- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344031401
作品紹介・あらすじ
ありがとう、猫たち。いつも近くにいてくれて。可愛くて、くすっと笑えて、じんわり沁みる猫のはなし。
感想・レビュー・書評
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タイトルを見て、
「猫は死ぬときに、辛かったことはすべて忘れていて、幸せな思い出だけ持って旅立つのです…」
みたいな内容なのかと思って、勝手にじんわりしていたのだが、そうではなかった。
著者が柴犬の「センパイ」と保護ねこ「コウハイ」と暮らす日々の中で、コウハイの姿から感じ取るもの、知り合いや友人たちの猫話や、実際に触れあって感じたことなどを綴っている。
私は猫のいる生活が40ウン年だが、そうそう!と思えることも、え~そうかな~…と思うことも、様々だった。
十猫十色ということかな。
疲れたら、今日も日向の匂いのするうちの子のモフモフを胸いっぱい吸わせていただき(猫にとってはメイワクでしかない)、ふにゃっとした幸せを分けてもらおう。
2021.10.30詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
石黒由紀子さんちには、豆柴のメスの「センパイ」と、保護猫で生後3ヶ月ぐらいでやってきた「コウハイ」が暮らしています。
コウハイはある日、具合が悪い様子で、病院に連れて行かれる。開腹手術をすると、梅干しの種が出てきた。獣医さんは、また誤飲するから気をつけなさい。猫は楽しい記憶だけが残るので、種を転がして楽しかったな!って、またコロコロと転がして誤飲するかも。
そんなコウハイと、すっかり大人のセンパイの穏やかで楽しい日々のエッセイ。
犬ってわかりやすいんですよ。
基本的に、かまえかまえかまいなよかまうといいよなんでかまわないんですか
でできている。あとはサンポとゴハン。
猫って自由じゃないですか!
餌でつれないじゃないですか!
誘うと来ないけど、誘わないと来る。
もう全て猫次第。
あの感じがたまらないんだろうなー。
猫に触ってないのに、猫欲が30%ぐらいは満たされる。
そして、もっと猫欲が掻き立てられる。
そんな、猫猫しい本です。 -
猫のことが淡々と綴られています。
『猫は、人間の顔だけを人間と思っており、首から下は台だと思っている』には吹いてしまいました。どうりで踏みつけられると思った!
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主に飼い犬と飼い猫とのエピソードだが、
時々、違うエピソードが放り込まれていて
時々、えっ?と一瞬思うことがあった。
チマチマ重箱の隅をつつくのではなく、
タイトルのようにおおらかに朗らかに生きることができたらと思った。
1つの話は短いので、読みやすい。
感情が大きく揺さぶられることはなかったが、
微笑ましかったり、温かい気持ちになれたり。 -
なんか分かる気がするー!
と何度も思いながら読んだ。
後、イラストが可愛い。 -
猫と暮らす人間が読むと「わかるわぁ〜…!」が詰まっている本。
人間と理解し合うことはほぼ不可能に近いけど、猫とわかり合うことは、それよりかは何倍も可能性がある、と私は思う。
言葉というものがいかに無力かと思うし、名前のつけられない、だけど確実に存在している感情の多くを、彼らは本当に驚くほど的確に共有してくれる。
よく自由気まま、わがままと評されるけれど彼らはよーく人間のことを観察しているし、共に暮らす相手をとても心配するし、自分が何をすべきかを理解している。やるべきことは間違いなくやるし、やるべきでないことは絶対にやらない。それがわからんのは人間側に才能が無いだけの話だ。
この世に猫がいてくれてよかった。ほんとうに。 -
猫と暮らせることがどんなに幸せなことなのか、あらためて教えてくれる本。
猫を飼っている人は勿論、これから猫を飼おうとしている人にも是非読んで欲しい。
明日も「おはよう」と言えますように。
感謝を込めて、笑顔で。
忘れられないフレーズ -
猫エッセイは漫画も活字も大抵楽しく読むのだけど…何故だろうか、自分には合わなかった。
一章が見開き2ページと短いから?文章が淡々としすぎているから?筆者の飼い猫以外は猫目線の文章で綴られるから?
とにかくあまり共感もしなかったし、勉強にもならなかったし、飼い猫に対する愛情もあまり感じなかった。
挿絵も可愛いのだけど、章に関係ないトンチンカンな挿絵が多く、それだったらコウハイの写真1枚くらい載せせてもいいのになぁと思った。
猫関係の本で初めて途中で読むの辞めた。