キラキラ共和国

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1522
レビュー : 199
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031937

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな「ツバキ文具店」の続編。

    読み終えて「キラキラ共和国」という題名の意味を考え、ほっこりしました。
    「キラキラ」は前作でバーバラ夫人に教えて貰った幸せの呪文で、「共和国」は守景家や家族に関わってくれる人たちで築いていく日々のかたち。
    「王国」とか「国」とかじゃないのがいいな~としみじみ。

    今回は、代書屋の仕事もあるけど、どちらかといえば新しい家庭を築いていく鳩子の生活に寄り添った物語でした。

    3人らしい、家族のはじめかた。
    QPちゃん越しに感じる祖母の想いや戸惑い。
    悲しい死への向き合い方。
    QPちゃんの母としての美雪さんとの向き合い方。
    そして、実の母への想い。
    少しずつ成長して、共和国を築いていく鳩子の姿が微笑ましかったです。

    私は本のタイトルや目次を見て、これはどういう想いでつけられたのかなあ、と想像するのが好きなのですが、前作の目次が「夏」から始まる一年だった理由がピンと来ませんでした。
    (話の構成上、と言われたらそれまでですが笑)
    それも、本作を読んで、解決!
    どこまでもきれいな物語だなあと、また前作を読みたくなりました。

    レディババと鳩子の関係や、男爵一家のその後など、まだまだ先を知りたい。
    さらなる続編に期待!!

  • 大好きな『ツバキ文具店』の続編。
    いきなりの幸せモードに嬉しいやら恥ずかしいやら…。
    ポッポちゃんが幸せそうで本当に良かった。

    代書屋の仕事のエピソードはどれも相変わらず温かく優しい。
    盲目の少年がお母さんへ書いた感謝の手紙には涙腺崩壊。私も彼のほっぺにチューしたくなった。
    QPちゃんからの愛のカードにも泣けるし、幼い息子の喪中ハガキの依頼は本当に辛い…一つの物語の中で色々な涙を流した。

    キラキラ、キラキラ、と心の中で唱えるだけで心の暗闇に星が現れて明るくなれる…幸せのおまじないと素敵な家族と仲間が側にいてくれる!なんて幸せなんだろう!
    最初は不思議に思った今回のタイトル。その意味が分かり、これ以外ないと納得した。
    ポッポちゃんや周りの人達の喜びがストレートに伝わってきて泣いてばかりの読書だった。
    幸せのお裾分けを私も貰えた。
    ポッポちゃん、ありがとう。

  • ツバキ文具店の第二弾。
    キラッキラッでした、キラッキラッ!

    冒頭から
    あら、そうなの?家族なの?って感じではありましたが、
    ポッポちゃんがとても幸せそうで嬉しかった。

    代書屋も板についたポッポちゃん、
    毎日がキラキラです。

    今回は代書のまつわる話はあっさりとしていましたが、
    要所要所にお手紙があって
    手紙っていいなぁ、と思わずにはいられません。

    代書屋の話では、私もタカヒコファンです。
    お手紙では
    QPちゃんからポッポちゃんへのお手紙が
    可愛らしくて素敵でした。

    ミツローさんの実家から
    贈られてくる荷物の中のお手紙も好き。

    キラキラに水を差すような
    未解決なことがあったから、
    次があるってことだなと思う。

    次はキラキラしてられない感じがするけれど
    きっと素敵な世界が待っていると期待してます。

  • ツバキ文具店の続編
    前作よりもより人間関係を中心に物語が進む
    鳩子と結婚したミツローさんとQPちゃんがだんだんと家族になっていく様が暖かく、今まで語られなかった美雪さんのお話などが、物語感を強めてくれた
    前回の四季折々の鎌倉の風景や、代筆をお願いする人々の個性は変わらず面白かった!
    何度読んでもほっこりする!
    鳩子とQPちゃんが親子でする料理風景や、フキノトウ狩りなどわたしも子供とやってみたくなった!

    目をつぶってキラキラを想像すると、気持ちがキラキラしてくる!
    毎日がキラキラした生活を送れますように!

  • 大好きなツバキ文具店の続編です。

    待ちかねていました!
    前回と同じく、ゆっくりと日常が重ねられていくところが素敵でした。
    この作品のテーマなのか、それとも、他の小川糸さんの作品でもそうなのかはわかりませんが、亡くなった人との関係が変わっていく描写がじんわりと胸に沁みます。
    死んだ人が生き続けることを、優しく教えてくれるお話。
    文房具の使い方や料理の作り方、お祭り、生活の美しさや素晴らしさが不思議と伝わってくる。
    そして、代書屋としてのお仕事もまた切ない依頼が多くて、さらさら流れていく一つ一つのエピソードが愛おしい。

    前作突然結婚したポッポちゃんが、ミツローさんとQ Pちゃん、そして美雪さんと家族になっていく姿が優しく淡く描かれています。

  • 前作ツバキ文具店の続き。
    本当にこのシリーズは心からポカポカするあったか〜いお話だ。
    毎日を慎ましくそれでもしっかりと生きるとはどう言うことなのかを教えてくれる。
    キラキラのおまじない。
    幸せの見つけ方。
    家族へのなり方。
    人生でとっても大事な事をほんわりと、説教くさくなくほんわりと見せてくれるのがいい。
    そして前作もだったけど、読み終えると誰かに手紙が書きたくて堪らなくなる。
    この電子化の世の中に居て、
    あー、誰かと文通したい!
    と心から思わせてくれるこの本はやっぱり素敵だ。

  • 糸さんの本は、読み始めはなぜか気恥ずかしい。
    「キラキラ共和国」という名前から、ポッポちゃん、バーバラ夫人、パンティ、男爵、QPちゃん・・・
    なのに、読みすすめるうちにどっぷりとはまりこみ、物語の中に私まで迷い込んだ気分になってしまう。
    気づけば頭の中は、鎌倉でいっぱい。
    はっきりした世界観を持っている人は、強いなあ。

    目が見えない少年「多果比古」くん、亡くなった夫を許せないままの「葉子さん」、離婚希望の「Jクレオパトラ」と別れたくない夫「半リチャードギア」、半ひきこもりの「ヤドカリ」さん、友人に貸したお金のことを言い出せない「マダムカルピス」、生後八日で亡くなった赤ちゃんの喪中葉書を頼みに来た夫婦、川端康成を愛する富士額さん、癌が見つかった男爵からの申し出、・・・
    代書屋としての話はどれもこれも心に響く。
    そしてミツロウさんの両親や姉その子供の雷音(らいおん)くんたちと関わりのあたたかさ。
    最後にミツロウさんの亡くなった妻、美雪さんへの手紙に綴られる鳩子の思いがせつない。

    ちなみに、糸さんの本以外に、私が恥ずかしくなるのは、森高千里の歌と太宰治。恥ずかしいのに惹かれる。

  • ツバキ文具店の続編。
    家族を持って母親となったポッポちゃん。
    代書屋さんの仕事も大切にしながら家族の繋がりを深めていく。
    娘になったQPちゃんも可愛く、亡くなったQPちゃんのお母さんにも思いを寄せる。
    親戚もご近所の人たちも暖かく、今回も心がほっこりした。
    今度はレディ・ババさんとの続編が読みたい。

  • ツバキ文具店では、いたく感動したはずで。
    勉強になることが盛りだくさんで蔵書も考えたほど。
    なのに、結構忘れてて(*^o^*)
    パンティって?!
    結婚した?!

    ま、いいや。
    今回もステキなドラマが散りばめられていて
    わたしは、大好きです*
    小川糸さん、いつもふんわり優しい旅を用意してくださってありがとう!

  • こんな感じで時間が過ぎる生活は羨ましいな

    鎌倉に住みたくなる。

プロフィール

小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ、山形県出身の小説家であり、作詞家・翻訳家でもある。作詞家の際の名義は、春嵐(しゅんらん)を使用。
2007年に初の絵本を上梓し、さらに翌2008年に小説『食堂かたつむり』を発表。同作は第1回ポプラ社小説大賞に応募し、最終選考にも残らなかった作品だったが、目に留めた編集者によって刊行され、ベストセラーとなり映画化された。同作は、2011年7月、イタリアの文学賞である、バンカレッラ賞料理部門賞も受賞している。
2017年、『ツバキ文具店』が「本屋大賞2017」で第4位にノミネート。ドラマ化もされた。続編『キラキラ共和国』も発行、代表的シリーズかつヒット作となっている。
その他代表作として、テレビドラマ化された『つるかめ助産院~南の島から~』。

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