革命のファンファーレ 現代のお金と広告

著者 :
  • 幻冬舎
4.11
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本棚登録 : 6514
感想 : 709
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031555

感想・レビュー・書評

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  • 図書館の貸出が、本の売り上げ減少に影響している言われる昨今。
    そんな中「図書館の貸出はむしろ書籍の売り上げにつながる」と主張し全国の公共図書館に著者自らが寄贈、というニュースをみて気になり、ありがたいとは思いつつ「だったら読んでやろうじゃない」と半ば好戦的に手に取ったキングコング西野のビジネス本です。

    まさかの感銘を受けてしまった。時代をつくるのはこういう人だ。カリスマ性っていうのかなぁ。
    資金繰り、広告宣伝、販売戦略、SNSの活用に至るまで、すべて彼自身の経験に基づいているのがすごい。 一見彼のとる行動は無鉄砲で突飛なのだが、革新的と認めざるを得ないだけの結果を実際に出してきているのだ。この本を読んでいる時点で私もまんまとその波に巻き込まれていた。
    クラウドファンディングに抱いていた印象もがらっと変わりました。
    そうした絵本の新しいビジネスモデルから、出版業界の実情と問題点にまで斬り込み、すでにいくつかの策略を打ち立てていておもしろかった。

    お金を稼ぐな。信用を稼げ。
    入り口でお金を取るな。マネタイズのタイミングを後ろにズラして、可能性を増やせ。
    既存の枠組みにとらわれ続けることで、どれだけの可能性と時間を無駄にしているか。
    覚悟を持った者だけが決定権を手にできる。覚悟。情報収集。圧倒的努力。
    結論、やるしかない。

    西野さん見直したし、悔しいけどちょっと格好いいわ。めちゃくちゃ嫌われてる理由も分かるし、ドヤりすぎてて鼻に付くけど、本人が好感度を一切気にしてないしそもそも同じ土俵で議論できないほど振り切れてる。
    読み終わったあと自分の体温が何度かあがっているような心持ちがした。
    ビジネス本というか自己啓発とか人生訓に近い。そう言うと本人は嫌がりそうですが。

  • 絵本「えんとつ町のプペル」を出版して以降、テレビやSNSでたびたび著者のことを目にしていた。新たに本著も売れ筋にランクインされ、気になったので手にしたところ、著者である西野亮廣氏は絵本や本が心底好きなんだなと見てとれた。

    内容について要約すると「えんとつ町のプペル」の絵本販売の成功体験を基にフリーミアムとインターネット・クラウドファンディングを活用した広告・販売戦略ということになる。クラウドファンディングを事前予約サイトとして活用し、信用と実力があればリスクを減らせるとある。

    絵本「えんとつ町のプペル」が無料公開された時Twitterで話題になっていたので、私も拝見したのだが、率直な感想として絵のクオリティーが高く、大人の私でも欲しいと思える程良い出来だった。著者の言葉で言えば、“作り方から創った”結果とのこと。ブクログユーザーでも絵本好きな方が多いので、ご存じな方も多いと思うが、通常絵本はストーリーからイラストまで1人で制作すること多いという。そこへ、分業制を持ち込んだのだが、1ページと2ページの背景制作は別のスタッフが担当し、キャラクターもデザインと背景に馴染ませる担当が別々という徹底振りである。文中に”映画のように”とあるが芸能界に精通していた著者だからこそ得た着想だったのだろう。

    また、著者の西野亮廣氏は人を活かすのが上手い。Amazonのレビュ一に、有名なイラストレーターさんのクレジットに名前が載っていて、西野氏本人が描いている訳ではないので評価できないとあったが、そんな実力のある人が協力してくれること自体が凄いのであって、本人が描く描かないは問題にならない。絵本が予想以上に売れたのでボーナスを出したとあり、そういう西野氏なので着いていく人がいるのだろう。

    そんな著者は「えんとつ町のプペル」を直接販売した様々な経験値を独特な物言い著書の中で述べているが、これが結構面白いし参考になる。代表的なものを挙げる。
    ・独演会を価格設定を下げ来場者をより多く集め、その後クラウドファンディングを実施。独演会で採算がとれなくても、その分クラウドファンディングで支援してもらう
    ・ニュースを出すな、ニュースになれ、ということで、「えんとつ町プペル」の無料公開。吉本と幻冬舎の社長にすら断りを入れてなかった
    ・絵本を正方形にした理由。いかにインスタグラムにアップしてもらうかを考えた
    ・名もなき男の子が読んで線を引いた本とソフトバンクの孫さんが読んで線を引いた本とでは価値が違う。新しいSNSプラットフォームのアイデアを披露

    今でもサイン本を朝4時に起きて1人で配送手配まで行っているという。喋りや文章の粗さとは裏腹に繊細で優しく、バカ正直なんだと思う。

    そして、ディズニーを倒すと明言している。
    日本から、そうした存在が現れたら、こんなにワクワクすることはない。
    是非応援したいと思う。

  • 1日で読み終えてしまいました。
    日々いろいろなことに挑戦し続け、常に人より先を読んで行動できる経営戦略が素晴らしいと思った。
    本を制作し売るためにクラウドファンディングを活用し、時代に即したアイディアを多く行っている。
    お金で信用は作れないが、信用はお金になる。
    絵本を完全に無料でネットで公開したが、その裏に多くの戦略を考え、自分が動かなくても自然と宣伝されるような仕組み作りをしている。
    最後に出て来たおとぎ出版の話や中古本を扱うしるし書店の話もとても面白い企画だと思った。
    少し鼻につく所もあるが、それが西野さんのスタイルっぽくてまたいいのかなと思う。
    これだけ大きいことを言っても、それだけの努力と結果が裏にあるからこそ読んでいて納得できた。

  • 面白かった。
    時々「ん?」て思うことはあったけど、論理の飛躍とか細かいこと気にしてたら、大きさ的にもスピード的にも、この方のような行動は出来ないのだろうなぁとも思った。

    他方で、とりあえずデカイことやってみる、とかではなく、行動の裏で緻密な計算をしっかりされているのがすごい。

    行動の連鎖。
    圧倒的努力。

    とても勉強になりました。

    • oléさん
      行動はできそうにもなるときも
      ありますよね。
      行動はできそうにもなるときも
      ありますよね。
      2017/12/11


  • 「夢と金」を読み終えたので西野さんの過去の本も改めて読んでみることに。
    まずは5年前産前にに読みたいなと思いつつも読まなかったこの本を選びました。

    5年前と自分の考え方も大きく変わったので、今この本を取って良かった。
    今だからこそ身に染みて今の時代には不可欠な考え方だと思えた。
    5年前だったら常に時代の先を進んでいく頭のキレる芸人さんもいるんだなと思うだけのただの流し読みだったのかも。
    それでも2017年10月にこの本が出版されるよりもっと前にこんな思考で行動を起こしていたことに脱帽するのは5年前も今もおそらく同じです。

    最後の「おわりに」の章より。
    「勘やセンスは統計学。勝負の決め手は体験の数。」
    「行動することに必要なのは勇気ではなく情報」
    体験すること、情報を集めること、行動すること。今の時代を生きていく必須の要素。

    紹介されていた藤原和博さんの本を読もう。
    しるし書店、おとぎ出版をのぞいてみよう。
    ここにもいろんな情報がありそうです。

    ◆メモ
    ・一万円札の原価は20円
    ・クラウドファンディングとは信用をお金化する為の装置
    ・嘘は感情でつくのではない。我々は環境によって嘘をつかされる。
    ・いじりといじめの境界線は言葉の強弱ではなく信頼関係の有無
    ・自分の意思を明確に表明する。
    ・嘘をつかなくてもいい環境を作ることが大切。
    ・老いていくことは衰えではない。成長だ。

  • とても読みやすく参考になりました。

    やっぱり「信用が1番❢」で、影響力(宣伝)を波及させていきましょー❕という内容の本でした。
     
    著者の作成した「えんとつ町のプペル」という絵本を例に、どのようにして売り込んだから成功したのかというノウハウが書かれていました。

    個人的には、えんとつ町のプペルという絵本は、とても奇麗な絵で、素敵な本なので売れた!だと思います(笑)

    色々とノウハウが書かれていますので、ぜひぜひ読んでみてください。

  • 実は、この本を読む前はキンコン西野さんが苦手でした。どういう人かも詳しくは知らなかったけど、なんとなくのテレビのイメージで。

    でも、この本がきっかけで西野さんのイメージが180度変わりました。

    いや、360度変わったかも笑

    西野さんは、よく炎上している印象でしたが、Amazonの評価を見てみると僕のような人も多いのでは?

    西野さんのことが好きな人はもっと好きになり、嫌いな人も好きになる。
    とにかく読みやすい本でした。

  • ただの芸人の本と思っていたら、大間違い。中身は現代のビジネスのやり方について書かれている。クラウドファンディングやフリーミアムなどの手法も実際に使用している。

    ・好感度と信用は別物。不味いものを美味しいと言えば、好感度は上がるが、信用は下がる。嘘をつくとすぐばれる。信用を蓄えろ。確かにキンコン西野は好きではないが、言いたいことを言っている人のこの本は面白そうだったから買ってしまった。

    ・決定権は覚悟だ。新人であろうと決定権はある。

    ・一歩踏み出せないのは勇気があるか無いかではない。情報量がないだけである。とりあえず調べて、情報量を増やせ。

    ・「最近の若者は・・・」というが、僕たちは生きている。スケールダウンしていく生物が生き残るわけがない。年下はアップデートされているという目で見た方がいい。

    ・「えんとつ街のプぺル」絵本の無料公開は、計算が尽くされた結果だった。絵本はネタバレして、良いものであるか確定してから購入する。また、絵本の価値は、webではなく物質の本であることが価値がある。

    ・フリーミアムによってマネタイズのタイミングを後ろにずらすことで、可能性が広がっていく。無料にすることでマーケットとの接点が増え、可能性が広がる。そして、無料公開の世界が進むほど、実力がばれる。いいものは売れ、ダメなものは実力がばれて淘汰される。

  • 面白い内容だけど、おんなじ話なんかいすんねん!!という構成で途中ちょっと飽きた

    物販する人はもちろん、なんの仕事に当てはめても今後のビジネスモデルについての考え方の参考にもなる

  • 面白かった、一気に読んだ。納得できるし、勢いがあるので気持ちよく煽られた。自分がどうするかはまだわからないけど、起爆剤として時々読み返したいと思った。

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著者プロフィール

1980年生まれ。芸人・絵本作家。99年、梶原雄太と「キングコング」を結成。人気絶頂の2005年に「テレビ出演をメインにした活動」から軸足を抜くことを決意。09年に『Dr.インクの星空キネマ』で絵本作家デビューを果たす。16年に発表した絵本『えんとつ町のプペル』は累計発行部数50万部超のベストセラーに。20年12月公開予定の映画『えんとつ町のプペル』では原作・脚本・制作総指揮を務める。現在、有料オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を主宰。会員数は7万人を突破、国内最大となっている。

「2020年 『ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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