お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 277
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344032156

感想・レビュー・書評

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  • いまいちしっくりこない部分も。。。
    価値のあるものは変わっていくだろうけど、それがゆえにお金がコモディティ化し、価値がなくなっていくことはないと思う。
    お金の価値は変わらないと思う。価値そのものを図るための物差しだから。

    新しい価値観が生まれ、価値があるものが認められていく、が、結局それってどんだけのものって聞かれたとき、わかりやすいのはお金への換算。

    そして本の中でも色々な価値について紹介がある、、、極論いってしまえば、1億回のいいねより、100億回の再生回数より、1000億円より、結局は何が大切かなんて、本当は答えわかっているはずなんだろうけど、、、、人間って面白いね。

  • 現在20歳だが、自分は著者が語る「価値主義」によって意思決定をしている部分があると感じた。全てがそうかといえばそうではないとは思うが、大部分を占めていると思う。ただこれから本格的に社会に出ていくときに、実際のところどこに焦点を当てて人生の選択していくのか...。自分に問いかけていく必要がある。

  • 近年、ごく短時間に進む流れの本質が極めて簡潔かつ体系的に整理され、著者自らの経験に基づく地に足ついた論理で展開される。

    (その上での疑問メモ)
    →価値も現在の貨幣価値に換算される(↔︎価値市場が全てに取って代わることはない)、×Rが拡大しても人は土から離れられない、あるマイクロ経済圏が破綻した際そのベーシックインカムに依存する人々の生活を保障するものは、経済圏を運営するものとそこにライフログを提供することで保護されるものとの断絶は固定化しないのか

    仮想通貨の脆弱性を理解した上で、この未来をどう評価するか。

    ・経済システム=人と人とのつながり(組織も含む)
    ・持続的かつ自動的に発展していくために要素:
    ①インセンティブ、②リアルタイム、③不確実性(運と実力のバランス)、④ヒエラルキー、⑤コミュニケーション
    +①寿命による移動先、②共同幻想、のよるサイクルの永続性

    ・自然(自発的秩序、物質・エネルギー循環、情報による秩序強化)の共通性
    →これを逸脱する経済システムは続かない?

    ・テクノロジーの潮流は「分散化」という線上に見るべき

    ・トークンエコノミーはネットワーク内で経済システムが完結
    →国家不介在による通貨発行益の享受、不安定性
    →現実世界のアセットと結びつくことでの価値の可視化
    →独占・支配に対する分裂による回避
    →自律分散による経済(システムの構築)の民主化
    ※国家の専売特許ではなくなる

    ・価値主義における「価値」の3分類
    ①有用性としての価値
    ②内面的な価値
    ③社会的な価値
    →データ化することによる②③の価値化

    ・複数の経済圏の構築・試行錯誤、企業によるベーシックインカム(ライフデータの提供)

    ・儲けでなく価値(≠炎上による関心・注目)を高める働き方

  • ・資本主義から価値主義へ
    ・あらゆる価値を最大化しておき、その価値をいつでもお金と変換できるようにすること。
    (=お金を貯めて持つより、お金を稼げる力のほうが大事)

  • 経済に疎いため、ビットコインとかVALUとか話題のトピックスについて知りたいと思い手に取ったが、あまりその辺りの言及はなく、それよりも大きな枠組みの話が多かった。

    本書によると、これまではもっと豊かに暮らしたい、いい家に住みたいなど、金銭的・物質的な充足を求めて人々が動いてきたけれど、SNSの「いいね!」に代表されるような共感などの精神的な充足や、社会問題の解決などの意義や目的に価値を見出すようになりつつある。
    ミレニアル世代以降は後者を重視するそうだが、私自身(1989年生まれ)を振り返ると半々であるように思う。就職活動の際、一番やりたかった職業は給料が低いことを理由に諦めたが、企業を選ぶ上では企業理念やミッションに共感できることが一番の条件だった。
    このような、資本ではない内面的な価値を重視する社会になると、「金銭的なリターンを第一に考えるほど儲からなくなり、何かに熱中しているほど結果的に利益を得られるように」なるそうだ。最近では「好きなことをして生きていく」生き方も話題になっており、そのような流れが起こるのは社会の変化も影響しているのだと分かり納得できた。

  • 今まで経済やお金の勉強をほとんどせずに、いきなりこの本はレベルが高かった気がする。
    でも、書いてあることは面白い。
    時間をおいて、また読みたい。

  • 眉唾な部分もあるが、仮想通貨、シェアリングエコノミー、ブロックチェーンなどの概念を理解することが出来る。
    ・有用性の価値(資本主義的)、内面的な価値(共感や信頼)、社会的な価値(慈善活動やNPO)に分類される
    ・SNSによる共感や感謝など内面的な価値の可視化
    ・注目や関心と評価や信用は違う
    ・営利と非営利の境界線が消える
    ・複数の経済圏やコミュニティーに生きる安心感
    ・「儲かること」から「情熱を傾けられること」へ

  • これまでの金融の枠組みを無視した全く新しい経済システム:Fintech 2.0、その世界がどんなものなのかを紐解いた本。
    今世の中で起きていることはあらゆるシステムの分散化で、インターネットにより情報の格差が無くなったことで、管理者がいなくても個人間で取引ができるようになった。
    そして国だけが発行できたお金が仮想通貨の登場で誰でも発行できるようになり、今まで価値を付けられなかった内面的な価値に重きが置かれる。
    新しい価値を見出し、人の欲望と上手く結びつけた経済システム(エコシステム)を構築することが必要になるが、重要なポイントはこれが個人レベルでも技術的にできるようになること。
    そしてこのようなパラダイムシフトの根源にあるのは、我々ミレニアル世代(1980年代以降に生まれた世代)が、生まれたときから物に溢れ、お金以上に意義や目的というものを重視する価値観を持っていること。
    キャズムを越えた仮想通貨が、更に伸び、決済のフェーズに入るの2018年となりそうな予感をさせる本でした。

    ◯お金とは?
    ・経済とは欲望のネットワーク
    その構成分子の人間を動かすのは、欲求、欲望を起点に動く報酬のネットワーク。

    1. 本能的欲求: 衣食住、モテたい
    2. 金銭的欲求
    3. 承認欲求

    ・特徴
    極端な偏りと不安定不確実性(飽きやすい)
    脳の報酬系は満たされたときだけでなく、期待できる状態でも分泌される

    ・自己発展的に拡大していく経済システム
    1. インセンティブ
    2. リアルタイム: 状況が変化すること
    3. 不確実性: 運と実力が程よいバランス
    4. ヒエラルキー: 自分の立ち位置がわかる、他人との距離感を掴みやすい、ただし固定化されなあよう新陳代謝を促す
    5. コミュニケーション: 交流や議論する場
     ビットコインはこれらがバランスよく設計されている

    ・長続きするシステム
    1. 寿命があることを前提にし、飽きられた場合の次の手を打つ
    2. 参加者が共同の幻想を抱く、世界を変えるとは、塗り固められた幻想を上書きすること

    ・ピケティの考え方
    資産税: 資産を持つことに対する税
    ゲゼルのスタンプ貨幣(使わないと使えなくなる貨幣)により滞留を防ぐ考え方

    ・よく出来た経済システムは自然の有機的システムに似ている
    1. 自発的秩序: 生態系
    2. エネルギーの循環
    3. 情報による秩序の強化
    共通するのは、複数の個が相互作用して全体を構成すること=創発

    ◯テクノロジーが変えるお金の形
    ・今起きているのはあらゆる仕組みの分散化

    力をつけていくであろう個人をサポートするエンパワーメントにビジネスチャンスあり

    ・シェアリングエコノミービジネス:
    ネットワーク化した個人を束ね、1つの経済システムを作り、人間には煩雑な処理や中立性を求められる評価機能等を代理人として提供。

    ・トークンエコノミー
    発行者が自由に設計できる経済圏でネットワーク内で完結する。次のような種類に分けられる。

    1. 通貨型: 決済手段、ポイントカードのイメージ
    2. 配当型: 明確なリターンを設定
    3. 会員権型: 所持することで優待を受けられる

    ・分散化×自動化(AI)➡︎自立分散➪管理者不要
    ・無人コンビニ BingoBox @中国

    ◯評価経済
    ・経済の民主化、経済は作れるもの
    ・価値を媒介する手段がお金だけでなく多様化、価値を最大化しておけば色々な方法で他の価値と交換できる
    ・社内通貨、毎月一定の社内通貨を社員が保有していて、同僚に感謝の印とひて付与できる仕組み、内面的な価値の可視化
    ・落とし穴
    注目,関心に過ぎないものが評価,信用という高尚な概念にすり替わっている。そのために、好意や社会的価値が犠牲にされると多くの人にとって受け入れがたくなる。

    ◯経済システムは選べる
    ・1つの経済に統一する必要はない
    ・AIが仕事を奪い、多くの人が失業し、ベーシックインカムが導入される。お金を稼げることの強みが薄れ、コモディティ化する。

    ◯イギリス人作家 ダグラス・アダムス
    人間は生まれた時に存在するテクノロジーを自然な世界の一部と感じ、15〜35歳で発明されたテクノロジーを新しくエキサイティングなものと感じ、35以降に発明されたものを自然に反すると感じる

    ◯人生の意義を持つことが価値
    ・ザッカーバーグのスピーチ
    1980年代以降に生まれたミレニアル世代は、衣食住など必要最低限のもが揃い物質的には満たされ、どこを目指したらいいかわからない。そんな彼らが人生の意義や目的を持てるような世界を作ろう。
    ・グーグルやフェイスブックは誰もが理解できる明確なミッションを掲げている、それは社員に働く大きな意義を提供しているということ。
    自己実現のさらに先、社会全体の自己実現を助けたいという利他的な欲求

    ◯モンテッソーリ教育
    子供の興味をとことん伸ばしていく教育法

    ◯未来の姿
    1. エストニアのような電子国家がアメリカや中国とは異なる新しい国家の形を作る
    2. グローバル巨大企業が行政サービスを提供し、国家のような役割を担う
    3. 全く無名なバーチャル企業がバーチャル国家として新しいモデルを作る

  • 2018年9月21日読了。

    ●ビットコインとは、中央に管理者がいなくとも成り立つ
    バーチャル上の通貨で、2009年にナカモトサトシと
    名乗る人物によって作られたと言われています。
    ビットコインにはブロックチェーンという技術が活用
    されています。
    一定期間のデータを1つの塊(ブロック)として記録し
    それを鎖(チェーン)のように繋げていくことで
    ネットワーク全体に取引の履歴を保存し、第三者が容易
    に改ざんできないようになっている。(P37)

    ●実務の中で再現できないことは本当に「理解した」とは
    言えないと思っています。
    実務の世界では机上の空論は全く通用せず、成果に
    繋げることで、初めて活きたノウハウになり得るのです

    ●誰か特定の人が必死に動き回っていないと崩壊するよう
    な仕組みでは長くは続きません。
    持続的かつ自動的に発展していくような「経済システ
    ム」にある要素。P51
    ①インセンティブ(報酬が明確である)
    ②リアルタイム(時間によって変化する)
    ③不確実性(運と実力の両方の要素がある)
    ④ヒエラルキー(秩序の可視化)
    ⑤コミュニケーション(参加者が交流する場がある)

    ●ヒットするサービスを考える場合は、衣食住などの
    生理的欲求以外の社会的欲求を刺激できる仕組みを
    導入出来ないかと考えてみることが重要。
    またサービスがリアルタイムとも言わずとも
    毎日・毎週・毎月変化する企画がある事で、ユーザーは
    常にそのサービスのことが気になってくれるようになり
    何度も訪れてくれる可能性が高まります。(P74)

    ●現在、先進国ではものもサービスも飽和状態にあり
    商品を売るだけでは人々を惹きつけることが出来なく
    なりつつあります。
    物を持たないで生きる「ミニマリスト」が多くなってい
    るのを見てもわかる通り、物の魅力はどんどん下がって
    行っています。多くの人が娯楽や体験を通した精神的な
    満足に対して魅力を感じるようになってくると、ゲーミ
    フィケーションや脳の報酬系への理解が経済活動にます
    ます求められる時代になっていくでしょう。

    ●「私の芸術を真に理解できるのは数学者だけである「
    レオナルド・ダ・ヴィンチ

    ●近代社会が「情報の非対称」を前提に作られている
    →国家や政府に力が集まる

    ●共有経済(シェアリングエコノミー)
    →社会が常に繋がって分散している状態が出来て
    初めて機能し得るもの。

    ●トークン
    →仮想通貨の根っこで使われているブロックチェーン
    上で流通する文字列のことを指すことが多く、一般的
    には仮想通貨やブロックチェーン上で機能する独自の
    経済圏をこう呼ぶようになったが、正確な定義はない

    トークンエコノミー
    →トークンエコノミーと既存のビジネスモデルの大きな
    違いは、経済圏がネットワーク内で完結している点。
    〜国家がやって来たことの縮小版をトークンを用いて
    企業や個人が手軽にできる仕組み。

  • 4章は面白かった。それまでは特に新しい発見はなかった。タイムバンクのコンセプトをすぐ理解できた人や堀江さんの本などをよく読む人は聞いている話が多いのではないかと思った。

著者プロフィール

福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年に株式会社メタップスを設立し代表取締役に就任。2015年に東証マザーズに上場。フォーブス「日本を救う起業家ベスト10」、AERA「日本を突破する100人」、30歳未満のアジアを代表する30人「30 Under 30 Asia」などに選出。2017年には時間を売買する「タイムバンク」のサービスの立ち上げに従事。宇宙産業への投資を目的とした株式会社スペースデータの代表も兼務。
『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(幻冬舎)で「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」リベラルアーツ部門賞を受賞。

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