モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎
3.76
  • (23)
  • (45)
  • (37)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 497
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031821

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • おそらくタイトルは少しミスリーディングで、なぜならこれは若者分析/若者論の本ではない。著者も自分であとがきで書いているように、どちらかというと人生の先輩としての若者への指南書であり、そして若者とより経験を積んでいる世代がコラボをするにはどんな価値観を共有していればいいのか、を考えた、個人の人格とチーム能力の向上を目指す本のように私は思える。

    前の二作がインターネットビジネスモデルの解説だったのに対し、この本は著者の生き方の解説だ。出る杭は打たれるし、「僕の生き方をまねよ」なんていうと批判も多くそのうち炎上しそうなのだが、それでも多くの人が著者のような自由で好きを極める生き方を理想とし、炎上を恐れずにそういった人びとに理想と方法論を授け続ける勇気を称賛したい。

    生まれたころから何もかもが揃っていたので、
    金や物や地位などのために頑張ることができません。
    という分析が私はなかなか好きだったので、欲を言えばそこをもう少し掘り下げて、社会学者じゃなくて、ビジネスの第一線で活躍する著者が徹底的に考え抜いた若者分析論も読んでみたい。

  • 「オススメ」
    20代前半がメインで買うんだろーけど、個人的には35以降の管理職の方にこそ読んでいただきたい。
    「最近の若者は〜」の最近の若者とはなにを考えているのか、なぜそう考えるのかということがスッと入って来る気がする

    「学び」
    ・今の若者は”乾けない世代”。この本は良くも悪くもこの表現に尽きるなと。笑
    満たされてきたからこそ、満たされないことへのモチベーションをあまり知らない。所有欲<所属欲ってイメージ。
    ・ただ「ゆとり世代は〜」を読んだ後だと別の見え方がして来るのも事実。今の時代にウケそうだなーと思うのと同時に、著者のようには振り切ってやりきれない人はどうなるんだろうなーと。

  • kindle版で一読し良すぎたので、紙の本を買って再読しました。
    すごすぎます、それに尽きる。
    全世代の人間が読むべきだと思います。

  • 僕がすごく好きな言葉で、任天堂の故・岩田聡元社長の「"労力の割に周りが認めてくれること"が、きっとあなたに向いていること。それが"自分の強み"を見つける分かりやすい方法だ」という名言があります。自分が楽にできてしまうことは、本人にとって当たり前すぎて価値を感じないために、なかなか気づけないものです。no.501

    【VUGAの時代】no.619
    Volatility(変動が大きく)
    Uncertainty(不確実で)
    Complexity(複雑に絡み合い)
    Ambiguity(曖昧)

  • 「ないものがない」時代に生きる「乾けない世代」つまり若者は、「達成」「快楽」よりも「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」に意味を置く世代だと著者は述べている。
    そして「ないものがない」現代ではより新しい切り口や、モノの見方を変えることが必要とされており、自らの「好き」を追及していくことで新しい価値が生まれるとのこと。
    私自身「達成」や「快楽」にやる気を見出せない人間なので、筆者の意見にひたすら頷きながら読み進めていた。
    いつの時代も若者は上の世代から理解されないことが多いが、若者は一番時代の変化に敏感で、その時代時代にあった価値観に変化していっているのではないかと思う。
    実際に「好き」を仕事にするのはそんなに簡単なことではないけれども、「好き」なものを仕事にできるように少し頑張ってみようかと思えるようになった。

  • この本を読んだことがきっかけで、自分が今の仕事をなぜ始めたのか、その原体験を探る分析をしてみた。そうすると、自分の昔から好きだったこと、得意だったことが可視化されてそれが今の仕事にうまく作用していることに気付く。
    原体験て、仕事をする上でのブレない軸にもなる。やってよかった。

    そして乾けない世代と、それより上の世代の違いを明確に理解できたことは大きい。
    これから上の世代の方と話す時に、「なんで通じないんだ」っていう小さなストレスが無くなりそう。

    幻冬社の箕輪さんほんとすごい。
    読めてよかった本。

  • テーマがグラグラしている感はあるが読みやすい。前半後半で内容が違う。後半のほうが付箋多かったかな。稼ぐために働きたくない世代の解体書、ではない。

  • 前から気になってた尾原さんの本をはじめて読みました。
    乾けない世代について、いわゆるミレニアル世代といわれるあたりに対してどう理解すべきか、またこの曖昧で変化が大きい世界に対して著者の視点から何をやっていけばよいかを、わかりやすく表明している一冊です。
    決して不安を煽るような書き方ではなく、わかりやすく読みやすい文章だとおもい、40歳以上の人にはオススメだとおもいます。

  • モチベーション革命

    今の30以下、生まれた時から物が溢れている「乾けない世代」の生き方は、好きをとことん突き詰めるというもの。とてもわかりやすく共感しやすい。
    どちらかというと上の世代に、これからの世界を作っていく世代の価値観、そして今後の会社運営の仕方を再考するために読んでほしい本。

    ◯モチベーションの変化
    ・戦後を開け上がった世代は豊かさを求め、「身体的・心理的・社会的な快楽」を味わうことが幸福の形
    ・生まれた時から何でもある30代以下の世代は「自分が頑張る意味合い、自分が好きな人間関係、トコトン没頭」を重視する"乾けない世代"

    ◯乾けない世代とは
    ・やりたいことがない人にとってこれからの時代は生き辛い。好きなことで楽しそうに仕事している人の元に自然とお金も人も集まる時代になっている
    ・これをやれば成功するという黄金律が無い時代だからこそ、自分にしかできないことを突き詰め、楽しみをお金に変えて行く乾けない世代は強い

    ◯偏愛こそが人間の価値
    ・これがあると今よりちょっと便利、人よりカッコつけられる、という潜在的な欲求を探し当て、体験をプロデュースできるかにビジネスの焦点が当てられている。アイデアからインサイト(新しい視点)へ
    ・インサイトを得るためには外部からの刺激が必要。オフィスのデスクワークからは生まれない。
    ・仕事が楽しくて公私混同になる"ライフワークバランス"の時代へ。
    ・仕事の普遍原則は、感謝されること(有り難い)。人は自分ではできないこと、短時間でやってくれることにお金を払う。

    ◯強みを生かすチーム
    VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)な時代の戦い方は、最前線での気づきをすぐ形にできる体制を整えること。異なる強みを持つ人を集めたチームとする。
    人は理解の範疇を越える者に恐れを抱くが、違いこそが価値と。価値=差異×理解(羽根拓也)。理解を広げるために、ストレングスファインダーや偏愛マップ、自分のトリセツ等を活用する。なぜなら、人は言葉に落とし込むことで相手を理解するから。

    ◯信頼社会
    自分に出来ないことを明示し、得意なところを専念する。お互いを信じて頼り切る社会。
    ここで大事なのは信頼関係の構築と情報公開(例,Google)
    生産性の高いチームには「お互いの気遣い、配慮や共感」があり、心理的安全性が満ちている。
    これを見極める質問は「あなたのマネージャーはあなたのことを、"人"として見てくれているか?」
    他人へ迷惑をかけてしまったら、その分ありがとうという言われる行動をしたり、ごめんなさいには、お互い様と言えるようなおおらかさを持つ。

    ◯やりたいことを共有するマネジメント
    マネジメントのポイントは①全員がやりたいこと②世の中のためやるべきこと③個人がやりたいことを把握し、すり合わせること。
    リーダーが「なぜやるのか」を強烈に提示する。その上でメンバーのなぜがあまりにも一致しない場合は、ここでは活躍出来ないことをしっかり説明し、退場頂く、需要と供給のミスマッチ

    ◯著者: 尾原和啓の強み形成
    会議でリアルタイムで議事録を作成。会議終了と同時に議事録を渡すと、喜ばれ重宝されるようになった。
    会議や食事会の度、進んで議事録を取るようにすると、会議や食事会にどんどん呼ばれるようになった。
    次第に議論の飛躍や会話の煮詰まりの原因が分かるようになり、ファシリテート力が上がって行った。
    誰だって最初にできることは小さいが、夢中で続けると誰もが認める価値になる。

    https://www.amazon.co.jp/dp/4344031822/ref=cm_sw_r_cp_awdb_wE94zb3BR5JCD

  • 働くことに対するモチベーションの変化を読み取ることができた。
    なにもなかった時代。乾けない時代と乾いていた時代では、働くことに対するモチベーションが違う。
    働くことは、お金を稼ぐことであり、地位を獲得すること。このようなマインドセットは、考えはあるがこれからは違う。これまで人がやっていた作業は、AIが代替することになるだろう。そうなると、ますますモチベーションの変化が大切になる。
    これからは、乾いているところ(自分の好きなこと)をいかにビジネスにしていくかが大切。

全48件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタートし、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、グーグルなどの事業企画、投資、新規事業に従事。現職は11職目になる。米国西海岸カウンターカルチャー事情にも詳しい。

「2014年 『静かなる革命へのブループリント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)のその他の作品

尾原和啓の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐々木 圭一
村田 沙耶香
フィル・ナイト
エリック・リース
ベン・ホロウィッ...
佐藤 雅彦
恩田 陸
有効な右矢印 無効な右矢印

モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)に関連する談話室の質問

モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)を本棚に登録しているひと

ツイートする