お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 3484
レビュー : 415
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344032156

感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしい良本である。

    お金の価値が今、下がってきている。
    モノに溢れ、人々は精神的な価値にシフトしつつある。
    これからの生き方を考えさせられた‼︎
    また、休日に本や情報収集をし、平日に仕事をしながら、実践していき、また新たな疑問が浮かびあがり、その問題を解決するために、情報収集をし、また、実践していく‼︎
    その繰り返しで、著者の方のような知識にまでなっていった‼︎読んでいて、おそらくまだ若い方だと思いますが、知識の深さは計り知れないものがある。読んでいて、感銘すらしました。

  • 未来の方向性を決めるもの
    お金、経済
    感情、人間
    テクノロジー

    フィンテック1.0
    既存の金融の概念のまま効率化
    フィンテック2.0
    ゼロベースから構築、既存の人たちには懐疑や不安の対象だが、それこそが新しいパラダイムの証

    中央銀行の普及はこの100年くらい
    紙幣から金の裏付けがなくなって40年
    価値観はすぐに変わり上書きされる
    仮想通貨も100年後はわからない
    通貨というものの違う仕組みなので、既存の知識で判断してはいけない。

    現代社会の欲望は
    本能的欲求
    金銭欲求
    承認欲求

    経済は欲求で動く報酬のネットワーク
    極端な偏りが自動的に生じる
    不安定で不確実になる

    持続的に発展するシステムの共通点
    報酬、変動、不確実性、序列、交流
    報酬が明確、儲けたいモテたい認められたい
    時間によって変化することが知られている
    運と実力の両方、不確実性
    秩序が可視化されている
    参加者の交流の場がある

    さらに持続性を持たせるには
    システムの寿命を考慮した設計、選択肢
    共同幻想を持たせる

    世界を変えるとは、前時代に固められた共同幻想を壊して新しい幻想を上書きすること
    国家、通貨、宗教、学歴、資産、倫理

    ビットコインは報酬設計が優れていて、作成者は現実主義者

    脳の報酬系
    欲求の満足だけでなく期待からでも得られる
    脳は飽きやすくリスクのある報酬に惹かれる
    他者との比較によって幸不幸を判断する

    資本主義経済は自然界に似ているから発展
    自発的な秩序の形成
    エネルギーの循環構造
    情報による秩序の強化

    経済の世界で今起きている現象は分散化
    近代は情報の非対称性を前提として中央集権化で秩序を保ってきた
    分散化が進むと情報の仲介に価値はなくなる

    独自の価値を提供する経済システムを作ることが重要
    シェアリングエコノミー
    評価経済
    トークンエコノミー
    通貨型、配当型、会員権型

    インターネットやビットコインのような自律分散型の仕組みが次世代の成功モデル

    かつて印刷技術によって知識の民主化
    最近のテクノロジーにより経済の民主化


    手段の目的化で資本主義が進みすぎた
    9割が資産経済、1割が消費経済
    以前はお金が価値を媒介する唯一の手段

    今後は価値主義
    可視化されたお金のような資本ではなく、資本に交換される前の価値を利用する

    価値
    有用性としての価値
    内面的な価値
    社会的な価値
    脳としては報酬系として区別がない

    資本主義は有用性のみ、価値主義は3つ全て取り扱う仕組み
    テクノロジーにより影響力や感謝の気持ちなども数値化できるようになった
    注目や関心に過ぎないものが評価や信用にすり替わらないように注意

    価値主義は新たな技術により内面的な価値や社会的な価値を可視化して経済として成り立たせることで、資本主義の欠点を補完することができる。

    営利と非営利の境がなくなる
    経済と政治の境も消える

    複数の経済は並存し得る
    どれが一番正しいかではなく、人によって答えが違う、が一般的に
    選択肢があることでリスクをとれる

    人間は生まれた時に存在していた技術を自然の一部とみなし、15歳から35歳の間に発明された技術を新しくエキサイティングなものと感じ、それ以降に発明されたものは自然に反するものと感じる

    今後はさらに物質的には満たされ、人生の意義や目的の価値が上がり、これを提供できる存在が重要になる

    資本主義という枠組みでの競争から、価値という観点から自分独自の枠組みを作れるかどうかの競争になる

    テクノロジーの性質
    人間の能力を拡張する
    人間そのものを教育し、依存させる
    空間的に近いところから遠いところに拡張

    お金や経済の問題を解決したければ感情は切り離して現象と捉えるべき
    格差の解消のためには構造的な欠陥を解決するべきだが、感情的な不満を解消することが目的になりがち

  • 法定通貨以外の価値をベースにした経済圏が複数併存する時代という見方には激しく同意。 ソーシャルキャピタル等の概念で類似のことはここ10年ほどで言われ続けてきており、筆者の主張が全く新しいものだとは思わない。が、実務家ならではの感覚と随所に放り込まれる歴史観、それに最新の実例をふまえた説明になったことで説得力ある整理になった。新しい経済学を構築する起点にすらなりうるストーリー。 飽和経済の中でお金を稼ぐことが難しくなり、法定通貨で測れない価値を蓄積することが重要になるとの主張は新しい時代の生き方の指針となる

  • 資本主義から価値主義へ。
    お金と感情を分けて考える。
    どんな経済システムの中で生きていくのかも自己選択できるようになっていく。

    これからの生き方に大変参考になった。

  • ・資本主義から価値主義へ
    ・あらゆる価値を最大化しておき、その価値をいつでもお金と変換できるようにすること。
    (=お金を貯めて持つより、お金を稼げる力のほうが大事)

  • 今はお金が絶対の価値になっているけれど、それはここ100年ちょっとの話で、今後お金の価値は揺らぐ。その分、新たな価値を持ったものが産まれてくるはずで、それが何か?という事がきちんと纏められて書かれており、私の様な経済のど素人でも分かりやすかった。

  • ‪言わずもがなのベストセラー本。てっきり仮想通貨の話かと思っていたら経済から労働まで幅広くて面白かった。資本主義から価値主義への変化について述べた第3章が特に。自分の中の常識がことごとく破壊される。デジタルネイティブならぬトークンネイティブかぁ…ダグラス・アダムスの言葉が重い。‬

  • 参考になる考え方は多くありましたが、一方で、本当にこの本に書いてあることがすべておこるような社会が近い将来くるんでしょうかねとも思いました。という考えが古いのかも知れませんが。

  • 「お金」というものの実態は何なのかという定義づけから始まり、その支払という手段が別のものに変わっていっている現実を説明。そこから、すでに始まっている未来の形まで、一つの流れとして分かりやすく書かれています。お金中心主義の時代に生きてきて人間からすると抵抗感のある未来図でもありますが、その変化はやはり感じていて、今までの価値観を変える必要があることは痛感します。ただ訳のわからない世の中の急激な変化について行くことは自分を滅ぼす可能性があるのですが、本書はその世の中でどのように自分を変えれば良いのかについての指南書になるとも思います。
    「お金」の稼ぎ方は、今の時代に生きているほとんどの人間は知っていると思います。これからはそうでない別の「価値」を稼ぐ必要が出てきます。それはどうやったら良いのだろうと、将来に対しての不安に対してはあくまで一例をあげているにすぎません。自分で勉強しなさいということだと思います。その動機付けに本書を読まれたらと思います。

  •  これは、お金ではなく、将来経済の新しい在り方を予測した本だ。

     資本主義では、もちろんお金は重要だ。
     だけど、お金では買えない価値があるということも言われてきている。
     そこで、将来は人間としての「価値」が資産になると考え「価値主義」を提唱している。

     さて、ここで以前に読んだ坂口恭平の本で「態度主義」という言葉を思い出した。
     私はこれができます。あなたはこれができます。
     そのスキルを交換しましょう。
     
     ポスト資本主義は個人の能力=価値をもとにしている考えが大きい。
     その価値をお金に換算してしまえば、それは資本主義なのだが、ビットコインの登場でお金ではなくトークンへの変換が可能になってきた。
     ビットコインはお金じゃない、情報そのものに価値があり、それは資本主義に組み込まれない使い方ができる。

     テクノロジーの進化、そして社会の新しい価値観が融合して、新しい経済のルールができる。
     今後、社会がその方向に進んでいったときに、いや俺はそんな社会は認めない、なんて頭を固くせず、時代に乗っていける柔軟な考えでありたい。

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著者プロフィール

福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年に株式会社メタップスを設立し代表取締役に就任。2015年に東証マザーズに上場。フォーブス「日本を救う起業家ベスト10」、AERA「日本を突破する100人」、30歳未満のアジアを代表する30人「30 Under 30 Asia」などに選出。2017年には時間を売買する「タイムバンク」のサービスの立ち上げに従事。宇宙産業への投資を目的とした株式会社スペースデータの代表も兼務。
『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(幻冬舎)で「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」リベラルアーツ部門賞を受賞。

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