キラキラ共和国

著者 :
  • 幻冬舎
4.01
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本棚登録 : 1686
レビュー : 217
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031937

感想・レビュー・書評

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  • 温かさや感謝、いっぱいの愛情などたくさんの気持ちに包まれながら読み終えた。前回のツバキ文具店も良かったけど、ポッポちゃんに家族が出来たこちらも本当に良かった。いろんな人の気持ちを汲み取り手紙を書くお仕事は素敵だけどとても大変だと思う。ポッポちゃんみたいな心が綺麗で芯が強い人だから寄り添った手紙が書けるんだろうな。厳しかったけどたくさんの愛情をこめて育ててくれたであろう先代をたくさん感じる。相手に思いを込め自分の文字で言葉を伝えられる手紙って素敵。ポッポちゃんの本を読んだ後は大切な人へ手紙を書きたくなる。

  • 目をとじてキラキラを感じながら生きていく。
    私も日々の生活の中で、しんどい時やいっぱいいっぱいの時こそ、そっと目をとじてキラキラの世界を感じようと思った。とても素敵な本です。

  • 「ツバキ文具店」の続編であるが、これはもう1作か2作続編が出てきそうである。ポッポちゃんとミツローさんが結婚後のお話であったが、鎌倉の風物や美味しそうな食べ物の話と代書屋の仕事の話は素晴らかった。レディ・ババ(母親)との邂逅と和解、男爵との別れ、ポッポちゃんの子供誕生など、これから知りたい話が山積みになって残っておりぜひ続編も早く読みたい。

  • 小川糸さんが書かれた 「キラキラ共和国」は、鎌倉にある文具店兼代書屋が舞台の物語だ。2016年4月に出版された「ツバキ文具店」の続編で、今回もまた素敵な物語が綴られている。

    鎌倉の小高い山のふもとにあるツバキ文具店は、古い一軒家に店舗と住宅がひとつになったお店だ。店主は20代の雨宮鳩子。 幼い頃から「ポッポちゃん」と呼ばれている彼女は、文具屋と代筆屋を兼ねるお店の主人だ。母親から幼くして離された鳩子は、文具屋の先代である祖母に厳しく育てられた。
    このお店は文房具を売るだけではなく、手紙の代書も行っている“代書屋”でもある。代書屋として舞い込んでくる依頼は様々。亡くなったご主人からの詫び状や大好きだった作家からのハガキ、病気で入院した友への催促状など思いもよらない依頼が舞い込んでくる。
    幼い女の子QPちゃんを育てながら喫茶店を営むミツローさんと結婚し、今まで感じなかった幸せな気持ちに包まれる鳩子は、一方で厳しかった祖母の自分に対する気持ちも感じられるようになってきた。そんな鳩子の元には、代書の依頼だけではなく様々な人がやってくる。

    前作の「ツバキ文具店」は、亡くなった祖母に厳しく育てられた主人公の鳩子が、店を継いで近隣の人々と触れ合うことで徐々に気持ちが変化してく様子が描かれていた。そして、続編の「キラキラ共和国」ではミツローさんと結婚し家族として再出発した鳩子が、家族を通じて見えてくるものや自身の成長が描かれている。
    物語の前半ではそういった鳩子を取り巻く様子が描かれていて、代書屋としてのエピソードは中盤以降に描かれている。それでも、登場する文房具類は前作同様に素敵なものばかりで、文房具好きなら思わずメモしてネットで検索してしまうだろう。
    テレビドラマでも人気となった前作だが、今回は主人公の鳩子にとって非常にキーとなる人物も登場しているので、さらにシリーズ物として今後も続編が出ることが期待される。
    小川糸さんの文章は、読んでいて心地良くなる言葉で綴られているから大好きだ。そんな作品がこれからもシリーズで読めることを、文房具好き、本好きとしてはとても楽しみに感じる。

  • なんて優しい物語だろう。忙しい毎日で忘れてしまいがちな、あたたかいものを、また、思い出させてくれる。

  • ツバキ文具店の続きです。
    前作はとても面白かったのですが、
    今作は、主題である代書の部分が自身の方に向けられているのが多く、
    「代書屋」としては物足りなく感じました。
    幸せになっていく過程は見ていてとっても楽しくなりますが、
    正直、男性としてポッポちゃんのこの性格はちょっと苦手だな、と思っちゃいました。

  • 前作「ツバキ文具店」では友人やお世話になった方への手紙がメインでしたが、本作では家族の絆が描かれます。
    夫婦でも親子でも、もともと別の人間が一緒に暮らすのだからうまくいく時もあればいかない時もある。
    気持ちがすれ違った時、伝えたい思いがある時、手紙が登場します。
    他人と共に生きるということは悩むことも傷つくこともあるけれど、それ以上に楽しいことも幸せなこともある。
    そんな決意とやさしさにあふれた作品です。

  • 面白かったけど、
    主人公が人間として立派すぎて、
    私にとって共感からは程遠い内容。

    そんななか、川端康成さんからの引用が良かったので、記録。

    >川端康成は、『一人の幸福』という短い作品の中で、
    こんなセリフを書いている。
    「一生の間に一人の人間でも幸福にすることができれば、
    自分は幸福なのだ」

    うちの母と亡き父はそういう関係なのかもしれない。

  • 安定の癒し空間。確かに良い人ばかり。だけど、理想郷を願うのは人の常ということで。

  • まさか「ツバキ文具店」の続編とは知らずに読んだ。
    「ツバキ文具店」はめちゃくちゃ良かったんだけど、TVの「ミツロー」が好きでなく、読んでても顔が浮かんで「も一つ」でした。
    しかし、続編の設定が順当と言うかめちゃくちゃすぎると言うか、これから続編だけをTVで見るような人が出てきたらびっくりするだろうな・・・

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著者プロフィール

小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ、山形県出身の小説家であり、作詞家・翻訳家でもある。作詞家の際の名義は、春嵐(しゅんらん)を使用。
2007年に初の絵本を上梓し、さらに翌2008年に小説『食堂かたつむり』を発表。同作は第1回ポプラ社小説大賞に応募し、最終選考にも残らなかった作品だったが、目に留めた編集者によって刊行され、ベストセラーとなり映画化された。同作は、2011年7月、イタリアの文学賞である、バンカレッラ賞料理部門賞も受賞している。
2017年、『ツバキ文具店』が「本屋大賞2017」で第4位にノミネート。ドラマ化もされた。続編『キラキラ共和国』も発行、代表的シリーズかつヒット作となっている。
その他代表作として、テレビドラマ化された『つるかめ助産院~南の島から~』。

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