お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

著者 : 佐藤航陽
  • 幻冬舎 (2017年11月30日発売)
4.06
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  • 本棚登録 :1750
  • レビュー :168
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344032156

作品紹介・あらすじ

「資本主義」を革命的に書き換える「お金2.0」とは何か。2.0のサービスは、概念そのものを作り出そうとするものが多いので、既存の金融知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。その典型がビットコインです。あまりにも既存社会の常識とは違うので「今の経済」のメインストリームにいる人たちにとっては懐疑や不安の対象になりやすいといった特徴もあります。そして、それこそが全く新しいパラダイムであることの証でもあります。本書ではまずお金や経済の仕組みから、テクノロジーの進化によって生まれた「新しい経済」のカタチ、最後に私たちの生活がいかに変わるか、の順番に解体していきます。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)の感想・レビュー・書評

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  • 目には見えない価値にお金を払う新ルールの世界。
    仮想通貨やトークンエコノミーの普及でお金の意味合いが従来とは違う世界。
    お金は物資やサービスとの等価交換だけではなく、時間や価値との等価交換する世界。
    そこでは、資本ではなく、個人の価値が物を言う。①スキル経験の実用性としての価値。②共感や好意のような内面的価値、③信頼人脈のような繋がりとしての社会的価値、を高める。

  • 名前からはビットコイン経済の話かと思ったら、それ以上にこれからの経済と価値観について書かれていて、予想以上の良書だった。

    以下読書メモ

    経済システムはインセンティブ、リアルタイム、不確実性、ヒエラルキー、コミュニケーションで成り立っている。
    その他のシステムでも同様の要素が必要。
    システムには寿命があり、次のシステムに移る準備をしておく。

    経済と政治、経済と自然は共通性がある。
    ネットワークでリアルタイムにつながっているこれからは、分散化が進んでいく。

    これからはお金ではなく価値が重要になる。価値があればお金にもなる。
    自分の価値を常に高めるような行動が必要。
    価値は①有用性としての価値 ②内面的な価値 ③社会的な価値 がある
    これからは色々な価値観やシステムが並列し個人が選択できるようになる。

  • Moneyが軸でなく、Valueを軸とした生き方に視点を移すことに共感できました。年をとるに連れ、自分の心が凝り固まっていくことを意識しつつ、年をとっても新鮮な感覚を大切に生きることができると気持ちを新たにしました。

  • この本では、「これからの働き方」について語られています。

    著者は、これからの社会は、お金を増やすことが目的の「資本主義」でなく、自分の価値を高めていく事が目的の「価値主義」に変わっていくと述べています。

    すでに、これまでの国家が運営する「中央集権的なお金の経済」から国以外の団体が運営する「トークンエコノミー」へ移行しつつあります。

    「トークンエコノミー」は、同時発生的に「分散化された経済」を作り出しており、「国家の運営するお金」でなく様々な「価値」を元に経済が回っています。

    そのような「分散化された経済」において「お金」はひとつの価値に過ぎず、個人個人が、お金以外の様々な価値を蓄えて行くことが大切であると説いています。

    そのためのこれからの働き方について著者の持論が書かれています。

    確かに、「ビットコイン」を含むその他のトークンエコノミーについてニュースとしても聞く機会が多いです。
    テクノロジーの進化の速さに付随して「世の中」が大きく変わっていく予感を感じています。

    「そんな中で自分に何ができるのか?」

    「少なくとも自分の価値を高めて行く必要があるのではないか?」

    「じゃあ、そのためどうするか?」

    今後の自分の「あるべき姿」を考えさせて思わくれる本でした。

    是非、読んでみてください。

  • ようやく読了。遅すぎるくらい。

    価値主義の時代では経済そのものが多様化し、個人で選択できるようになる。共感、好意、信頼などの内面的価値やソーシャル・キャピタルなどの社会的価値が資本主義の枠組みでは評価されなかったが、こういった目に見えないものや定量化しにくかったものがテクノロジーの進化によりデータとして蓄積され、可視化できるようになった現代の価値主義では大きな影響力を持つようになる。

    これからの世の中は「自分の価値を高めておけば何とでもなる」世界になる。自分の価値を高めるために、自分の興味や情熱と向き合い、自らの価値に気づき、それを育てていくことが重要である。

  • 分かりやすくまとまっているけど、特に目新しい内容はなぬ1500円払う価値はなかった。アマゾンで本当にバカ売れしているのか謎。

  • 電車の広告でずっと見かけてて、分厚い本なのかなって勝手にイメージしてたら実際は300ページないくらいのさくっと読める本だった。
    内容については立場によって実感できる人とまったくできない人で分かれるんだろうなと思った。
    20代の自分としては、資本主義から価値主義に移りつつある実感はひしひしと感じているし、実際にお金より価値を優先して人生設計している感覚もあるのでよく理解できる内容だった。

  • 「人間は、自分が生まれた時にすでに存在したテクノロジーを、自然な世界の一部と感じる。15歳から35歳の間に発明されたテクノロジーは、新しくエキサイティングなものと感じられ、35歳以降になって発明されたテクノロジーは、自然に反するものと感じられる」
    「過去の常識が新しい価値に上書きされていき、新しい価値観が常識になったかと思うと、すぐに新しい価値観による上書きが始まる」
    「今の日本の常識と呼ばれているものは、日本の人口分布でボリュームゾーンでもある45歳前後の人が持っている概念を指している」

    若いうちは経験すること一つひとつが新鮮でスポンジのように吸収することができる。それは経験値が浅いことによるメリットだ。一定の年齢まで積み上げたものは自分の中で当たり前のものになり、自然と感じとれるようになる。そうであるならば、少しでも早いうちに多くのことを見たり、触れたりすることは財産となりうる。
    そして、その土台をもとに社会に属する人が新しい価値観のもと、これからの世の中をつくるとき、それは新たな常識となっていく。

    いまある「お金」を中心とした世界は、揺るがないものであり社会の基盤として、これからもあり続けるというイメージがなんとなくある。
    しかし、人間の満足と感じる方向が物欲から精神的充足に移って行く中、お金の価値は違ったところに向かっている。
    単純作業のようなものは、どんどん進むテクノロジーに移り変わっていくし、人間の労働は減っていくかもしれない。
    お金を使いたいと思うのは、感動や驚きなどのような感情的価値に向けられるようになり、これまでのやり方が通用しなくなる。
    そのとき、新世代の人たちはすんなり馴染んでいくだろうが、昔の世界を知っている我々は溶け込んでいけるだろうか。
    社会の進化は止まらないが、そこについていけるかどうかわからない。

  • 20180414 SF小説の様な話の展開に付いて行けるかどうかが分かれ目かも。結果、楽しい世界になると感じる人とつまんない世の中になってくのかもと感じる人とどちらに共感できるか。人として取り残されるのは勝手だと思う人よりそういう人が出ることも理解して新しい仕組みを考える人がリードする様に応援していきたい。

  • お金に関する本は世の中に沢山存在しますが、
    この本はお金についての概念がガラッと変わる衝撃作です。
    今まさに「お金」や「経済」のあり方が変わろうとしており、
    それに連動して働き方もどんどん変わってきています。
    まだまだ進化の途中であり、人間は今とはもっと違う存在を目指せる。
    近い将来、人間の仕事の大半がAIに取って代わり、ベーシックインカムが実現した世界では、
    もはやお金のために働く必要がなく、お金が個人の内面的な価値に代わるだろうと予測している。
    集中型から分散型へ、そして、貨幣から価値へ。
    最近のビジネスモデルから肌で感じていたことをうまく整理されており、
    世の人からの支持・評価を得られれば、いつでもそれをお金に換えることができる。
    著者は世の中で起きている事象を関連付けて構造化するのが非常にうまいと感じ、
    また、最新のテクノロジーだけでなく歴史にも造詣が深い。
    世の中で起きていることをありのままに素直に捉えて、柔軟な頭で変化する時代を生きていく必要性を感じました。

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