- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344031593
感想・レビュー・書評
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コメディタッチで結構シリアスなテーマを扱っていると思う。登場人物の名前を見ただけで笑える。
医者の立場の本音もチラリ。「医者もこんな人たちだとやっていられない」というセンでいくのかと思いきや、最後に実はという話もあって、救われる。
ここまで露骨ではないとは思いますが、お互い人間だもの、相手の立場を考えることが必要ということかな。
これから病院にかかる人でなければ楽しめる本だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
白い巨塔のパスティーシュ?パロディというかコメディ版面白い巨塔、サブタイトルにもありますが、そのままですな。シニカルというかちょっとブラックでイギリスコメディ風ではある。素晴らしい書き手ではあるが、あんまりコメディに向いてないようにも感じられます。シコリのある笑いというか、面白いことは面白いんですが、キャラ設定に少々度が過ぎて気持ち悪い人ばかりなので魅力に乏しく読了後はすっきりしない。あと、オチも泣けるほどしょぼい。著者初期の作品のオリジナリティあふれる重さはどこへいってしまったのか。悪くはないですし、楽しくは読んだんですが、もうすこし底のぬけたのをエクスペクトしてしまいますねぇ。
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ストーリーが無かった。
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ミステリーとしてはそれほどでもないけど、登場人物のキャラ設定が面白かった。医者あるある、たくさんあったよ。
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天下に名だたる天都大学医学部付属病院の院長が謎の死を遂げる。新院長を決めるべく選挙へ4人の副院長が立候補するも、互いに罵り合うのみ。院長殺しの犯人は?、新院長は?
医療サスペンスではなく、シニカルに描くブラックコメディ。ここまでひどくはないものの、きっと医者の中にもヒエラルキーが存在するのだろう。 -
大学病院の院長が急死した事により、次期病院長選挙に向けた準備が始まる。4人の立候補者は、臓器のヒエラルキーや、他科への罵詈雑言など、病院内でのドロドロとした関係、コメディカルによる病院の実情などを本音でライターに語るなど、ドロドロした権力争いの構図、昨今の医療崩壊、診療科のカースト、地位が高くても人間性に問題があるのを感じさせる。医者も人間だし、仕方がない部分もあるが、立候補者の悪行が暴かれた時は、人間性に難があると思い、近所の病院の医者が信頼できる医者なのでそのイメージ像とかけ離れたものだと痛感した。
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大学病院の院長選挙を面白おかしく描きながら、もしかして現実にも?と思わせる話の連続で、ただ面白かったでは終われないシュールさが上手い。
第6章コメディカルは、特に興味深い章でした。 -
大学病院の世界を面白おかしくまとめてるところは良いが、ちょっとドタバタが過ぎるのと最後がなんとも呆気ない。あまり深く考えず、娯楽作として読むとなかなか楽しめるかもしれません
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おふざけが過ぎた感じの本だった。
まぁ、そうだろうな、とは思ったけど。