日本再興戦略 (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 3469
レビュー : 343
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344032170

作品紹介・あらすじ

今、世界でもっとも注目される日本人科学者が描く希望の国のグランドデザイン。

感想・レビュー・書評

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  • 落合陽一さんの第一印象は「この人ナニモノなの?!」ってこと。
    学長補佐であり、社長であり、アーティストであり、父親でもあって...。

    読了後、色々なことがわかったけど、一つだけわからないことも。

    日本は超拝金主義という部分は、留学していていたときに「日本人は何でそんなに働くの?」と何度も聞かれたので非常に共感しました。

    カネのために色んなものを犠牲にしがちだけど、お金はモノに交換できる便利な紙でしかない。


    結局、この人は何者なの?!笑

  • 頭のいい若者の勢いのある本です。正直横文字多くてよく分からんという感じでありました。文中で意味の無い横文字で言わない方がよいなんてことが書いてありましたが、結局日本語に置き換え可能な言葉も沢山横文字で出てきています。
    みんなこの横文字を一生懸命解説と引き比べて読んで「分かった!」という気もちになるのでしょうか。

    これからAIが発達し、通貨の在り方が変わり、国、統治の主体の在り方が変わるに当たって、一番変わらなければならないのは教育及び職に対しての考え方という事なんでしょうね。既にして昭和的な教育を受けてきた僕らにとって、これから訪れるであろう新世界がはまさに怖れの対象ですが、そこにワクワクや可能性を見いだせる若者が世界を作っていくのであれば、まさにこの転換点というのはチャンスに見えるのかもしれませんね。
    彼の提唱する「百姓になるべき」という言葉は、百の事をする人という多様な人間を指しているのですが、これからは専門業種だけでは生きて行けなくなるんでしょうね。まだ人生長いので自分を省みて考えこんでしまいました。

  • いま話題の人 落合陽一。
    YouTubeを見る中で、見つけた若い人である。
    現代の『魔法つかい』ともいわれる。
    そのあらゆる面においてのコミットメントする姿勢は、素晴らしい。
    イマドキの若いものはなんて言ってられない。
    こういう若者が、現れるのは、たのもしいことである。
    筑波大学の教員であり、学長補佐。ベンチャー企業の経営者。
    アーティストとして、芸術作品を生み出し、
    テクノロジーとアートとプロダクトつくり。
    実に、マルティプレイヤー。教育、研究、経営、アートに関わっている。
    これからの『働き方』を予感させる その仕事の多様性。

    『価値』が重要なキイワードであるが、「価値」の定義が不明である。
    少なくとも、価値にも ダイバシティがあると思われる。
    バリューダイバシティの時代。
    落合陽一の3つの再興戦略
    ①経営者として、今までとは違うスタイルのイノベーション開発。
    ②メディアアーチストとしてクールジャパンの素地の正体をつかみ、
    クリエイティブにする。
    ③大学はどうあるべきかを考えてグランドデザインをつくる。
    ふーむ。戦略ではないよな。戦術方針みたいなものだと思うよ。

    『賢い上にひらめきがある天才が必要だ』と自分の登場をほめている。
    こういう押しの強さが必要なのだね。
    東洋思想と言いながら、実にアメリカナイズされているのはおもしろい。
    さすがに、落合信彦の息子だけある。

    『変わりつづけることを変えず、作りつづけることをやめない。
    東洋の自然観はデジタル時代に新たな自然を構築する。
    バックグランドとビジョンを拡張し、世界に貢献する。』
    と落合陽一は 宣言する。
    いやはや。その意気込みが 必要なのだ。

    主張は 大きく言って 3つ。
    ①欧米とは存在しない。ヨーロッパとアメリカは違う。
    ②日本人は、公平にこだわり、平等にこだわらない。
    ③ワークアズライフ。百姓の「多動力」がいる。
    百姓とは、百の仕事をもっている。
    タイムマネジメントから、ストレスマネジメントへ。

    リーダーは、尖っている能力、足りないのは補ってもらえばいい。
    意思決定と実務権限はわけられるべきだ。
    後継者ではなく、後発を育てよ。
    リーダーとは、愛されることなのだ。

    ふーむ。おもしろい切れ味である。
    文章は、頭の回転の速さに、ついていかない状態で
    飛躍に飛躍を重ねるが、その八艘渡りに近い展開は
    スリリングでもある。いやはや。おもしろい時代になったもんだ。
    若者が 堂々としているのは、たのもしい。

  • ー収入を生むことと生み出す価値と資産はそれぞれ違う。
    <有難う、ありがたい、あって当たり前>の基準が日本は高いほうだと思う。
    だから日本のなかで生きる価値を見出すのはなかなか大変。拝金主義で収入を生むことだけの価値に光が当たりがちだけれど、そうして価値をわけて考えてみると少し気が楽になるのではないか。

  • 必要があって読む。
    うーん、話題の人ながら、失礼ながらこの人、あまり頭が良くないなあと終始実感。
    この人が提言する日本再興論を実践したら、日本が再興されないことは目に見えている。
    なぜなら、思考方法に中心が一つしかないから。それを是とする人々を、自分は信用しない。

  • 日本の歴史を振り返り本来の日本の文化を提示し、中央集権から地方分権にするなど、明治以降の欧米化をリセットして新しい日本の文化・社会を再構築せよと迫ります。
    そして、少子高齢化を好機として人工知能を始めとした5G、ブロックチェーン、AR/VR/MRなどのテクノロジーを用いて新しいビジネスでイノベーションを起こせと叱咤します。
    デジタルディスラプションを起こすのではなく、「今パイを持っている人たちを更に儲けさせてあげるような枠組みを考えてあげないといけません」とあるのが正に日本文化的です。
    また、個人への提言である「ポジションを取れ。とにかくやってみろ。」も著者の行動からとても説得力があります。

  • 前半分は冗長だし支離滅裂。士農工商のメタファー(歴史的に正しいかは疑問)だけ頭に入れておく。
    第5章から一気に面白くなる。リーダー2.0のあり方、ホワイトカラーおじさんや年功序列の排除、落合陽一だけの特筆すべき論はないが、「やっぱりそうだよな」と納得感のある提言が並ぶ。時代に取り残されてるかも、と思った人は日曜朝の比較的気分がいい時に読んでみては。

    追加 他の方が「命を削った書」と書いていたけれど、全編見る限りゴーストライターが書き起こしたようなこじんまりした筆致。ただ、「おわりに」における落合氏自身の昨年末の行動とその想いは迫力あり。最後の最後で熱い想いを持てた。

  • 日本の古きを学び、日本の特性を理解し、現代の状況と組み合わせ、日本の進むべき道を提案している。今までの指南本のような古いものを捨て新しいものを取り入れろ、という主張ではない。

    著者の素晴らしい点は、自分の考えたストーリに基づき、実行し、日本の再興を目指しているところ。

    「手を動かせ、物を作れ、批評家になるな、ポジションを取った後に批評しろ。」
    の言葉は、著者が言うと説得力がある。

    以下メモ
    ・日本の向き不向きを考える事。欧米や中国のやり方をそのまま真似ても勝てない。
    ・技術のオープンソース化とパーソナライズ化。
    ・ローカルな課題の解決から取り組む。
    ・リーダー2.0 共感性の高さ、意思決定と実務の分離、カリスマでなく、とがった個人が集まるビートルズタイプ

  • すこし自慢気味な語り口が鼻につく文章ではあるが、概ね落合氏の述べることには賛同した。
    というのは、日本人がいままで長く定着させてきた制度や風習をうまく活かすことによって、無理やり欧米と肩を並べてきた時代はおわり、これからは日本独自の、さらにいうと地方が魅力をもった発信をしていくことで世界からの新たな日本の価値がひらけ、乗り越えられるという発想はぼくにも似たようなものを思っていたし、いいとおもった。
    どこまでドラスティックにぶっ壊すというか変えていくのかっていうところは、すぐに、とはいかないかもしれないけれど、変われる波に乗ってしまえば、えいやーと脱皮できるのかもしれないなーという感想。
    ただし、落合氏が述べているのは大きな視点でのことであり、ここからこぼれている、市井の人々の機微な営みや負の連鎖、あるいは格差などのことも心配になるにはなる。

    というわけで、やや遠くからの視点で見た日本のミライはそこそこ明るいのかもな、と、前向きになれた本だった。Kindleで読んだ。

  • 落合氏をテレビで見かけるようになり、本書を手に取った。

    時代は巡っていることがよく分かる。
    今は百姓。つまり、百の生業を持つことを推奨している。多動力こそ百姓。
    自分探しより、自分ができることから始める。
    手を動かし、モノを作り、批評家にならない。
    著者によるポジションを取る。とは結婚すること、子どもを持つこと、転職すること、投資すること、勉強することなど。分かるためにやってみることが大切。

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著者プロフィール

落合陽一(おちあい よういち)
メディアアーティスト、研究者。2015年より筑波大学図書館情報メディア系助教、デジタルネイチャー研究室主宰。2015年Pixie Dust Technologies.incのCEO。2017年から筑波大学学長補佐、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼務。2017年12月からは、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社による筑波大学デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 基盤長 及び 准教授を兼務。代表作に、最初の著書『魔法の世紀』、『日本再興戦略』『デジタルネイチャー』など。ほかにも様々な作品と著作に関わる。2019年9月7日、『2030年の世界地図帳』を刊行。

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