死にゆく人のかたわらで ガンの夫を家で看取った二年二カ月

  • 幻冬舎 (2017年3月9日発売)
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本 ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784344030848

感想・レビュー・書評

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  • 愛する夫をきちんと我が家で看取ったプロセスを爽やかなタッチで論理的に綴った素晴らしい本でした(感謝)。
    第1話 家での看取り
    第2話 最後の半日
    第3話 晴天の霹靂?
    第4話 いちばん怖かったこと
    第3話 お金の問題
    第4話 痛み
    第4話 延命治療
    第5話 家族の場所
    あとがき

    あとがきの最期の文章を紹介します。
     私は自分の本が役に立つように、とは、いままであまりおもったことがない。
     しかしこの本だけは誰かの役に立って欲しい。
     自宅で死にたい、自宅で家族を看取りたい、という人への励ましになってほしい。
     それが私たち夫婦がもたらすことのできるなにかではないか、夫の生きた証ではないか、と思うからである。
     最後に、亡き夫、川辺金蔵に心よりの愛と感謝を。ありがとう、金ちゃん、あなとの妻にしてくれて。

    読み終わって、最後の最期の文章で、ホロっとうれし涙がこぼれました(感謝)。

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著者プロフィール

1958年、山口県生まれ。兵庫県西宮市で育つ。沖縄八重山で女性民俗文化研究所主宰。津田塾大学名誉教授。京都薬科大学卒業。ロンドン大学PhD(疫学)。著書に『女たちが、なにか、おかしい』『自分と他人の許し方、あるいは愛し方』(ミシマ社)、『オニババ化する女たち』『頭上運搬を追って』(光文社新書)、『六〇代は、きものに誘われて』(亜紀書房)など多数。

「2025年 『心の鎧の下ろし方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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