キラキラ共和国

著者 :
  • 幻冬舎
4.07
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  • 本棚登録 :1309
  • レビュー :147
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031937

作品紹介・あらすじ

ツバキ文具店は、今日も大繁盛です。夫からの詫び状、憧れの文豪からの葉書、大切な人への最後の手紙…。伝えたい思い、聞きたかった言葉、承ります。『ツバキ文具店』待望の続編。

感想・レビュー・書評

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  • ドロドロしたイヤミスも、あっと驚くどんでん返しミステリも、スカッとさわやかな青春小説も、どれも好きですけど、やはり読み終わった後にほっと肩の力が抜けるような、心の温度が一度上がるような、そんな優しい小説がいちばん好きです。
    『ツバキ文具店』を読み終わってからも自分の中にずっと住んでいるぽっぽちゃんたちとNHKのドラマでまた出会えたことがうれしくて仕方がありませんでした。終わった時のあの喪失感たるや。
    そして、今度は新しい一歩を踏み出したぽっぽちゃんたちとの再会がかなうなんて!
    今回は代書のおはなしたちよりも彼女たちの人生の変化の大きさに驚いたり喜んだりわくわくしたり、そして哀しくなったり…なんていうか、とても穏やかにゆっくりと走るジェットコースターに振り回されるような、そんな楽しみに満ちていました。
    ぽっぽちゃんの心が安定してきたから、舞い込んでくる代書のおねがいも心優しいモノになっているのかもしれませんね。
    それにしても人生って本当にどんな風に転がるかわからないものですね。彼女たちをみているとそう思います。
    ある日、偶然の出会いで人生が変わっていく。そしていくつもの選択の結果、私たちの人生はのぼったりおりたり曲がったり戻ったりしているのですね。だから面白い。
    読み終わるのがいやで、後半は一日一章ずつ読んでいきました。なんていうか、気分はご近所さんなんですよ、明日、水色の便せんを買いに行かなきゃ、なんて思ったり。
    願わくば、誰もが笑顔で明日も過ごせますように、と、ただただそれだけ

  • 大好きな『ツバキ文具店』の続編。
    いきなりの幸せモードに嬉しいやら恥ずかしいやら…。
    ポッポちゃんが幸せそうで本当に良かった。

    代書屋の仕事のエピソードはどれも相変わらず温かく優しい。
    盲目の少年がお母さんへ書いた感謝の手紙には涙腺崩壊。私も彼のほっぺにチューしたくなった。
    QPちゃんからの愛のカードにも泣けるし、幼い息子の喪中ハガキの依頼は本当に辛い…一つの物語の中で色々な涙を流した。

    キラキラ、キラキラ、と心の中で唱えるだけで心の暗闇に星が現れて明るくなれる…幸せのおまじないと素敵な家族と仲間が側にいてくれる!なんて幸せなんだろう!
    最初は不思議に思った今回のタイトル。その意味が分かり、これ以外ないと納得した。
    ポッポちゃんや周りの人達の喜びがストレートに伝わってきて泣いてばかりの読書だった。
    幸せのお裾分けを私も貰えた。
    ポッポちゃん、ありがとう。

  • 大好きな「ツバキ文具店」の続編。

    読み終えて「キラキラ共和国」という題名の意味を考え、ほっこりしました。
    「キラキラ」は前作でバーバラ夫人に教えて貰った幸せの呪文で、「共和国」は守景家や家族に関わってくれる人たちで築いていく日々のかたち。
    「王国」とか「国」とかじゃないのがいいな~としみじみ。

    今回は、代書屋の仕事もあるけど、どちらかといえば新しい家庭を築いていく鳩子の生活に寄り添った物語でした。

    3人らしい、家族のはじめかた。
    QPちゃん越しに感じる祖母の想いや戸惑い。
    悲しい死への向き合い方。
    QPちゃんの母としての美雪さんとの向き合い方。
    そして、実の母への想い。
    少しずつ成長して、共和国を築いていく鳩子の姿が微笑ましかったです。

    私は本のタイトルや目次を見て、これはどういう想いでつけられたのかなあ、と想像するのが好きなのですが、前作の目次が「夏」から始まる一年だった理由がピンと来ませんでした。
    (話の構成上、と言われたらそれまでですが笑)
    それも、本作を読んで、解決!
    どこまでもきれいな物語だなあと、また前作を読みたくなりました。

    レディババと鳩子の関係や、男爵一家のその後など、まだまだ先を知りたい。
    さらなる続編に期待!!

  • 今回も心が温かくなるような内容でした。
    ポッポちゃんこと鳩子がミツローさんと結婚し、QPちゃんとのほんわかした日常がメインでした。

    代書っていう仕事もなかなか難しいものですね。
    離婚したいだの、したくないだの、そんな自分には関係ない人生に代書というかたちで関わらないといけないし。

    でもいいなって思ったのは、川端康成からの手紙を貰いたいって話。
    あっ、そういうの私もしてもらいたいかもって思っちゃった。

    ポッポちゃんから美雪さんへの手紙、キラキラしてて素敵です。

  • 前に読んだ「ツバキ文具店」の続編と言う当作品、前作の内容が曖昧になっていたけど読み進めるうちに思い出されてきた。語り手のポッポこと鳩子の 前作以降の暮らしがほのぼのと温かくホンワカと推移していくけど実は劇的な出来事が随所に散りばめられていて途中停車がしにくかった 笑。そして作品自体もまだまだ途中停車するのがムリそうな内容の終わり方なので続々編も期待しても良さそうですね♪

  • 今回は鳩子がミツローさんと結婚してからの事柄が
    主に描かれています。
    結婚をして夫になったミツローさんとの距離感、
    そして一番大切なのはQPちゃんとの接し方。
    今まではご近所さんという気軽なお付き合いだったけれど、
    結婚をきっかけにそれまでの関係とはまた違ってくるので
    それに悩んでいた鳩子が徐々にご近所でもなく、
    変に肩肘を張らずに母親になっていこうとしている姿が
    微笑ましかったです。

    そして一番の心のひっかかりであった美雪さんの存在が、
    こんな風にして自然に受け入れられて、
    形や姿はないけれど四番目の家族として
    受け入れているのが良かったです。

    目の見えない少年がお母さんに感謝の手紙を書いたことは、
    本当に名誉ある仕事でした。
    こんな手紙を息子から貰ったら涙ものだと思います。
    少年も素晴らしいですが、今までそう育てたお母さんも
    素晴らしいと思いました。

    鳩子がミツローさんの故郷へ初めて帰省の場面では
    何だか遠い昔の記憶を思い出し初心を思い出させされました。
    事情を知っている家族達もみんな温かく良い人ばかりで
    よりいっそう鳩子とミツローに幸せになって欲しいと思えました。

    作品の中で心に響いた言葉は
    人生は長いとか短いじゃなくて、その間をどう生きたかだと思うから。
    隣の人と比べて、自分は幸せとか判断するんじゃなくて、
    自分自身が幸せだと感じるかどうかだもん。

    今回も何人かから代筆の仕事の依頼があり、
    手紙を書いていますが、前回の「ツバキ文具」よりも
    少し印象が薄い感じがしたのでもっと素敵な手紙を
    沢山読みたかったです。

    今回も鎌倉が舞台なので鎌倉の自然、
    歴史ある街並みなどが四季を通して楽しめました。
    この作品を読むとゆったりとした時間の流れになり、
    穏やか気分に浸れるので、
    また丁寧に読み返したくなります。
    そして最後には大切な誰かに手紙を書きたくなる気分になります。

    少し気分が落ち込んだ時にも
    私達にはいつだって美しい光りに包まれている。
    だからきっと大丈夫だ。私にはキラキラがある。
    この言葉も魔法のように唱えれば、
    きっと前に進めるというのがまた心を癒してもらえて
    心が温かくなりました。

  • ツバキ文具店の第二弾。
    キラッキラッでした、キラッキラッ!

    冒頭から
    あら、そうなの?家族なの?って感じではありましたが、
    ポッポちゃんがとても幸せそうで嬉しかった。

    代書屋も板についたポッポちゃん、
    毎日がキラキラです。

    今回は代書のまつわる話はあっさりとしていましたが、
    要所要所にお手紙があって
    手紙っていいなぁ、と思わずにはいられません。

    代書屋の話では、私もタカヒコファンです。
    お手紙では
    QPちゃんからポッポちゃんへのお手紙が
    可愛らしくて素敵でした。

    ミツローさんの実家から
    贈られてくる荷物の中のお手紙も好き。

    キラキラに水を差すような
    未解決なことがあったから、
    次があるってことだなと思う。

    次はキラキラしてられない感じがするけれど
    きっと素敵な世界が待っていると期待してます。

  • ツバキ文具店の続編
    前作よりもより人間関係を中心に物語が進む
    鳩子と結婚したミツローさんとQPちゃんがだんだんと家族になっていく様が暖かく、今まで語られなかった美雪さんのお話などが、物語感を強めてくれた
    前回の四季折々の鎌倉の風景や、代筆をお願いする人々の個性は変わらず面白かった!
    何度読んでもほっこりする!
    鳩子とQPちゃんが親子でする料理風景や、フキノトウ狩りなどわたしも子供とやってみたくなった!

    目をつぶってキラキラを想像すると、気持ちがキラキラしてくる!
    毎日がキラキラした生活を送れますように!

  • 大好きなツバキ文具店の続編です。

    待ちかねていました!
    前回と同じく、ゆっくりと日常が重ねられていくところが素敵でした。
    この作品のテーマなのか、それとも、他の小川糸さんの作品でもそうなのかはわかりませんが、亡くなった人との関係が変わっていく描写がじんわりと胸に沁みます。
    死んだ人が生き続けることを、優しく教えてくれるお話。
    文房具の使い方や料理の作り方、お祭り、生活の美しさや素晴らしさが不思議と伝わってくる。
    そして、代書屋としてのお仕事もまた切ない依頼が多くて、さらさら流れていく一つ一つのエピソードが愛おしい。

    前作突然結婚したポッポちゃんが、ミツローさんとQ Pちゃん、そして美雪さんと家族になっていく姿が優しく淡く描かれています。

  • 図書館で借りたもの。

    ポッポちゃんは、QPちゃんの父・ミツローさんと結婚し、新生・モリカゲ家の誕生!
    男爵とパンティーにも赤ちゃんができた。
    今回はモリカゲ家がだんだん家族になっていく様子がメインだったな。

    鎌倉の描写が素敵で、ツバキ文具店もミツローさんのカフェも実際にあるかのよう。
    鎌倉に行ってベルグフェルドのパンももう一度食べたいな。

    ポッポちゃんが義〇〇の皆と別れるのが辛いっていう気持ちが全く分からずw
    私の性根が悪いからなんだけど~

    また続編がありそうだね。
    男爵やレディ・ババのその後が気になる~

  • 前作ツバキ文具店の続き。
    本当にこのシリーズは心からポカポカするあったか〜いお話だ。
    毎日を慎ましくそれでもしっかりと生きるとはどう言うことなのかを教えてくれる。
    キラキラのおまじない。
    幸せの見つけ方。
    家族へのなり方。
    人生でとっても大事な事をほんわりと、説教くさくなくほんわりと見せてくれるのがいい。
    そして前作もだったけど、読み終えると誰かに手紙が書きたくて堪らなくなる。
    この電子化の世の中に居て、
    あー、誰かと文通したい!
    と心から思わせてくれるこの本はやっぱり素敵だ。

  • 『ツバキ文具店』の続編ですかね。登場人物のその後が、緩やかに語られています。最後まで読みましたが、これはまだ続くのかなって感じです。亡くなった方への思い、ぽっぽさんの心、よく表現されてました。ただ、『ツバキ〜』の方で終わらせてもよかったのでは。『キラキラ〜』は最初が特に鎌倉案内のような感じがしたし(『ツバキ』がどうだったかもう忘れたけど)、小川さん独特の空気感がうまく出せてなかったのよね、私が感じなくなっただけかもしれないけど。ただ、目をつぶってキラキラっていうのは、真似したくなるね。

  • 続編でると思わなかった。
    はじめふわふわしてて、なんだかなと思いながら読んでたけど途中からすごく面白くなった。
    富士額さんの話で目から鱗の気分。
    振り返って過去の暗さに目眩がする、というような表現があって、わたしは真逆だなと思った。
    うしろには美しい思い出があるけど、前方には奈落しか見えない。
    最近書いた手紙のことを思い、また悲しくなった。

  • 糸さんの本は、読み始めはなぜか気恥ずかしい。
    「キラキラ共和国」という名前から、ポッポちゃん、バーバラ夫人、パンティ、男爵、QPちゃん・・・
    なのに、読みすすめるうちにどっぷりとはまりこみ、物語の中に私まで迷い込んだ気分になってしまう。
    気づけば頭の中は、鎌倉でいっぱい。
    はっきりした世界観を持っている人は、強いなあ。

    目が見えない少年「多果比古」くん、亡くなった夫を許せないままの「葉子さん」、離婚希望の「Jクレオパトラ」と別れたくない夫「半リチャードギア」、半ひきこもりの「ヤドカリ」さん、友人に貸したお金のことを言い出せない「マダムカルピス」、生後八日で亡くなった赤ちゃんの喪中葉書を頼みに来た夫婦、川端康成を愛する富士額さん、癌が見つかった男爵からの申し出、・・・
    代書屋としての話はどれもこれも心に響く。
    そしてミツロウさんの両親や姉その子供の雷音(らいおん)くんたちと関わりのあたたかさ。
    最後にミツロウさんの亡くなった妻、美雪さんへの手紙に綴られる鳩子の思いがせつない。

    ちなみに、糸さんの本以外に、私が恥ずかしくなるのは、森高千里の歌と太宰治。恥ずかしいのに惹かれる。

  • 『ツバキ文具店』の続編。
    生きていく中で避けては通れない別れのつらさ、自分の人生に誰かがいてくれることのありがたさ、年を重ねて立場が変わったことで見えてくること……。
    そんなことを改めて考えさせられた。
    名声もないし高給取りでもない私の人生はほんとうにちっぽけだけど、もし私の存在で誰かの心を満たすことができているのならそれでいいじゃないか。

    男爵の今後が心配なので次を読みたい気もするけれど、でも、続編はいらなかった気もする。デジタル化した世の中で、丁寧に筆記具と紙を選びながらあえて直筆で手紙をしたためることの良さを感じさせてくれた前作でおしまいにしてよかったような?

  • 前作同様癒された〜
    結婚に対する考え方がいいな〜と思った。
    自然と心からこういう風に考えられる主人公の鳩子ちゃんは幸せだろうし、周りのみんなも幸せになれるんだろうな。
    続編読みたい!
    QPちゃんがどんな女性に成長するかも見たい!

  • ツバキ文具店の続編。
    家族を持って母親となったポッポちゃん。
    代書屋さんの仕事も大切にしながら家族の繋がりを深めていく。
    娘になったQPちゃんも可愛く、亡くなったQPちゃんのお母さんにも思いを寄せる。
    親戚もご近所の人たちも暖かく、今回も心がほっこりした。
    今度はレディ・ババさんとの続編が読みたい。

  • 続編が読めるなんて嬉しい!
    前作に続き、鎌倉の実在するお店が多数出てきてとても良い。
    鳩子とQPちゃんの距離感がとても心地よく、ほのぼのする。
    ただレディ・ババの登場は必要だったのかと少しだけ疑問。

  • つばき文具店の続き。

  • 温かさや感謝、いっぱいの愛情などたくさんの気持ちに包まれながら読み終えた。前回のツバキ文具店も良かったけど、ポッポちゃんに家族が出来たこちらも本当に良かった。いろんな人の気持ちを汲み取り手紙を書くお仕事は素敵だけどとても大変だと思う。ポッポちゃんみたいな心が綺麗で芯が強い人だから寄り添った手紙が書けるんだろうな。厳しかったけどたくさんの愛情をこめて育ててくれたであろう先代をたくさん感じる。相手に思いを込め自分の文字で言葉を伝えられる手紙って素敵。ポッポちゃんの本を読んだ後は大切な人へ手紙を書きたくなる。

  • 目をとじてキラキラを感じながら生きていく。
    私も日々の生活の中で、しんどい時やいっぱいいっぱいの時こそ、そっと目をとじてキラキラの世界を感じようと思った。とても素敵な本です。

  • 「ツバキ文具店」の続編であるが、これはもう1作か2作続編が出てきそうである。ポッポちゃんとミツローさんが結婚後のお話であったが、鎌倉の風物や美味しそうな食べ物の話と代書屋の仕事の話は素晴らかった。レディ・ババ(母親)との邂逅と和解、男爵との別れ、ポッポちゃんの子供誕生など、これから知りたい話が山積みになって残っておりぜひ続編も早く読みたい。

  • 小川糸さんが書かれた 「キラキラ共和国」は、鎌倉にある文具店兼代書屋が舞台の物語だ。2016年4月に出版された「ツバキ文具店」の続編で、今回もまた素敵な物語が綴られている。

    鎌倉の小高い山のふもとにあるツバキ文具店は、古い一軒家に店舗と住宅がひとつになったお店だ。店主は20代の雨宮鳩子。 幼い頃から「ポッポちゃん」と呼ばれている彼女は、文具屋と代筆屋を兼ねるお店の主人だ。母親から幼くして離された鳩子は、文具屋の先代である祖母に厳しく育てられた。
    このお店は文房具を売るだけではなく、手紙の代書も行っている“代書屋”でもある。代書屋として舞い込んでくる依頼は様々。亡くなったご主人からの詫び状や大好きだった作家からのハガキ、病気で入院した友への催促状など思いもよらない依頼が舞い込んでくる。
    幼い女の子QPちゃんを育てながら喫茶店を営むミツローさんと結婚し、今まで感じなかった幸せな気持ちに包まれる鳩子は、一方で厳しかった祖母の自分に対する気持ちも感じられるようになってきた。そんな鳩子の元には、代書の依頼だけではなく様々な人がやってくる。

    前作の「ツバキ文具店」は、亡くなった祖母に厳しく育てられた主人公の鳩子が、店を継いで近隣の人々と触れ合うことで徐々に気持ちが変化してく様子が描かれていた。そして、続編の「キラキラ共和国」ではミツローさんと結婚し家族として再出発した鳩子が、家族を通じて見えてくるものや自身の成長が描かれている。
    物語の前半ではそういった鳩子を取り巻く様子が描かれていて、代書屋としてのエピソードは中盤以降に描かれている。それでも、登場する文房具類は前作同様に素敵なものばかりで、文房具好きなら思わずメモしてネットで検索してしまうだろう。
    テレビドラマでも人気となった前作だが、今回は主人公の鳩子にとって非常にキーとなる人物も登場しているので、さらにシリーズ物として今後も続編が出ることが期待される。
    小川糸さんの文章は、読んでいて心地良くなる言葉で綴られているから大好きだ。そんな作品がこれからもシリーズで読めることを、文房具好き、本好きとしてはとても楽しみに感じる。

  • なんて優しい物語だろう。忙しい毎日で忘れてしまいがちな、あたたかいものを、また、思い出させてくれる。

  • ツバキ文具店の続きです。
    前作はとても面白かったのですが、
    今作は、主題である代書の部分が自身の方に向けられているのが多く、
    「代書屋」としては物足りなく感じました。
    幸せになっていく過程は見ていてとっても楽しくなりますが、
    正直、男性としてポッポちゃんのこの性格はちょっと苦手だな、と思っちゃいました。

  • 前作「ツバキ文具店」では友人やお世話になった方への手紙がメインでしたが、本作では家族の絆が描かれます。
    夫婦でも親子でも、もともと別の人間が一緒に暮らすのだからうまくいく時もあればいかない時もある。
    気持ちがすれ違った時、伝えたい思いがある時、手紙が登場します。
    他人と共に生きるということは悩むことも傷つくこともあるけれど、それ以上に楽しいことも幸せなこともある。
    そんな決意とやさしさにあふれた作品です。

  • 面白かったけど、
    主人公が人間として立派すぎて、
    私にとって共感からは程遠い内容。

    そんななか、川端康成さんからの引用が良かったので、記録。

    >川端康成は、『一人の幸福』という短い作品の中で、
    こんなセリフを書いている。
    「一生の間に一人の人間でも幸福にすることができれば、
    自分は幸福なのだ」

    うちの母と亡き父はそういう関係なのかもしれない。

  • 安定の癒し空間。確かに良い人ばかり。だけど、理想郷を願うのは人の常ということで。

  • まさか「ツバキ文具店」の続編とは知らずに読んだ。
    「ツバキ文具店」はめちゃくちゃ良かったんだけど、TVの「ミツロー」が好きでなく、読んでても顔が浮かんで「も一つ」でした。
    しかし、続編の設定が順当と言うかめちゃくちゃすぎると言うか、これから続編だけをTVで見るような人が出てきたらびっくりするだろうな・・・

  • 娘を捨てた母と、育て方が厳しすぎた祖母が悪いんだけど、鳩子が元ヤンってのがなぁ。
    いくら今は更生してても、今までにいろんな人を傷つけたんじゃ?
    調子いいよなぁ。人生に不満があっても、不良にならない人もいるのに。

    いちいち泣くとこもいい子ぶりっ子してんじゃねーよ、って気分。
    亡くなってる元奥さんと「友達になれたと思う」とか、どんだけ痛いんだよ。

    代書の内容も、「お金返して」とか言いにくい事を代筆してほしい、ってのはわかるけど、感謝の手紙とかも代筆って、それでいいの?それって心こもってるの?
    とか思っちゃうなぁ〜

    ぶりっ子鳩子には反吐がでるし、ストーリーも普通に感じるのに、最後まで読んでしまったし、
    鳩子をここまで「嫌だ」と思うってことは、キャラが立ってるんだろうな。「こういう人いるよな」っていう。

    鳩子みたいに昔は不良だったけど今は更生してます!って人にはすごく刺さるかも。
    不良に嫌な思い出があると「調子いいな〜」って思うかも?w

    文房具好きだから、文房具の描写は好き。
    うん、この小説が嫌い じゃあなくて、鳩子が嫌いなんだなw

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