お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎
3.91
  • (284)
  • (307)
  • (209)
  • (52)
  • (15)
本棚登録 : 3485
レビュー : 416
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344032156

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 内容自体シンプルかつ面白かったけど、
    色んな分野からのインプットと書いた人の事業経験を元にしてその人の導き出した法則性とその法則性を適用した物事の捉え方が書いてあるかつ、その思考の順序がわかる構成になってて、
    自分が本とか経験から考えた個々のことをどうやって統合していったらいいかの手本になったのが大きかった。

    よう考えたらそれぞれバラバラに感じるインプットでも、自分の興味に沿ってしてる限りは、その人に固有の興味の軸に沿ったものになってるはずやから、それぞれを統合して自分の一つの考えとしてまとめるのは可能なはずだと思った。

  • 以下メモ

    ・お金にお金を増やさせた方が効率的
    ・偏り(格差)が生まれるのは、経済のような動的ネットワークでは自然に発生してしまうもの(ex:人気なものがさらに人気に。売れるものは、売れているから、さらに売れる)。
    ・社会における多くの非効率や不幸を最小にするためには、物事をうまく回すための普遍的な構造を理解し、何か新しく作る人たちが、それを使いこなせるようになることが近道です。
    ・「経済システム」の五つの要素:インセンティブ、リアルタイム、不確実性、ヒエラルキー、コミュニケーション
    ・報酬系
    ・普遍性・パターンを実社会で実験し検証する。
    ・問題はシステムによって生まれる。スケープゴートをいじめて憂さ晴らしするのではなく、システムの欠陥を直し問題を解決する。
    ・自律分散型社会に
    ・資本主義(お金がメイン)から価値主義(お金以外の価値も(有用的・内面的・社会的))へ。お金なくても生きていける(価値をお金 -> 生活に必要なものに変えられるようになる)。好きなことする。個人の価値を上げていく。

  • 本全体としては流れが掴みづらい印象だけど、個々のパートにとても興味深い主張や気付きが散りばめられているので、読後に自分なりに考えを深めるにはとても良い教材になる。面白かった

  • ビットコイン、ブロックチェーンなどポスト資本主義についてよくわかった。また、ビジネスモデルを経済システムとして捉えた発想は勉強になりました。

  • 経済は欲望のネットワーク。

  • お金2.0 新しい経済のルールと生き方
    佐藤 航陽
    2019年7月29日読了。

    2017年11月発行の本書。それから2年弱経過した今と比較する気持ちで読んでみた。

    第1章
    お金の正体
    価値の保存、尺度、交換の役割がある。
    資本主義社会ではお金が中心の世界だった。政府が信用を与えコントロールする中央銀行が発行する通貨の世界。

    第2章
    テクノロジーが変えるお金のカタチ
    ITの登場、進化と共にお金の意味やカタチが変わりつつある。
    ビットコイン、ブロックチェーン、アマゾン、フェイスブック等の登場で中央銀行が発行する通貨を軸とした経済社会以外のお金の稼ぎ方、意味合いが登場しつつある。
    YouTubeやインスタグラムで自らが情報を発信し、その行為に共感した人々が価値を見出しお金を出す世界。
    経済が国から企業、組織、個人へと分散化しつつある。

    第3章
    価値主義とは何か?
    資本主義社会に取って代わる新しい考え方の経済およびその社会。
    最近、価値主義という言葉がより浸透してきてますね。
    資本主義でいう、すぐ役に立つ有用な価値だけでなく、今まで可視化できなかったもの(感情とか、興味とか、内面的なもの。社会性のある行為)がテクノロジーによって見える化してきている。そうした今まで評価し難かったものがより重要性を増して、これまでの有用な価値と並行して経済を牽引していくと。
    テクノロジーの進化で、経済は「作り、選ぶもの」になるとのこと。別に法定通貨の日本でも良いし、企業が発行している仮想通貨を軸とした経済圏で活動してもいい、または自分でそうした経済を作りだしても良い。経済の民主化が起こると。
    確かに、フェイスブックが仮想通貨リブラを発表してニュースにもなりましたね。
    フェイスブックに登録している何十億という人々がそこで発行された通貨でやり取りを始めれば小さな国よりよっぽど影響力のある経済圏の誕生ですからね。
    「アマゾン銀行が誕生する日 2025年」という本が最近出ましたけど、読んだら面白いかも。

    などなど、今の我々は変換点にいる世代でこれから社会は進化するテクノロジーと共にどんどん変わっていく世代だと。
    これまでの常識が覆される日は近いのかも知れない。

    内容的には物足りないけども、ザックリと今起きている「流れ」みたいなものを知るには良い本かと思う。

  • お金が大好きなので読みました。タイトルにはお金とあるが、お金のことだけでなくテクノロジーの進化や世の中の動きがわかる本。

    ざっくりとは、ビットコインを代表とする仮想通貨の誕生により、中央銀行が通貨発行権をにぎる中央集権の構造から、権力が分散していく分散型の社会に移りゆく話、そしてその構造は通貨だけでなく経済や情報発信など世の中全体が同じような大きな流れにあるうんぬんかんぬん、といった話がわかりやすく書かれています。

    著者の提案する、お金の価値が下がり感情的な価値や社会的な価値が力を持つ価値主義の社会には、共感が持てます。そういった世の中により近づいていってほしいものだなと思いつつ、肩にのしかかる家のローンのことを考えると、まだまだ目の前お金の力は強大だなと感じます。。

  • 価値
    ❶有用性としての価値
    リターンが前提、資本に転換できる
    ❷内面的な価値
    愛情、共感、興奮、好意、信頼など役立つ訳ではないけど、ポジティブな効果を及ぼす
    消費とか役立つといった実用性とは無縁
    ❸社会的な価値
    個人ではなく社会全体の持続性を高めるような活動
    資本主義では❶しかカバーしていない
    価値主義では❷❸も価値として取り扱う

    ベーシックインカムを巨大企業が負担する世界
    家賃フリー、グーグル製品だけで生活、生活パターンデータ提供
    →お金の価値が下がる、なくても良い

    経済を選べる時代
    今は、国の専売特許
    経済システム自体が競争と淘汰の原理がはたらく
    →お金や経済の民主化

    時間を資産として扱う
    目に見えにくく流動性を作りにくい性質から、財産として扱われず
    ネットとスマホで時間もデータ化可能、資産として扱える土台は出来た
    今の経済は時間が経つほど利子が増大するため新陳代謝を妨げていて経済の衰退を招く

    ダグラスアダムス
    生まれた時既に存在したテクノロジーは自然な世界
    15〜35歳で発明されたテクノロジーはエキサイティング
    35歳以降で発明されたテクノロジーは自然に反する

    お金や経済の民主化
    資本にならない価値で回る経済の実現

    役立つ事メリットがある事≠楽しいこと共感出来ること
    儲かる事→熱中できる事
    その人でなければ出来ないとかこの人なら出来るといった独自性が価値に繋がる

    人間の心は放っておくとすぐ錆びる
    色々なものに感動したり悲しんだり出来るのは、世界に直に触れているからであり、精神にサビが溜まっていくと麻痺して何を見ても感じられなくなる。

    価値を高める働き方が必要
    スキルを上げ、共感を得られるよう内面を高め、信頼人脈で繋がる、ブランディングする必要あり

  • 最初はなんかうさんくさい、、、。
    最近よく見る2.0、4.0シリーズだ、と思ってた。

    実際は、意外に本格派な気がした。もちろん僕は経済の専門家ではないけれど、実感としては本に書いてあることは社会の流れに沿っている。あるいは、社会の流れを説明できている。そう感じた。何かと不透明な今の時代、それくらいの因果関係でも頼りにしてビジネスやるしかない。ゆるい羅針盤みたいなもんかな、と。

    価値主義の考え方や資本主義の限界は、目新しいものではなくて、今までの実感を経済の視点で捉えたものだと思う。価値がうんぬんというより、フィンテックで、価値を現金化できるようになったことが大きな力なんだと思う。その意味で、まだまだ法定通貨の力は強い。

    いずれにせよ、僕には結構勉強になった。

    ただ、なんかむりくり歴史に寄せて説明したり、ちょっと重複にすぎないビジネスの話とかムダな部分はそれなりにあると思った。

  • 日系Fintech企業メタップスの創業者による、これからのお金・経済システム・価値基準についての本。これまでは法定通貨が大きな価値を持っていましたが、価値の源泉が多様化するとともに分散化していくのです。ビジネス的にはその価値を提供するプラットフォーマーになれるかが大事なんだろうと思います。
    続きはこちら↓
    https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2019/07/20.html
    Amazon↓
    https://amzn.to/2jKzwGK

全416件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年に株式会社メタップスを設立し代表取締役に就任。2015年に東証マザーズに上場。フォーブス「日本を救う起業家ベスト10」、AERA「日本を突破する100人」、30歳未満のアジアを代表する30人「30 Under 30 Asia」などに選出。2017年には時間を売買する「タイムバンク」のサービスの立ち上げに従事。宇宙産業への投資を目的とした株式会社スペースデータの代表も兼務。
『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(幻冬舎)で「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」リベラルアーツ部門賞を受賞。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)のその他の作品

佐藤航陽の作品

ツイートする