日本再興戦略 (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 4102
感想 : 381
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344032170

作品紹介・あらすじ

今、世界でもっとも注目される日本人科学者が描く希望の国のグランドデザイン。

感想・レビュー・書評

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  • 落合陽一さんの第一印象は「この人ナニモノなの?!」ってこと。
    学長補佐であり、社長であり、アーティストであり、父親でもあって...。

    読了後、色々なことがわかったけど、一つだけわからないことも。

    日本は超拝金主義という部分は、留学していていたときに「日本人は何でそんなに働くの?」と何度も聞かれたので非常に共感しました。

    カネのために色んなものを犠牲にしがちだけど、お金はモノに交換できる便利な紙でしかない。


    結局、この人は何者なの?!笑

  • 著者の落合陽一さんが、日本を再興するための戦略を熱く語った本。
    斬新な提案が多いが、必ずしも現状を全否定するわけではなく、"士農工商"を序列ではなく、分類と捉えれば、現代の職業体系に近いとか、少子化も高齢化もテクノロジーの発展により、身体的なダイバーシティが拡がると考えられるなど、ネガティブな要素もチャンスと捉えて、新たな発想を生み出していて、とても参考になった。

    また、なんでも欧米がいいと考えがちな日本人の思考は正すべきとしつつ、ライフワークバランスをよくするために、やみくもに"ライフ"と"ワーク"を二分しようとするより、仕事と生活が一体化した"ワークアズライフ"の方が、日本人には向いているというなど、日本の伝統的な考え方や日本人の性格なども踏まえた上で、斬新ながら、むしろ現実的な提案がなされていて、日本の将来のポテンシャルに、もう少しだけ期待してみようと思えた。

    そして、超がつくほどの多忙さの中でも、大学での研究、教育に時間を割き、人への投資をすることに拘っている点も素晴らしい。

  • 日本再興について、著者独自の視点で提言されており、明るい未来が見えました(笑)
    ○現在の日本にとって少子化は悪くない❕
    ○士農工商の商は、何も生み出していない❕
    などなど、なるほどー!と思えるアイデアがありました。
    ぜひぜひ、読んでみてください

  • 頭のいい若者の勢いのある本です。正直横文字多くてよく分からんという感じでありました。文中で意味の無い横文字で言わない方がよいなんてことが書いてありましたが、結局日本語に置き換え可能な言葉も沢山横文字で出てきています。
    みんなこの横文字を一生懸命解説と引き比べて読んで「分かった!」という気もちになるのでしょうか。

    これからAIが発達し、通貨の在り方が変わり、国、統治の主体の在り方が変わるに当たって、一番変わらなければならないのは教育及び職に対しての考え方という事なんでしょうね。既にして昭和的な教育を受けてきた僕らにとって、これから訪れるであろう新世界がはまさに怖れの対象ですが、そこにワクワクや可能性を見いだせる若者が世界を作っていくのであれば、まさにこの転換点というのはチャンスに見えるのかもしれませんね。
    彼の提唱する「百姓になるべき」という言葉は、百の事をする人という多様な人間を指しているのですが、これからは専門業種だけでは生きて行けなくなるんでしょうね。まだ人生長いので自分を省みて考えこんでしまいました。

  • いま話題の人 落合陽一。
    YouTubeを見る中で、見つけた若い人である。
    現代の『魔法つかい』ともいわれる。
    そのあらゆる面においてのコミットメントする姿勢は、素晴らしい。
    イマドキの若いものはなんて言ってられない。
    こういう若者が、現れるのは、たのもしいことである。
    筑波大学の教員であり、学長補佐。ベンチャー企業の経営者。
    アーティストとして、芸術作品を生み出し、
    テクノロジーとアートとプロダクトつくり。
    実に、マルティプレイヤー。教育、研究、経営、アートに関わっている。
    これからの『働き方』を予感させる その仕事の多様性。

    『価値』が重要なキイワードであるが、「価値」の定義が不明である。
    少なくとも、価値にも ダイバシティがあると思われる。
    バリューダイバシティの時代。
    落合陽一の3つの再興戦略
    ①経営者として、今までとは違うスタイルのイノベーション開発。
    ②メディアアーチストとしてクールジャパンの素地の正体をつかみ、
    クリエイティブにする。
    ③大学はどうあるべきかを考えてグランドデザインをつくる。
    ふーむ。戦略ではないよな。戦術方針みたいなものだと思うよ。

    『賢い上にひらめきがある天才が必要だ』と自分の登場をほめている。
    こういう押しの強さが必要なのだね。
    東洋思想と言いながら、実にアメリカナイズされているのはおもしろい。
    さすがに、落合信彦の息子だけある。

    『変わりつづけることを変えず、作りつづけることをやめない。
    東洋の自然観はデジタル時代に新たな自然を構築する。
    バックグランドとビジョンを拡張し、世界に貢献する。』
    と落合陽一は 宣言する。
    いやはや。その意気込みが 必要なのだ。

    主張は 大きく言って 3つ。
    ①欧米とは存在しない。ヨーロッパとアメリカは違う。
    ②日本人は、公平にこだわり、平等にこだわらない。
    ③ワークアズライフ。百姓の「多動力」がいる。
    百姓とは、百の仕事をもっている。
    タイムマネジメントから、ストレスマネジメントへ。

    リーダーは、尖っている能力、足りないのは補ってもらえばいい。
    意思決定と実務権限はわけられるべきだ。
    後継者ではなく、後発を育てよ。
    リーダーとは、愛されることなのだ。

    ふーむ。おもしろい切れ味である。
    文章は、頭の回転の速さに、ついていかない状態で
    飛躍に飛躍を重ねるが、その八艘渡りに近い展開は
    スリリングでもある。いやはや。おもしろい時代になったもんだ。
    若者が 堂々としているのは、たのもしい。

  • ー収入を生むことと生み出す価値と資産はそれぞれ違う。
    <有難う、ありがたい、あって当たり前>の基準が日本は高いほうだと思う。
    だから日本のなかで生きる価値を見出すのはなかなか大変。拝金主義で収入を生むことだけの価値に光が当たりがちだけれど、そうして価値をわけて考えてみると少し気が楽になるのではないか。

  • 必要があって読む。
    うーん、話題の人ながら、失礼ながらこの人、あまり頭が良くないなあと終始実感。
    この人が提言する日本再興論を実践したら、日本が再興されないことは目に見えている。
    なぜなら、思考方法に中心が一つしかないから。それを是とする人々を、自分は信用しない。

  • 日本の歴史を振り返り本来の日本の文化を提示し、中央集権から地方分権にするなど、明治以降の欧米化をリセットして新しい日本の文化・社会を再構築せよと迫ります。
    そして、少子高齢化を好機として人工知能を始めとした5G、ブロックチェーン、AR/VR/MRなどのテクノロジーを用いて新しいビジネスでイノベーションを起こせと叱咤します。
    デジタルディスラプションを起こすのではなく、「今パイを持っている人たちを更に儲けさせてあげるような枠組みを考えてあげないといけません」とあるのが正に日本文化的です。
    また、個人への提言である「ポジションを取れ。とにかくやってみろ。」も著者の行動からとても説得力があります。

  • 前半分は冗長だし支離滅裂。士農工商のメタファー(歴史的に正しいかは疑問)だけ頭に入れておく。
    第5章から一気に面白くなる。リーダー2.0のあり方、ホワイトカラーおじさんや年功序列の排除、落合陽一だけの特筆すべき論はないが、「やっぱりそうだよな」と納得感のある提言が並ぶ。時代に取り残されてるかも、と思った人は日曜朝の比較的気分がいい時に読んでみては。

    追加 他の方が「命を削った書」と書いていたけれど、全編見る限りゴーストライターが書き起こしたようなこじんまりした筆致。ただ、「おわりに」における落合氏自身の昨年末の行動とその想いは迫力あり。最後の最後で熱い想いを持てた。

  • 「指数関数的成長にとって、全ての点は、いつでも始まったばかりだ」

    ・欧米という存在しないユートピア
    ・士農工商
    ・東洋的思想とは「自然」
    ・個人として判断することをやめ、コミュニティーの利益を考えられる仕組み(技術)
    ・幸せや愛といった概念は明治以降のもの
    ・百姓的な生き方
    ・タイムマネジメントからストレスマネジメントへ
    ・リスクを取るほどモチベーションが上がるというのは機械にはない人間の良さ

    注釈の多い本はKindleだと読みやすい、というのは発見。

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著者プロフィール

メディアアーティスト。1987年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。現在、筑波大学図書館情報メディア系准教授/デジタルネイチャー開発研究センター、センター長。ベンチャー企業や一般社団法人の代表を務めるほか、政府有識者会議の委員等も歴任。アーティストとして個展も多数開催し、EUのSTARTS Prize やメディアアート賞のPrix Ars Electronicaなど国内外で受賞多数。著書に『半歩先を読む思考法』(新潮社)、『2030年の世界地図帳』(SBクリエイティブ)、『超AI時代の生存戦略』(大和書房)など。

「2022年 『ズームバック×オチアイ 過去を「巨視」して未来を考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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