生きていくあなたへ 105歳 どうしても遺したかった言葉

著者 : 日野原重明
  • 幻冬舎 (2017年9月27日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031722

生きていくあなたへ 105歳 どうしても遺したかった言葉の感想・レビュー・書評

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  • 「人間は弱い。死ぬのは僕もこわいです。」105歳の医師、日野原重明氏が、死の直前まで語った、希望と感謝の対話20時間越。最後の力を振り絞り伝えたかった言葉とは。生涯現役、渾身最期の一冊。 「死ぬのは僕でも怖いんだよ。」だからこそ、朝起きて自分が生きていることが、心から嬉しい。105歳になっても尚、僕にはまだ自分でも知らない未知の自分がたくさんあると感じているのです。 今、最後の力を振り絞って私がしたいのは、あなたとの対話です。人生の中で、いつも私と共にあったのは言葉でした。 私が言葉によって支えられてきたように、迷い傷ついたあなたへ、私の最期の言葉を伝えたいのです。(本書より抜粋) 2017年7月18日この世を去られた日野原重明さん。2016年年末からはじまった本書のインタビューは、亡くなる直前まで、時にはベッドに横たわりながら20時間以上行われました。言葉を軸にしながら、死と生、病と健康、出会いと別れ等々、人生の深淵について語ります。 【本書の内容】 第1章 死は命の終わりではない 第2章 愛すること 第3章 ゆるすことは難しい 第4章 大切なことはすぐにはわからない 第5章 未知なる自分との出会い

  • 日野原先生と言えば、100歳を超えても現役医師であり続けていた方で有名である。
    ハイジャック事件やサリン事件などのエピソードも有名であり、日本のノーベル受賞者が、テレビで推薦していた本なので読んでみた。

    人が生きるとは、使命とは、色々考えさえられることが多かった。
    心に響くことがたくさんあったが、「目に見えるものより、見えないものにこそ大事なものがある」という意味の言葉が今の自分に一番必要なことのように思えた。
    言葉の意味を本当に理解でき、実現するのには、まだまだ自分の俯瞰が足りていないが、その入り口に、立たせてもらったような気がする。

    本自体は読みやすく、ざっと読むことができるが、先生の真の言葉の意味を深く考えていくことで、これからの自分の人生をもっと豊かにすることができるのではないかと思う。長生きすることに意味があるのではなく、自分が与えられた使命を全うすることに意味がある。その使命がなんたるかを、自分とは何者であるのかを、読んだ後に考えてしまう1冊である。

  • 聖路加の日野原先生の遺作は、インタビューを書き起こす形で行われた。
    自身の経験、医師としての経験から、多くの苦難、死と向き合って行きてこられた先生。それでも死ぬのは怖いですよと、さらっと書き残す。

    奥様を亡くされ、多くの別れを経験してきた105歳の先生から、生と死はセットで誰もがその運命から逃れることはできないとか、先生のお好きだった「星の王子様」を引かれて「悲しみはいつかは和らぐよ。いつかその悲しい気持ちが和らいだら、僕と出会ってよかったって思うよ」と言われると、いつかそんな日が来るのかもしれないなと、ほのかに希望を抱くことができる。

    そんな、愛を貫かれ、生を全うされた先生の言葉の数々。
    自分に何か迷いがあるとき、落ち込んだ時など、開くことができるように手元に置きたい一冊になりました。

  • 「人間というものは、苦難にあわなければなかなか目が覚めない。」
    毎日を楽しく過ごしたいってよく言うけど、果たしてそれは本当か。苦しさや困難があるからこそ今がもっと輝くこともあるのだと共感できた。

  • お亡くなりになってから日野原先生に関心を持ちました。
    信念を持っている人は強い。
    自分はここまでだ、と決めつけてはいけませんね。

  • 生きておられる時から、何て素晴らしいお方だと思っていたけど、遺された言葉を読んだら尚のことその稀有な存在感がわかった。キープオンゴーイング!

  • 全体的に宗教にからんだ説教にちかい。日野原先生の過去の話は驚いた。本の最後に編集していない日野原先生の言葉があるが、そこが良かった。

  • この本を知った時すぐに読んでみたいと思いました。
    そして、一気に読みました。
    一言一言が心に染みるようでした。
    この本は迷った時や何か行動起こしたいときなど、読み返したら良い本だと思います。

    日野原重明先生が100歳になられる少し前に講演会でお話を聞く機会がありました。
    1時間以上立ったまま大きく手を振りながらエネルギッシュに話される様子を拝見して、感動したのを覚えています。

  • 命とは使える時間

  • 私みたいな清くない心の持ち主が読むには、日野原先生のお言葉はあまりにも清く透明すぎた。だから神とか、愛とか、全てが腹落ちしたかというと、やはりそうはいかないのだけとれども、というか失礼ながら中盤まで、斜に構えて読んでいたのだけれども。でも、先生はそんなひねた私にもどうやら一つのメッセージをくださったようなのです。
    先生は本書の中で「ゆるす」について「許す」でも「赦す」でもなく「恕す」という漢字に本質的な意味を感じると語られています。
    それはかつて若かりし頃、まだ多少の純粋さを持ち合わせていた自分が、感銘を受けた一節に使われていた漢字。
    其れ恕か。己の欲せざる所、人に施すこと勿(な)かれ。
    かの賢人の有名すぎる言葉なのだけれど、この「恕」に人として大切なことが集約されているよなぁ、なんて当時の自分も思ったわけでして。
    まさか先生の著書の中で再び出会うとは思いもよらず。
    これはもう、「初心に帰りなさい。」
    先生がそう仰ってるに違いない。
    というわけで、この一冊が、今年一年の締めくくりに相応しいエンカウンター(出会い)となりました。
    追記
    死ぬことが恐ろしい、と先生が仰ったことについて深く考えた。
    初め読んだ時には、私には、全てに達観してらっしゃる先生らしからぬ言葉だなと違和感を持ったのだけれども、
    死に対して人間が本来持つ感情って、やはり「恐ろしい」とか「怖い」が正しいあり方なんだよなと、ふと。
    実は生と死の境界線なんて、意外と曖昧で、むしろ簡単に飛び越えられるものだったりして、それは若いと尚更、命の重みなんて感じる経験が少ないから、尚更簡単に自ら命を絶ってしまう子達が少なくない数いて、でも先生は105歳まで現役で命の重みってやつに真剣に対峙してきた。
    だからこその畏怖の念、命に対するリスペクトなのだなぁと。医師という職業に就かれれば、ともすれば「死」に慣れてしまってもおかしくないのに。人に対しても、命に対しても、全てに対して軽んじることのない態度を貫かれているのだなぁと。今考えてみるとやはり先生らしい言葉だと思う。

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