果鋭

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 196
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030886

感想・レビュー・書評

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  • 「パチンコ屋は昔からヤクザと警察に食いもんにされてきたんですわ」という小説中のパチンコ屋オーナーのセリフがすべてを物語っている。パチンコ屋の不正をネタに強請りをかける半グレヤクザと、それを防ぐ仕事を請け負いつつパチンコ屋のさらなる不正を見つけて金を取ろうとする警察OBの2人。黒川博行特有の大阪弁の軽妙なやりとりが面白さを倍増している。パチンコは絶対勝てない、という格言もしっくりくる。

  • 相変わらずの二人組,イケイケどんどんながら,変なところは律儀で頭のキレもいい.憎めない二人である.食べることへのこだわりが半端でなく,それも読んでいて楽しい.

  • 堀内・伊達シリーズ第3弾。
    ゴト師に脅迫されたパチンコホールのオーナーから、トラブル解決を依頼された伊達。堀内を誘いコンビを復活させ、事件の調査を開始する。すると、パチンコ業界の利権を巡り、様々な問題が。2人は無事に大金を手に出来るのか・・・
    相変わらずテンポよく進む展開と、セリフの掛け合いが面白い。「飯食お。」のセリフで始まる毎日だが、飲食の部分でも楽しめる作品。

  • 堀内・伊達シリーズ第三弾。大阪府警を依願退職した堀内信也(40)は、府警時代の相棒で競売不動産の調査員・伊達誠一に誘われ、ある依頼に携わる。
    それはパチンコホールのオーナー・新井が、計数機の細工をめぐり脅迫を受けているというものだった。パチンコ業界…そこには暴力団、警察も入り乱れ、私腹を肥やそうとする輩が蠢いていた…。
    堀内と伊達の掛け合いが一層軽妙になっており、一作目から比べると、疾走感が増している。府警という「箍」が外れた2人にとって、もはや行動を制限する狭苦しさはなく、よく食い、よく走り、奔放に暴れ回る。痛快の一作。

  • 堀内、伊達シリーズ。前作で亡くなったと思った堀内が生きていた。この悪徳コンビの活躍は読んでいて気持ちがいい。出てくる奴らが皆悪すぎて笑ってしまう。

  • 右も左も腐れ狸や-。元刑事の名コンビがマトにかけたのは、パチンコ業界。出玉の遠隔操作、極道顔負けの集金力、警察との癒着…。我欲にまみれた20兆円産業の闇を突く。

    関西の悪徳(元)刑事モノを書かせたら黒川博行の右に出る者はいない。これを再確認したような作品。パチンコ業界を舞台にしたストーリーはテンポがよく痛快なので頭を空っぽにして読むことができた。
    (B)

  • 元刑事のコンビが活躍するシリーズ。
    今回はパチンコ業界です。
    パチンコ業界は、警察と持ちつ持たれつの関係にあり、深い闇がそこには存在します。
    闇にも深く食い込み、お金にしていくコンビの迅速な活躍が読ませます。
    それにしてもパチンコ業界の闇は深いですね。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    堀内信也、40歳。元々は大阪府警の刑事だが、恐喝が監察にばれて依願退職。不動産業界に拾われるも、暴力団と揉めて腹と尻を刺され、生死の境をさまよった。左下肢の障害が残り、歩行に杖が欠かせなくなる。シノギはなくなり、女にも逃げられる…。救ったのは府警時代の相棒、伊達誠一。伊達は脅迫を受けたパチンコホールのオーナーを助けるため、堀内に協力を求めてきた。パチンコ業界―。そこには暴力団、警察も入り乱れ、私腹を肥やそうとする輩がうごめいていた。堀内は己の再生も賭け、伊達とともに危険に身をさらしながら切り込んでいく。ワルでタフなふたりがクズどもを蹴散らす痛快悪漢小説!

  • 92.やっぱり黒川さん面白い。今回はちゃんと儲かって良かった。次も早く読みたい

  • 時々、こうおっさん臭いというか男っぽいものが読みたくなる。なんで?
    これもなかなかだった。
    いやー、こんなお金の単位、ホイホイと動かせないよ。
    ってか、そんな日常だとすぐ慣れるのか?
    人の弱みで稼ごうとは思わないが、ドドーンと1回ぐらい動かしてみたいもんだ(笑)。

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プロフィール

1949年3月4日愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年、『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作。86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞。96年、「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年、『破門』で第151回直木三十五賞を受賞。他の著作に、『悪果』『繚乱』『離れ折紙』『後妻業』『勁草』『喧嘩』『果鋭』など。

「2018年 『雨に殺せば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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