死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031975

作品紹介・あらすじ

スクワットには、足腰を鍛えるだけではなく、免疫力向上、認知症予防、尿漏れ防止、便秘改善、心を前向きにする作用など、たくさんの響くべき効果が隠されているのです。

感想・レビュー・書評

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  • 息をゆっくり吐きながらスクワットすることで副交感神経も刺激されることが、体も心も整えられる。
    下半身にかなり多くの血管があり、筋肉をつけることで血流をよくできる。

    スクワットの10の心得

    1 毎日朝晩行う
    2 ゆっくり行う
    3 ひざを90度より深く曲げない
    4 意識を太ももに集中させる
    5 腰を曲げない
    6 腰を下ろすときに息を吐き、上げるときに息を吸う
    7 食前に行う
    8 入浴前に行う
    9 ゆったりした衣服で行う
    10 痛みを感じたらすぐに中断

  • 内容は筋トレしているひとや、苦しみから自力で復活したひとなら誰しも納得、きっと実践している内容。むしろ、運動習慣のないひとに是非読んでもらいたい。キチンと指導を受けた当方は、スクワットのフォームの難しさ、ほんの足の向きや、ひざ関節の入れ方1つで危険になることも知っているが、これは重量かけてのスクワットではなく、自重のスクワット。危険を理由にしない人は、自分の人生にコミットする気がない人ですね(笑)

  • 健康寿命を延ばすために、スクワットが一番効果的な運動であるということを、全編にわたり説いている本。
    それ以上でも、それ以下でもなく、特段買ってまで読むような内容ではないかと。
    個人的には著者の別書「なぜ、「これ」は健康にいいのか? 」の方がためになった。

  • 前書きから心惹かれました。
    中年の無気力というか‥まさに自分とシンクロしました。
    スクワットのプログラムもわかりやすく,最後まで納得の本でした。実践していきたいです。

  • スクワットの図がわかりやすく、何より、スクワットをしたくなる本。医者としての見知と経験に加えて、自身の実感が伴っていて(お医者さんも同じ人間なんだな〜と)、読書の気持ちに寄り添う本だなと思った。

  • 歩くことを意識しだして早何年…たまたま手に取ってみた1冊。負荷のあまり高くないことで、歩くこと以外に関連してできることとしてスクワットの効果が非常に高いのだということが書いてあって、これはいいかもと早速毎日はじめてみています。はじめは足の関節が固まってしまっていて、しゃがむたびにコキコキいう感じだったのが最近はだいぶスムーズ。意図的に動かさないと日常生活の中では動かさない関節ってあるのだなと実感しました。そんなスクワットの副次的ないい効果も書いてあって、読みやすいいい一冊でした。

  • スクワットのことだけじゃなく、人生を楽しく生きるネタがたくさん。
    4秒で下がり、4秒で上がる。
    日記をつける。
    たくさん笑う。
    90度以上曲げない。

  • 健康寿命から計算した平均寝たきり年数、男性9.02年、女性は12.4年。こんなに長い間寝たきりなのか?

  • 順天堂大学医学部教授の医師による本。

    著者は、「スクワットは究極の全身運動であり、最強の健康法である」という。

    その理由は、しゃがむ動作を繰り返すスクワットは、歩く動作に欠かせない「大腿四頭筋」(太ももの前側)をはじめ、腸をリズミカルに収縮させて内容物を押し出す「腸の腹筋」や便が漏れるのを防ぐ「肛門括約筋」、尿漏れを防ぐ「骨盤底筋群」など全身の筋肉を鍛えることが可能だから。

    また、スクワットによって鍛えられる下半身には、重力の影響で約70%の血液が集まっている。そのため、下半身の筋肉には、血液を心臓へ戻すポンプ機能が備わっている。
    これにより、体の隅々までサラサラの血液がめぐり、認知症や心臓病・脳疾患・動脈硬化などを防止できるだけでなく、肩こりや冷え性などの改善にも役立つ。

    ただし、血流がスムーズになるためには、内臓器官のすべて、特に血流をコントロールしている自律神経のバランス(自律神経と副交感神経のバランス)が整っていることが必要。

    このバランスとは、シーソーのような取り方をしているわけではなく、交感神経が10のレベルで作用しているならば、副交感神経も10のレベルで働くことが理想的。

    車で例えるならば、交感神経はアクセル、交感神経の働きが高まると、血管がキュッと収縮し、血圧が上昇、気分は高揚したりイライラしたり、テンションの高い状態に。
    「火事場の馬鹿力」とは、交感神経が極度に高まった状態。

    一方、副交感神経は、ブレーキのようなもの。
    副交感神経の働きが高まると体はリラックスモードになり、心は穏やかになる。

    この両者が高いレベルで整っていると、交感神経が血管を収縮させ、副交感神経が血管をゆるめるということが交互に起き、血管がリズミカルに脈打ち、血流がスムーズになるので、全身の細胞に酸素と栄養が行き渡り、調子が良くなる。

    では、交感神経と副交感神経を高いレベルでバランスさせるにはどうすれば良いか。

    まず、ストレス過多にある現代人は、交感神経が高いレベルにある。そのため、自律神経のバランスは、主に副交感神経が上下することでとられている。
    つまり、副交感神経を高めることがポイントとなる。

    そして、副交感神経を高める最大のポイントは呼吸。
    副交感神経そのものをコントロールすることは出来ないが、副交感神経は呼吸とリンクしているので、深い呼吸をすることで、副交感神経を間接的に高めることができる。

    その結果として、血流が良くなり、心身ともに調子が良くなる。

    一方、人は加齢により、筋力低下、血流悪化、自律神経のバランスの乱れを来す。
    これを防止または緩和するためには、運動することが必要。

    では、どのような運動がよいか?

    一見、ハードな運動をすれば効率が良さそうだが、若いうちならともかく、年齢を重ねると思わぬケガをしたり、アドレナリンが分泌されて交感神経が異常に高まるなどデメリットの方が大きくなる危険性がある。

    そこで、これらの問題を解決するのが十分な呼吸をしながら行うスクワットである。

    最後にスクワットの10の心得を記す。

     ①毎日、毎晩行う

     ②ゆっくり行う

     ③ひざを90度より深く曲げない

     ④意識を太ももに集中させる

     ⑤腰を曲げない

     ⑥腰を下ろすときに息を吐き、上げるときに生きを吸う

     ⑦食前に行う

     ⑧入浴前に行う

     ⑨ゆったりした衣服で行う

     ⑩痛みを感じたらすぐに中断

  • 朝、食事前、20回
    夜、入浴前、20回
    4秒息を吐きながら膝を曲げる
    続けることが大切ですね

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著者プロフィール

1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。1992年、順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了後、ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属小児研究センター、アイルランド国立小児病院外科を経て、順天堂大学小児外科学講師・助教授を歴任。
日本スポーツ協会公認のスポーツドクターでもあり、自律神経のバランスを意識的にコントロールすることで、心身のパワーを最大限発揮できることを提案。数多くのトップアスリートのコンディショニング、パフォーマンスの向上指導にかかわっている。自律神経研究の第一人者であり、書籍も多数刊行している。

「2022年 『ゴルフが上達する自律神経72の整え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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