- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344031364
感想・レビュー・書評
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この本は人格の磨き方、パーソナルな実力を身に付ける方法について、生々しい臨場感のある実体験を赤裸々にしながら語られています。
この本の中でとっても感銘を受けた点は2つあります。
1つめは【人に好かれる人の特徴】
人に好かれる人の共通点は「人を好きになる天才」だということ。
人を好きになるためには、3つの条件があって、
・その人のいいところ
・感謝できるポイント
・共感できるポイント
に目を向けて、まず何より、自分から本当に好きになってしまうこと。
ここで面白いのは力業でもいいと言っているところです笑
力業とは「無条件に相手を好きになる」ということです。
相性が合わない人や苦手なタイプの人は修行にもってこいとのこと。
その相手を心の中で「好きだ好きだ」と100回唱えると不思議なことにその人の嫌悪感はいつの間にか無くなるらしいです。(30回くらいで試してみますw)
2つめは【円満な人間関係にいらないゴミについて】です。
円満な人間関係に一番必要のないゴミは「プライド」だということ。
プライドは自分を律したり、戒律を守るのには良いのですが、いざコミュニケーションの場では確実に邪魔になるといったことを書いていて、会話にまでプライドを持ち込んでいることにハッと気づかされた一文でした。
「ああ、自分けっこうプライド持ち込んでたな」と。
バカだと思われたくないとか、良い自分であろうとすること自体がプライドですからね。気を付けたいと思いました。
「なんか絡みづらいやつ」になりたくないならプライドはすぐにゴミ箱に捨てましょう。
そして、バカを楽しむこと。真面目なあなたでも、吹っ切れてやってみると楽しいものです。
脳にとっても良いスパイスにもなりますよ☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
圧倒的努力の人。本当に圧倒的!
この本を読む前と読んだ後で前田さんの印象が、いい意味でかなり変わりました。
正直なところ、本を読む前は「爽やか系お兄さん」くらいのイメージでした。
読了後は、「ぶっとい信念を持った熱い起業家」みたいな印象。
特に印象に残っているのは、路上ライブのお客さんについての考察の話です。
目標を具体的にして、それに向かって突き進む姿勢は、本当に見習いたい部分です。 -
人生のコンパスを決めること
自分にとって何が幸せか、何のために生きるかを決める。そうでないと他人の幸せが羨ましくて仕方なくなり疲れちゃう。-
頑張る=見極めて、やりきる
人生のコンパスを持つ
自分にとって幸せなことを決めていないと他人の幸せが羨ましくて仕方なくなる
終わりを意識する頑張る=見極めて、やりきる
人生のコンパスを持つ
自分にとって幸せなことを決めていないと他人の幸せが羨ましくて仕方なくなる
終わりを意識する2019/01/01
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心に刺さるのもあり。
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最近は「転載系」のyoutubeでもよく聞ける、前田社長の考え方が一冊で理解できます。
一言で言って「スゴイ人」。
なのに、嫌味もないしやさしそう。
一方ですごく「泥臭い」部分は、昭和のおじさんたちにも好かれるはずです。
全方位に味方を作ってしまう稀有な人が、どんな育ち方をしたのか知ると、えっ?とさらに興味がわくはずです。
子どものうちから、仮説を立て、結果に向き合い、戦略を立てて育つとこういう大人になれるのだな、と感じられることでしょう。
共通言語、熱量、クオリティ、など、前田さんがよく使う言葉が、本の中でも展開されています。
このひとはすごい、と思ったら、すぐに懐に入り込んですごさを体験してしまうところが、前田さんのすごいところです。
「プライドはコミュニケーションの邪魔になる」と語る人はどこにでもいるはずなのに、自分の心に衝撃をもって伝えてくれる人を自分自身で見分けているというか。
価値ある人を見ても、価値に気が付かない人はたくさんいるような気がします。
価値ある言葉に触れても、価値に気が付かないのと同じかもしれません。
スピードの源泉はなにか。「頑張ること」
本当に、「まるで昭和」のような言葉が並んでいます。
このあたりが、年上のひとからもかわいがられるところですね。
そして、偉ぶらない、尊大に見えないところを兼ね備えているところが、前田さんのユニークなところなのだと感じられました。
問題が起きたとき、厳しく現場メンバーを叱り、そして、それが間違いだったと気づく、すべての問題は自分に帰着し、すべてを包み込む広い海のような愛情が自分になかったことに気づくことができる。
ただものではありません。
「ものすごいワカモノ」の話を読みたい方には、絶対おすすめできます。 -
人生の勝算
◯コミュニティの価値
・人はコンテンツの価値以上に絆、すなわち心への強い結びつきや、裏側のストーリーに価値を感じて消費する。
・スナックは、自宅を改装、乾き物中心、従業員は自分だけ、と損益分岐点が低いのをベースに、モノではなくヒトにお金を払っている。だから潰れない。
・コミュニティ形成のポイント
1. 余白の存在
不完全で埋めたくなる要素。荒だらけでも、共感を呼び、支えてくれる人が集まることもある。
2. 常連客の存在
信頼している人の信頼が新しい信頼を生む。俺たちだけの場所、という所属欲求
3. 仮想敵を作る
4. 秘密やコンテクスト、共通言語を共有する
5. 共通目的を持つ
◯クオリティの定義が変化
・質やブランドではなく、インタラクション
・表現者が支えてくれるサポーターの下まで降りて、丁寧なコミュケーションを行う、その距離感が大切。
・能動的に払う、前向き課金
◯1人の力では地球は動かせない
・超仕事のできる上司から言われ続けたのは「仕事で大事なのは、人に好かれることだ」
・人を好きになる能力を磨け、これは後天的でコントローラブル、人から好かれる第一歩
◯営業で勝つにはニーズの見極めが全て
・相手を想像する、相手の目線でモチベーションを分析する
・ハードスキルが優秀なやつはいくらでもいる。そういうとき大事なのは数値で表せない人間的な感情。
・思いやりとは、他者の目を持つこと
◯コンパスを持つ
・徹底して自分と向き合うこと、自分が人生を賭けて何をしたいのか見極めること
・モチベーションが湧かない人は見極めが甘い。
・ロールモデルたりうる誰かの価値観を比較対象として研究するこで、多くのヒントを得られる
・人は弱く、得てして隣の芝が青く見えてしまう。選ぶことは何かを捨てること。人生の質を決めるのは、選択と集中。
・きちんと見極めた上で、あとは頑張る圧倒的に
◯決めること
・選択とは同時に何かを捨てること。何かを得ようと思ったら、何かを犠牲にしなければならない。
・人生の質を高めるのは、選択と集中。 -
「人生の勝算」とは
徹底的な内省によって自分がどういう状態の時に幸せなのかを明確に認識すれば、
自然とモチベーション(やる気)が高まって努力するようになる、という考え方。
前田さんは「やる気」が全てだ、という。「やる気がある」=「頑張る」 ことが何より重要だと自身の体験から確信しており、頑張ることとは「見極めて」「やり切る」という2つの構成要素に分解出来る。
見極めることとは正しいことをやるということで、これは大前提。
その上で目標をクリアするまでやり切る姿勢が大切。
というのが大枠のメッセージで読んでいていろいろと思考が深まった。
また細かい戦略性の話も参考になった。 -
所々飛ばしながら読みましたけど、
根性と意欲があり、素直で先輩のアドバイスを聞く会社が欲しがりそうな模範の様な若者で、尚且つ、人付き合いを大事にし、幼い頃苦労もされて、日本人が好きそうな絵に書いたような人です。
言ってることは、精神論と人付き合いのちょっと古い感じで間違ってはないとも思いますが、私は共感できませんでした。
ただ一定数、こうゆう人はいた方が良い思いますが、みんながみんなこうなるは困ります。私みたいにゆるく生きる人が生きづらくなるのでw
読み終えて、余りにも普通というかベタというか読んでて退屈でした。多分、私の性格がひねくれてるからなんでしょうけど・・
退屈と感じたってことは、
私の人生の勝算はゼロなんでしょうね(ToT) -
ビジネス本であり自伝本のようでもある本書は、
SHOWROOM社長・前田裕二の現在進行形の夢が
彼の頭の中から熱量そのまま映し描かれる。
少し前に前田さんのnoteの記事を読み、
その言葉の選び方や文字から伝わる人柄に惹かれたことが本書を読むきっかけとなった。
幼少期の逆境で身に付けた生き抜く術を原体験に、
現状に満足せず、より高みを目指して自己研鑽を惜しまない。
人望厚く周囲を巻き込み、仲間を増やして、
世界を変えるような出来事を引き起こす。
まるでジャンプの主人公のような彼にみんなが惹かれる理由がわかる。
この本を読んで、前田さんの生き様をみて
人を突き動かす原動力は「したいから」という
一番シンプルで実直な欲なのだとわかった。
夢を叶える人とそうでない人との差は、
その夢を細分化して目の前に持ってきたときに
その行動を選択できるかどうか。
多くの人は目の前の選択で、ついその瞬間の欲が競り出てしまう。
前田さんはその夢への一歩ずつの選択が確固たる欲で決まっている。それは単純にしたいからなのだろう。
特に印象深いエピソードが、サドル事件。
出勤用の自転車のサドルが盗まれたが、
「強制的な立ち漕ぎで通勤時間を短縮できる」と
その後1年間サドル無し自転車で通勤していたそう。
そんなエピソードと共に、現代のコミュニティが生み出すビジネスの観点にも触れていく。
人生の勝算とは、
方向性の見極め×モチベーション×周囲を巻き込む力
それに愛される力とプライドを捨てることも大事。
要素分解された成功への道筋が勝算に変わるとき、
その勝算の実現性は自分の行動にかかっている。
本書を読んで成功へのスタートラインに並べられた気がした。ここからは自分次第だから人生はおもしろい。
前田裕二の作品





