お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎
4.01
  • (183)
  • (195)
  • (109)
  • (23)
  • (8)
本棚登録 : 2226
レビュー : 245
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344032156

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ビットコインは分散型経済システムであり、
    今後自律分散型が進んでいく。
    複数の経済圏が生成され、国を越えたバーチャル圏もある。
    資本主義から価値主義への移行。
    ベーシックインカム普及により働くことの意味が変わる。

    お金とは何か、から
    今後必要なスキルなど、
    新しい考え方を提案してくれた一冊。

  • これからのお金のあり方について、広く解説されています。ビットコインやブロックチェーンなついて少しわかってきたかも。何度か読んでみたい本です。

  • 何か新しいことを言っているかと問われれば、答えは否。通信技術の発達により、これまで以上に様々なコト(時間、承認、共有、等々)が商品化できるようになり、それを様々な形態の通貨圏で、既存の大資本などに頼らずとも売買できるようになった。そして、そのチャンスは皆にある、と楽天的に説く。今現在成功している人が、様々な本を読み散らして得た知識を直観的につなげて書き散らした、という印象の本。

  • また読み返す価値のある本。
    信用がこれからの価値になる。
    どう信用をこれから積み重ねていくか、改めて考えるきっかけとなった。

  • 経済は中央集権から分散へ向かっていくと予想している。中央銀行が発行する紙幣から、ブロックチェーンで保証された仮想通貨へと向かうのは、まさにそれを象徴しているかのようだ。そして資本主義から価値主義への移行、つまりお金などの資本に変換される前の「価値」を中心とした世界に変わっていくと予想している。

    現在では資産経済での投資先が枯渇し、将来ではベーシックインカムが現実になり、お金の価値が相対的に低下するなか、「価値」(意義や目的)を作り出せる人材が求められる。この考えが経済と、政治、宗教を同目的的にしていくようだ。お金というツールからテクノロジー、経済、政治、宗教の未来を予想していて、一つの先端的な思想に触れることができる。

    共産主義をふと思い浮かべてしまった。

  • タイトルからして仮想通貨関連の内容だと思いきや、とんでもなく大きなスケールと卓越した分析力で未来の経済を語る内容だった。全ページにマーカーを引きたくなるようなフレーズか満載。テクノロジーと経済の両方に興味を持つ人なら間違いなく興奮できる一冊。自分もその一人。「資本主義」から「価値主義」へとシフトしていく世の流れは疑いようのない事実であり、ゆえに、その時代の移り変わりの真っ只中で生きる我々が今、何を見据えてどのような日々を過ごすべきか大きなヒントと勇気を与えてくれた。

  • 古くなった頭をアップデートできます。お金のテーマが中心というよりは現在までの経済システムからこれからの新しいシステムへの変換が中心の内容。資本主義から価値主義へ。最初から最後まで学びが多い良書でした。

  • 読み易かった。
    ミレニアル世代のお金に対する価値観を背景とともに説明し、新しい人生の目的を見つけることそのものに価値を見出す(ある意味贅沢とも思われる)世代であると書いてある。共感できた。

  • 歳をとるごとに思い込みや偏見が溜まっていき、自由な発想や想像が出来なくなっていく。
    その最たるものが「お金」や資本主義。
    今後価値主義に世界が変わっていく(既に変化は起きているけど)のに、自分はその世界を創る側でいたいし、楽しむ側でいたい。批判する側にはなりたくない。
    そんな意識を持って生きていくべきだなと思わされた一冊。


    【印象に残ったフレーズ】
    ・現実は、お金、感情、テクノロジーが相互影響し合っており、それらが未来の方向性も決めている
    ・お金をつかんでも、感情を無視すれば(共感を得られなければ)持続はできない
    ・経済は、人間を構成分子として、欲望・欲求を起点に動く報酬のネットワーク。本能的欲求、金銭欲求、承認欲求。
    ・欲求に沿うことで、人気なほうが売れてさらに人気になる構造となり、上位と下位に大きな偏りが生まれるのは、動的ネットワークの中で自然に発生する現象。
    ・経済が世界全体で繋がっているため、遠くの国で起きた出来事でリアルタイムに為替が動くなど、不安定性と不確実性は増す
    ・経済とは、人間が関わる活動をうまく回すための仕組み。非効率や不を最小にするためには、物事をうまく回すための普遍的な構造理解と実生活で使える活きたノウハウの習得・実践が必要。
    ・発展する経済システムの5+2要素は、①明確な報酬(インセンティブ)で参加意欲を高め、②常に変化することで熱量高く参加でき、③バランスよく運と実力が必要な不確実性のある世界で楽しんだり不確実性をなくそうとする努力を生んで、④秩序(ヒエラルキー)の可視化と変動により自分と他人の位置や関係性がわかり、かつ流動性があるようにし、⑤交流(コミュニケーション)の場で助け合い議論し合うことで参加者が共同体の一員であることを認識(システム全体の接着剤の役割)でき、協力や問題解決ができたりする。+1:ヒエラルキーの固定化や参加者の飽きによる寿命が存在することを前提とし、寿命がきたら別の経済システムに移れる選択肢を複数用意する。+2:共同幻想(価値判断の基準)の存在により、報酬だけのシステムより寿命を長くする。
    ・世界を変えるとは、前時代の共同幻想を壊して、新しい共同幻想を上書きすること
    →この概念は経済だけでなく、組織マネジメントでもサービスのプラットフォーム戦略でもコミュニティ戦略でも、根底のメカニズムは同じ。パターンを見つければすべては普遍的に同じものだと捉えられる。それを現実世界で仮説検証することが面白い。
    ・自発的秩序、エネルギーの循環、情報による秩序の強化の3つの特徴がシステムのバランスを保ってる。自然→経済→社会→企業→部署→人→細と、すべてがフラクタル構造で同じシステムを持つ
    ・活版印刷技術の発明により特権階級しか持てなかった知識が安価で(本などで)手に入るようになり、知識の民主化が起きた。そしてグーグルの登場で知識はコモディティ化し、物知りの価値が薄れてきた。同様に次は、経済の民主化が起きる。IoT,AI,ブロックチェーンによって自律分散の仕組み(誰かが管理しなくても経済が回る状態。無人コンビニとか無人ヘッジファンドとか)が誰でも作れるようになり、お金の価値が薄れていく。その時、グーグルにより知識の集積ではなく活用法が重要になったのと同様に、経済も活用法が重要になっていく。
    ・資本主義から価値主義へ。役に立つか?だけでなく、感情的にプラスになったり社会的貢献も価値とする社会になってきている
    ・物質的欲求は満たされている現代、誰もが自分の人生の意義や目標を持てることは当然次に来る段階だが、そのさらに次の段階として、他人に人生とか何かの活動の意義や目的を与えられること、他者の自己実現を助けられることが「価値があること」になっていく。
    グーグル「世界中の情報を整理して誰もが利用できるようになる」やフェイスブック「世界中の人々を繋げ、繋がりを密にする」が優秀な人を惹きつけるのは、給与、福利厚生、ブランドだけでなく、その明確なミッションによって働く人たちに働く意義を与えられているから。
    ・金銭的価値や利益ではなく、独自性や個性で価値が作れる世の中では、熱狂している人ほど選ばれ、価値が高いとされていく。その時、横比較に意味はない。誰かになろうとしたら終わり。
    ・「ひいじいちゃんの時代は1週間のうちのほとんどをやりたくもない仕事をしてたらしいよ、かわいそうだね」の時代がすぐにやってくる。身分制度に縛られてた江戸時代を現代人が昔のことだと感じるのと同じように。
    ・宗教も国家も会社も、名前は違えど価値は似たもの。金銭なのか、思想や内面的充実なのか、社会的貢献や社会的充実なのか。どれも人が価値と感じるもの。
    ・VR,AR,BMI(脳とコンピュータを直接つなぐこと)が発達すれば、生きる世界(現実)を選択できるようになる。今も、インスタの中が自分の世界で3次元の世界はサブという人がいるように。

  • 自分の視座と欲求だけで捉えてしまうと、目新しさはなく、既存の考え方を平易にまとめをしたといった印象。特に1章は常識的前提知識の整理のみで不要と感じた方が多いのでは?
    できればその分のページを「タイムバンク」などの現時点での実験検証などを掲載して欲しかった・・・。

    但し、佐藤さんの想定読者は、学生、お金が手段でなく目的になっていることに自覚がない方、ブローチェーンを投機対象としか見れない人などで、極めて平易に理解しやすいように書いた入門書といった意図なのだろうと思います。

    そういう意味では、上場に成功したフィンテック企業の創業者がゲゼルなどと同じベクトルの志向を表明していることに意味があるのでしょう。虚栄やミーハー的な思考、近視眼的な選択をしがちな人への一定の影響力を発揮することも期待してしまいます。

    次は、本気で書いた著書を読んでみたいです!

全245件中 51 - 60件を表示

プロフィール

福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年に株式会社メタップスを設立し代表取締役に就任。2015年に東証マザーズに上場。フォーブス「日本を救う起業家ベスト10」、AERA「日本を突破する100人」、30歳未満のアジアを代表する30人「30 Under 30 Asia」などに選出。2017年には時間を売買する「タイムバンク」のサービスの立ち上げに従事。宇宙産業への投資を目的とした株式会社スペースデータの代表も兼務。
『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(幻冬舎)で「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」リベラルアーツ部門賞を受賞。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)のその他の作品

佐藤航陽の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊賀 泰代
瀧本 哲史
リンダ グラット...
ジェームス W....
ベン・ホロウィッ...
フィル・ナイト
クリス・アンダー...
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする