モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎
3.78
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本棚登録 : 453
レビュー : 45
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031821

感想・レビュー・書評

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  • おそらくタイトルは少しミスリーディングで、なぜならこれは若者分析/若者論の本ではない。著者も自分であとがきで書いているように、どちらかというと人生の先輩としての若者への指南書であり、そして若者とより経験を積んでいる世代がコラボをするにはどんな価値観を共有していればいいのか、を考えた、個人の人格とチーム能力の向上を目指す本のように私は思える。

    前の二作がインターネットビジネスモデルの解説だったのに対し、この本は著者の生き方の解説だ。出る杭は打たれるし、「僕の生き方をまねよ」なんていうと批判も多くそのうち炎上しそうなのだが、それでも多くの人が著者のような自由で好きを極める生き方を理想とし、炎上を恐れずにそういった人びとに理想と方法論を授け続ける勇気を称賛したい。

    生まれたころから何もかもが揃っていたので、
    金や物や地位などのために頑張ることができません。
    という分析が私はなかなか好きだったので、欲を言えばそこをもう少し掘り下げて、社会学者じゃなくて、ビジネスの第一線で活躍する著者が徹底的に考え抜いた若者分析論も読んでみたい。

  • 「オススメ」
    20代前半がメインで買うんだろーけど、個人的には35以降の管理職の方にこそ読んでいただきたい。
    「最近の若者は〜」の最近の若者とはなにを考えているのか、なぜそう考えるのかということがスッと入って来る気がする

    「学び」
    ・今の若者は”乾けない世代”。この本は良くも悪くもこの表現に尽きるなと。笑
    満たされてきたからこそ、満たされないことへのモチベーションをあまり知らない。所有欲<所属欲ってイメージ。
    ・ただ「ゆとり世代は〜」を読んだ後だと別の見え方がして来るのも事実。今の時代にウケそうだなーと思うのと同時に、著者のようには振り切ってやりきれない人はどうなるんだろうなーと。

  • kindle版で一読し良すぎたので、紙の本を買って再読しました。
    すごすぎます、それに尽きる。
    全世代の人間が読むべきだと思います。

  • 僕がすごく好きな言葉で、任天堂の故・岩田聡元社長の「"労力の割に周りが認めてくれること"が、きっとあなたに向いていること。それが"自分の強み"を見つける分かりやすい方法だ」という名言があります。自分が楽にできてしまうことは、本人にとって当たり前すぎて価値を感じないために、なかなか気づけないものです。no.501

    【VUGAの時代】no.619
    Volatility(変動が大きく)
    Uncertainty(不確実で)
    Complexity(複雑に絡み合い)
    Ambiguity(曖昧)

  • 「ないものがない」時代に生きる「乾けない世代」つまり若者は、「達成」「快楽」よりも「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」に意味を置く世代だと著者は述べている。
    そして「ないものがない」現代ではより新しい切り口や、モノの見方を変えることが必要とされており、自らの「好き」を追及していくことで新しい価値が生まれるとのこと。
    私自身「達成」や「快楽」にやる気を見出せない人間なので、筆者の意見にひたすら頷きながら読み進めていた。
    いつの時代も若者は上の世代から理解されないことが多いが、若者は一番時代の変化に敏感で、その時代時代にあった価値観に変化していっているのではないかと思う。
    実際に「好き」を仕事にするのはそんなに簡単なことではないけれども、「好き」なものを仕事にできるように少し頑張ってみようかと思えるようになった。

  • この本を読んだことがきっかけで、自分が今の仕事をなぜ始めたのか、その原体験を探る分析をしてみた。そうすると、自分の昔から好きだったこと、得意だったことが可視化されてそれが今の仕事にうまく作用していることに気付く。
    原体験て、仕事をする上でのブレない軸にもなる。やってよかった。

    そして乾けない世代と、それより上の世代の違いを明確に理解できたことは大きい。
    これから上の世代の方と話す時に、「なんで通じないんだ」っていう小さなストレスが無くなりそう。

    幻冬社の箕輪さんほんとすごい。
    読めてよかった本。

  • テーマがグラグラしている感はあるが読みやすい。前半後半で内容が違う。後半のほうが付箋多かったかな。稼ぐために働きたくない世代の解体書、ではない。

  • 前から気になってた尾原さんの本をはじめて読みました。
    乾けない世代について、いわゆるミレニアル世代といわれるあたりに対してどう理解すべきか、またこの曖昧で変化が大きい世界に対して著者の視点から何をやっていけばよいかを、わかりやすく表明している一冊です。
    決して不安を煽るような書き方ではなく、わかりやすく読みやすい文章だとおもい、40歳以上の人にはオススメだとおもいます。

  • ストレングスファインダー
    VUCA
    4P project,peer,passion,play

  • 働く事に対するモチベーションの形が変わろうとしている。最近の世代は、生まれた頃から必要なものが揃っているから、金や出世のためには頑張らないというのだ。それよりも働く意味合いや好きな人間との付き合いを重視する。実感として確かにそうだと感じるが、理由が何とも浅い。生まれた頃から必要なものが揃っていた世代は、最近の世代というよりも、もっと古い。彼が対象として挙げるゆとりやさとりや、という世代より、著者自身のバブル世代の方が、この条件には該当するだろう。著書を読み始めるに、先ず、この出だしを受け止める事が必要だ。

    何を期待して読んだか。モチベーション革命と題するくらいだから、その辺の変遷を知りたかったわけだが、それよりも、恐らく著者の得意分野なのだろうAIやIT化が進んだ後の働き方の変化についての内容が面白い。既に医療分野では、診察結果をデータ蓄積する事により、AIによる診察も検討されている。タクシー会社のニーズマッチングも進み、ここに自動運転も加われば究極の無人化が実現するのだろう。そんな社会での人間の役割とは?まして、モチベーションとは?

    若い世代の使うフェイスブックなどのSNSにも触れられる。こうしたツールが若者に与える影響は大きい。こうしたツールを見ると、若い世代のモチベーションは、帰属や承認にある事が分かるが、これは著者のいう、モチベーションが移り変わっているというよりも、単に承認してもらう相手が会社から社会に広がり、会社の中だけで生きた世代から変わってきた事を示しはしないか。つまり、既に満たされたからモチベーションが変わったという仮説ではなく、承認欲求の相手が多様化されたために、閉鎖的な会社内の価値観に依存しなくなった、が正解だろう。

    こうした事を考えさせられた。では、AI社会では。人はAIの仕事の是非を判断はしても、言葉で評価する必要はない。逆はもっとシビアでAIが人間を評価しないし、仮にそのような薄気味悪い状態になったとして、AIに「いいね」と言ってもらう人間はどんな気持ちか。AIを組み込んだ前後の工程における人間の仕事は、今よりもっとモチベーションが変わるだろう。その事も考えなければなるまい。

    著書の後半は自己啓発。ハッとするような名言の宝庫であり、それだけ読んでいても面白い。例えば、ライブ動画ストリーミングプラットフォームSHOWROOMの代表取締役は、人から応援をたくさん受ける人の特徴は、コツコツやること、との事。学問書ではなく、まして哲学書でもなく、単に名言を散りばめた、ブログのような本である。

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プロフィール

1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタートし、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、グーグルなどの事業企画、投資、新規事業に従事。現職は11職目になる。米国西海岸カウンターカルチャー事情にも詳しい。

「2014年 『静かなる革命へのブループリント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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