた作品。
    この内にも外にも圧迫された状況の中で、ポリティカルな部分抜きで自分で判断できる能力というものをもつことの重要性。
    そして、立場やプライド云々抜きに自分の非を認めることが歳を重ねていくごとに困難になっていく中で謝るということが自分の成長のなかでも大事なのだなと思う。

  • シリーズ第4弾。
    自己評価は低く、そのくせ周りからは、高く評価される。
    組織にとらわれず、メンツにこだわらず、人としてのまっすぐさを持つ、樋口。
    その人の好さが、随所に現れるストーリー。
    主人公にかぎらず、なんだかんだで誰もがいい人なので、安定の展開。

  • 誉田さんばかり続いたので、久しぶりに今野敏氏の最新作。

    今野氏のはキャラではなくてストーリーで読ませるから、刑事物でも違う面白さ。

  • 樋口シリーズ3年ぶりの新作。シリーズ5作目。四谷にある大学の近くで、自動車爆発事件が発生。死傷者5人に及ぶ惨事に、宗教の絡むテロが疑われ、樋口たちは捜査に乗り出すが…班長であるが故に、現場を歩き回る捜査が許されず、物語のほとんどは指揮本部や取り調べのやり取りで描かれる。派手さはないが、隠蔽捜査シリーズ同様、樋口の内面の葛藤が分かりやすい。今回はテロと言うことで、公安との駆け引きも見逃せない。刑事VS公安だと、大体が嫌なイメージで描かれるが、公安をも味方につけてしまう真っ直ぐな樋口の人柄は、やはりいい。

  • 久々の樋口顕シリーズ。前の話は覚えていないけど、刑事物の主人公にしては人間臭さが魅力かな。

  • 「廉恥」に続いて読んだ。相変わらず、警視庁捜査一課樋口の部下は、殆ど登場しない。しかも今回は、「公安」との共同捜査となっている。合間に樋口の家族、娘の事をストリーに加えているが、その中心は、公安とテロと、昔の正義感あふれる元警察官と言うシナリオとなっている。でも面白い。

  • 樋口顕シリーズ、5作目。

    隠蔽捜査の竜崎さんも同じくですが、主人公の樋口警部の心情が事細かに描かれていて、警察捜査の過程や刑事と公安の駆け引きが非常に分かりやすく読める。テロ事件の構造も、一見簡単なカラクリかと思いきや、もうひと手間の展開があって最後まで飽きずに読めた。娘の問題と上手く絡めてあったけど、こんな重大な事件の最中にきちんと対応しようとしてくれる警察官の父親なんてそうそういないはず。そんな父親に対し、有効な策とは言えど、駆け引きを仕掛けるのは少々酷に思えて、樋口警部が気の毒になってしまった(苦笑)

  • ミステリーでもあるので詳しくはかけませんが、公安と刑事が混じり合うテロ事案について、今野敏らしく変人を登場させて目新しい視線で描いているのが面白かった。

  • 自分に自信のない樋口警部
    周囲は評価をする樋口警部
    事件と家庭の問題同時解決

  • 竜崎とは違うタイプの一徹派。やっぱり大友鉄だよ。本人の思いとは裏腹に周りにイイ影響力与えてるとこが共通点。こうありたい、とは思うよねw

全33件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

今野 敏(こんの びん)
1955年北海道三笠市生まれ。上智大学文学部新聞学科在学中、「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。大学卒業後、東芝EMI入社。ディレクターと宣伝を勤める。主な担当は、TMネットワークの前進バンド『スピードウエイ』。宣伝では、オフコース、甲斐バンド、チューリップなどニューミュージックを担当。1981年、同社を退社、作家に専念。
2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞を受賞。2008年『果断 隠蔽捜査2』で、第21回山本周五郎賞、第70回推理作家協会賞を受賞。
2018年は「作家生活40年」のメモリアルイヤーで多くの特集が組まれている。2018年7月、任侠シリーズ最新刊『任侠浴場』を刊行。

回帰 警視庁強行班係・樋口顕のその他の作品

今野敏の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする