あなたをぐんぐんしあわせに導く 運命の脚本の書きかえ方

  • 幻冬舎 (2017年10月12日発売)
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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784344031913

感想・レビュー・書評

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  • 自分が幸せになってはじめて周りを幸せにできるという言葉は、よく耳にするが、そのことを心から理解したのは、自分自身が結婚した時でした。当時、ギクシャクした人間関係に陥っていた人もみんな笑顔で祝福してくれて、本当に言葉通りであることを実感したものです。そのようなことを思い出したり、本に書いてあるエピソードから、自分自身の心の癖を分析したりする時間がとれる本でした。

  • 幸せになりたいと願い、もがき苦しみながら努力する人たちがなぜ、
    幸せになれないのか。

    せっかくうまくいきそうになると、いつも大きなミスをしたり、邪魔が入ったりして、逃してしまうのはなぜか。

    人は知らず知らずに「運命の脚本に沿って」生きてしまっているからだと著者は言う。

    本書では、「運命の脚本」を書き換え、幸せになるための方法を教えてくれる。

    本書の魅力は、言葉選びがうまいことだと思う。
    簡潔だが、力のある言葉がダイレクトにこちらに向かってくる。

    以下本書の内容。
    ーーーーーーーーーーーー


    ◆1.本当の自分の望みを見つけること

    自分の魂は絶対に騙せない、と著者は言う
    自分の幸せを偽ったまま、世間の幸せに合わせても、満足するはずもない。

    そして、自分がまず助からないと、人を助けることはできない。
    本書で挙げられている飛行機の緊急アナウンスの話はわかりやすい。

    ちなみに、左脳で思考2000バイト、右脳で思考1000万バイトの容量を使うという。
    なので右脳の潜在意識を使って考えるとよりよいアイデアが浮かぶ可能性は高い!


    ◆2.間違った脚本のもとを探す

    人生の脚本は「人生はこういうもの、こう生きなきゃ」という考えに基づいて作られる。

    自分が、何を恥ずかしいと思っているのか、何を恐れているのかを知れば、
    運命の脚本はいつだって書き換えられる。


    ただし、書き換えられる本と書き換えられない本があることを知っておく必要がある。

    人生は「宿命」と「運命」の2冊の脚本からなる。

    宿命・・・身体能力や人種など帰れないもの
    運命・・・どううごくかの選択

    宿命は変えることができないが、運命は変えることができる。

    運命の脚本を書き換えるためには、宿命と向き合い、受け入れたうえでゴールを決めることが大切だ。


    ◆3.運命の脚本の書き換え方

    禁止令を取り払え。
    禁止令は恐れるものを逆に引き寄せてしまう。

    禁止令の撤廃のためには、「それをすると、誰が困り、何が起こるのか」をはっきりさせるのがおすすめだ。

    そうすると、案外大したことないとわかる。

    口癖にも要注意しよう。

    ・みんな○○している
    ・普通○○だよね
    ・○○さんが言ってた

    こういうのは、自分の判断の責任を取りたくない心の表れであまりよくない。
    ポジティブで主体的な表現を心がけよう。

    「大切なのはときおりするようなことでなく、いつもしていることだ」(アンソニーロビンス)


    ーーーーーーーーー

    本書では、40歳の時に両目の視力を失いつつも、その宿命を受け入れ、運命の脚本の書き換えることに成功した著者のおばあちゃんの話がたびたび引用される。

    そのほかにも、過去のトラウマを受け入れ、人生の脚本を書き換えた3人の例が挙げられており、実際にどのように脚本を書き換えればよいのかを学ぶことができるのはありがたい。

    結婚には「プロジェクト型結婚とツインソウル型結婚」があるという『ツインソウル』も面白かった。

    最後に繰り返しになるが、本書は本当に表現がうまいと思った。

    例えば『タイトルの運命の脚本の書きかえ方』は本当に絶妙だと思う。

    「人生を好転させる」とかだと途方もない話に思えるが、「人生の脚本を書きかえる」ならなんかちょっと自分にもできそうと思えてしまうから不思議だ。

    しかも、言葉には適度な重みが残っている。

    著者の言葉選びのセンスをもっと学びたいと本書を読んで思いました。
    今後の三宅マリさんの著作も楽しみにしています。

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著者プロフィール

三宅マリ(インサイドリーディング セラピスト/株式会社 GTM 代表)
日露戦争当時の海軍大臣として日本軍を勝利に導き、その後、政治家として日本を近代国家として築き上げた、第16・22代内閣総理大臣山本権兵衛の玄孫(やしゃご)。
権兵衛の初孫である、マリの祖母・輝は、40歳にして突如、失明という苦難を乗り越えるなかで、“目に見えない偉大な存在"を確信し、その半生を福祉活動や青少年育成に捧げた。
幼い頃から祖母に学び「生きるとは何か」「自分とは何か」と、人間の本質に興味を抱き、10代より全日本カウンセリング協会議会理事、六浦基氏に師事。
その後、社会生活や子育てなどを通して得た、体験的な学びを、心理学知識で裏付けた独自の視点で、エッセイの執筆や講演活動を行う。
著書に「あなたをぐんぐんしあわせに導く 運命の脚本の書きかえ方」(幻冬舎)がある。

「2020年 『かんながらたまちはえませ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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