キラキラ共和国

著者 :
  • 幻冬舎
4.03
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本棚登録 : 1540
レビュー : 201
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031937

感想・レビュー・書評

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  • 大好きなツバキ文具店の続編です。

    待ちかねていました!
    前回と同じく、ゆっくりと日常が重ねられていくところが素敵でした。
    この作品のテーマなのか、それとも、他の小川糸さんの作品でもそうなのかはわかりませんが、亡くなった人との関係が変わっていく描写がじんわりと胸に沁みます。
    死んだ人が生き続けることを、優しく教えてくれるお話。
    文房具の使い方や料理の作り方、お祭り、生活の美しさや素晴らしさが不思議と伝わってくる。
    そして、代書屋としてのお仕事もまた切ない依頼が多くて、さらさら流れていく一つ一つのエピソードが愛おしい。

    前作突然結婚したポッポちゃんが、ミツローさんとQ Pちゃん、そして美雪さんと家族になっていく姿が優しく淡く描かれています。

  • 図書館で借りたもの。

    ポッポちゃんは、QPちゃんの父・ミツローさんと結婚し、新生・モリカゲ家の誕生!
    男爵とパンティーにも赤ちゃんができた。
    今回はモリカゲ家がだんだん家族になっていく様子がメインだったな。

    鎌倉の描写が素敵で、ツバキ文具店もミツローさんのカフェも実際にあるかのよう。
    鎌倉に行ってベルグフェルドのパンももう一度食べたいな。

    ポッポちゃんが義〇〇の皆と別れるのが辛いっていう気持ちが全く分からずw
    私の性根が悪いからなんだけど~

    また続編がありそうだね。
    男爵やレディ・ババのその後が気になる~

  • 前作ツバキ文具店の続き。
    本当にこのシリーズは心からポカポカするあったか〜いお話だ。
    毎日を慎ましくそれでもしっかりと生きるとはどう言うことなのかを教えてくれる。
    キラキラのおまじない。
    幸せの見つけ方。
    家族へのなり方。
    人生でとっても大事な事をほんわりと、説教くさくなくほんわりと見せてくれるのがいい。
    そして前作もだったけど、読み終えると誰かに手紙が書きたくて堪らなくなる。
    この電子化の世の中に居て、
    あー、誰かと文通したい!
    と心から思わせてくれるこの本はやっぱり素敵だ。

  • 『ツバキ文具店』の続編ですかね。登場人物のその後が、緩やかに語られています。最後まで読みましたが、これはまだ続くのかなって感じです。亡くなった方への思い、ぽっぽさんの心、よく表現されてました。ただ、『ツバキ〜』の方で終わらせてもよかったのでは。『キラキラ〜』は最初が特に鎌倉案内のような感じがしたし(『ツバキ』がどうだったかもう忘れたけど)、小川さん独特の空気感がうまく出せてなかったのよね、私が感じなくなっただけかもしれないけど。ただ、目をつぶってキラキラっていうのは、真似したくなるね。

  • 続編でると思わなかった。
    はじめふわふわしてて、なんだかなと思いながら読んでたけど途中からすごく面白くなった。
    富士額さんの話で目から鱗の気分。
    振り返って過去の暗さに目眩がする、というような表現があって、わたしは真逆だなと思った。
    うしろには美しい思い出があるけど、前方には奈落しか見えない。
    最近書いた手紙のことを思い、また悲しくなった。

  • 糸さんの本は、読み始めはなぜか気恥ずかしい。
    「キラキラ共和国」という名前から、ポッポちゃん、バーバラ夫人、パンティ、男爵、QPちゃん・・・
    なのに、読みすすめるうちにどっぷりとはまりこみ、物語の中に私まで迷い込んだ気分になってしまう。
    気づけば頭の中は、鎌倉でいっぱい。
    はっきりした世界観を持っている人は、強いなあ。

    目が見えない少年「多果比古」くん、亡くなった夫を許せないままの「葉子さん」、離婚希望の「Jクレオパトラ」と別れたくない夫「半リチャードギア」、半ひきこもりの「ヤドカリ」さん、友人に貸したお金のことを言い出せない「マダムカルピス」、生後八日で亡くなった赤ちゃんの喪中葉書を頼みに来た夫婦、川端康成を愛する富士額さん、癌が見つかった男爵からの申し出、・・・
    代書屋としての話はどれもこれも心に響く。
    そしてミツロウさんの両親や姉その子供の雷音(らいおん)くんたちと関わりのあたたかさ。
    最後にミツロウさんの亡くなった妻、美雪さんへの手紙に綴られる鳩子の思いがせつない。

    ちなみに、糸さんの本以外に、私が恥ずかしくなるのは、森高千里の歌と太宰治。恥ずかしいのに惹かれる。

  • 『ツバキ文具店』の続編。
    生きていく中で避けては通れない別れのつらさ、自分の人生に誰かがいてくれることのありがたさ、年を重ねて立場が変わったことで見えてくること……。
    そんなことを改めて考えさせられた。
    名声もないし高給取りでもない私の人生はほんとうにちっぽけだけど、もし私の存在で誰かの心を満たすことができているのならそれでいいじゃないか。

    男爵の今後が心配なので次を読みたい気もするけれど、でも、続編はいらなかった気もする。デジタル化した世の中で、丁寧に筆記具と紙を選びながらあえて直筆で手紙をしたためることの良さを感じさせてくれた前作でおしまいにしてよかったような?

  • 前作同様癒された〜
    結婚に対する考え方がいいな〜と思った。
    自然と心からこういう風に考えられる主人公の鳩子ちゃんは幸せだろうし、周りのみんなも幸せになれるんだろうな。
    続編読みたい!
    QPちゃんがどんな女性に成長するかも見たい!

  • ツバキ文具店の続編。
    家族を持って母親となったポッポちゃん。
    代書屋さんの仕事も大切にしながら家族の繋がりを深めていく。
    娘になったQPちゃんも可愛く、亡くなったQPちゃんのお母さんにも思いを寄せる。
    親戚もご近所の人たちも暖かく、今回も心がほっこりした。
    今度はレディ・ババさんとの続編が読みたい。

  • 続編が読めるなんて嬉しい!
    前作に続き、鎌倉の実在するお店が多数出てきてとても良い。
    鳩子とQPちゃんの距離感がとても心地よく、ほのぼのする。
    ただレディ・ババの登場は必要だったのかと少しだけ疑問。

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プロフィール

小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ、山形県出身の小説家であり、作詞家・翻訳家でもある。作詞家の際の名義は、春嵐(しゅんらん)を使用。
2007年に初の絵本を上梓し、さらに翌2008年に小説『食堂かたつむり』を発表。同作は第1回ポプラ社小説大賞に応募し、最終選考にも残らなかった作品だったが、目に留めた編集者によって刊行され、ベストセラーとなり映画化された。同作は、2011年7月、イタリアの文学賞である、バンカレッラ賞料理部門賞も受賞している。
2017年、『ツバキ文具店』が「本屋大賞2017」で第4位にノミネート。ドラマ化もされた。続編『キラキラ共和国』も発行、代表的シリーズかつヒット作となっている。
その他代表作として、テレビドラマ化された『つるかめ助産院~南の島から~』。

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