日本再興戦略 (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎
3.92
  • (162)
  • (252)
  • (137)
  • (28)
  • (5)
本棚登録 : 2516
レビュー : 268
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344032170

作品紹介・あらすじ

今、世界でもっとも注目される日本人科学者が描く希望の国のグランドデザイン。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 頭のいい若者の勢いのある本です。正直横文字多くてよく分からんという感じでありました。文中で意味の無い横文字で言わない方がよいなんてことが書いてありましたが、結局日本語に置き換え可能な言葉も沢山横文字で出てきています。
    みんなこの横文字を一生懸命解説と引き比べて読んで「分かった!」という気もちになるのでしょうか。

    これからAIが発達し、通貨の在り方が変わり、国、統治の主体の在り方が変わるに当たって、一番変わらなければならないのは教育及び職に対しての考え方という事なんでしょうね。既にして昭和的な教育を受けてきた僕らにとって、これから訪れるであろう新世界がはまさに怖れの対象ですが、そこにワクワクや可能性を見いだせる若者が世界を作っていくのであれば、まさにこの転換点というのはチャンスに見えるのかもしれませんね。
    彼の提唱する「百姓になるべき」という言葉は、百の事をする人という多様な人間を指しているのですが、これからは専門業種だけでは生きて行けなくなるんでしょうね。まだ人生長いので自分を省みて考えこんでしまいました。

  • いま話題の人 落合陽一。
    YouTubeを見る中で、見つけた若い人である。
    現代の『魔法つかい』ともいわれる。
    そのあらゆる面においてのコミットメントする姿勢は、素晴らしい。
    イマドキの若いものはなんて言ってられない。
    こういう若者が、現れるのは、たのもしいことである。
    筑波大学の教員であり、学長補佐。ベンチャー企業の経営者。
    アーティストとして、芸術作品を生み出し、
    テクノロジーとアートとプロダクトつくり。
    実に、マルティプレイヤー。教育、研究、経営、アートに関わっている。
    これからの『働き方』を予感させる その仕事の多様性。

    『価値』が重要なキイワードであるが、「価値」の定義が不明である。
    少なくとも、価値にも ダイバシティがあると思われる。
    バリューダイバシティの時代。
    落合陽一の3つの再興戦略
    ①経営者として、今までとは違うスタイルのイノベーション開発。
    ②メディアアーチストとしてクールジャパンの素地の正体をつかみ、
    クリエイティブにする。
    ③大学はどうあるべきかを考えてグランドデザインをつくる。
    ふーむ。戦略ではないよな。戦術方針みたいなものだと思うよ。

    『賢い上にひらめきがある天才が必要だ』と自分の登場をほめている。
    こういう押しの強さが必要なのだね。
    東洋思想と言いながら、実にアメリカナイズされているのはおもしろい。
    さすがに、落合信彦の息子だけある。

    『変わりつづけることを変えず、作りつづけることをやめない。
    東洋の自然観はデジタル時代に新たな自然を構築する。
    バックグランドとビジョンを拡張し、世界に貢献する。』
    と落合陽一は 宣言する。
    いやはや。その意気込みが 必要なのだ。

    主張は 大きく言って 3つ。
    ①欧米とは存在しない。ヨーロッパとアメリカは違う。
    ②日本人は、公平にこだわり、平等にこだわらない。
    ③ワークアズライフ。百姓の「多動力」がいる。
    百姓とは、百の仕事をもっている。
    タイムマネジメントから、ストレスマネジメントへ。

    リーダーは、尖っている能力、足りないのは補ってもらえばいい。
    意思決定と実務権限はわけられるべきだ。
    後継者ではなく、後発を育てよ。
    リーダーとは、愛されることなのだ。

    ふーむ。おもしろい切れ味である。
    文章は、頭の回転の速さに、ついていかない状態で
    飛躍に飛躍を重ねるが、その八艘渡りに近い展開は
    スリリングでもある。いやはや。おもしろい時代になったもんだ。
    若者が 堂々としているのは、たのもしい。

  • 必要があって読む。
    うーん、話題の人ながら、失礼ながらこの人、あまり頭が良くないなあと終始実感。
    この人が提言する日本再興論を実践したら、日本が再興されないことは目に見えている。
    なぜなら、思考方法に中心が一つしかないから。それを是とする人々を、自分は信用しない。

  • 日本の歴史を振り返り本来の日本の文化を提示し、中央集権から地方分権にするなど、明治以降の欧米化をリセットして新しい日本の文化・社会を再構築せよと迫ります。
    そして、少子高齢化を好機として人工知能を始めとした5G、ブロックチェーン、AR/VR/MRなどのテクノロジーを用いて新しいビジネスでイノベーションを起こせと叱咤します。
    デジタルディスラプションを起こすのではなく、「今パイを持っている人たちを更に儲けさせてあげるような枠組みを考えてあげないといけません」とあるのが正に日本文化的です。
    また、個人への提言である「ポジションを取れ。とにかくやってみろ。」も著者の行動からとても説得力があります。

  • 前半分は冗長だし支離滅裂。士農工商のメタファー(歴史的に正しいかは疑問)だけ頭に入れておく。
    第5章から一気に面白くなる。リーダー2.0のあり方、ホワイトカラーおじさんや年功序列の排除、落合陽一だけの特筆すべき論はないが、「やっぱりそうだよな」と納得感のある提言が並ぶ。時代に取り残されてるかも、と思った人は日曜朝の比較的気分がいい時に読んでみては。

    追加 他の方が「命を削った書」と書いていたけれど、全編見る限りゴーストライターが書き起こしたようなこじんまりした筆致。ただ、「おわりに」における落合氏自身の昨年末の行動とその想いは迫力あり。最後の最後で熱い想いを持てた。

  • 落合氏をテレビで見かけるようになり、本書を手に取った。

    時代は巡っていることがよく分かる。
    今は百姓。つまり、百の生業を持つことを推奨している。多動力こそ百姓。
    自分探しより、自分ができることから始める。
    手を動かし、モノを作り、批評家にならない。
    著者によるポジションを取る。とは結婚すること、子どもを持つこと、転職すること、投資すること、勉強することなど。分かるためにやってみることが大切。

  • 落合氏が述べるようにこれからの社会変化に合わせて仕事・政治・教育・日本人の固定概念も変化が必要になるでしょう。落合氏のプランには突拍子もないと感じるものありましたが、信念持ち実際に行動に移している姿を見ると何やかんや難癖をつけて非難することがナンセンスに感じました。
    今の若者にこそお勧めしたい本なので、ぜひ手に取ってモチベーションを上げて多くのチャンスを掴んで欲しいと思います。願わくば自分が学生の頃に出会いたかった一冊。

  • やっぱり落合陽一さんってデジタイルネイティブ世代の日本から生まれ出た天才だと思います。明治以降、日本のテクノクラートたちに浸透した「西洋に追いつけ追い越せ論」が日本独自の文化や伝統、習慣を旧時代の遺物扱いしてきた。そんな空気や圧力から離れて、日本人的な良さや日本的な特性や美徳や嗜好を再認識再発見して、再構築しようと本書で言っているように思いました。
    彼の主張するものは「改革や革命ではなくアップデート」この言葉、すごく惹かれるものがありました。
    憲法もそうだし、岩盤規制みたいな既得権益など長く変化を拒み続けてきた昭和の残滓を、もっと今を生きる人たちの為だけでなく、これから生まれてくる人達のために作り変えていこう!その為に「手を動かせ!モノを作れ!批評家になるな…」の言葉があるんだろうなって感じます。

    日本は変わらなきゃいけない



  • ちゃんとビジネス書を読んだのがこれが初めてと言うこともあり、すごい革新的で面白かった。

    自分が普通と思っていたものは、ほとんどが昭和のマスメディアによる均一化によって型作られていて、今あるものを、すべてとまでは言わないが、疑ってかかっていろんな価値基準で見てみようと思った。

    でも、落合さんの奨学金は子供に負担するべきではないと言う意見には反対で、奨学金は子供が負担するからこそ、「大学なんかにお金は出さない」という親から逃げることができるものだから、その意見は違うんじゃないかと思った。

    テクノロジーのところ、特にビットコイン、ブロックチェーン、デジタルネイチャーあたりはよくわからなかったので、関連本を読んで理解を深めてから、またこの本を読んでみようと思った。

  • 図書館で予約してから1年弱掛かって借りられた。
    人気だけあって面白かった。政治と教育は尻すぼみな感じだったが。
    テクノロジーの専門家でありながら日本という枠組みに拘るのは不思議な感じがしたが、メディアアーティストだからなのかな。
    以下の一節は全く以って同感。

    よくディズニーランドに行くのが幸せだという人がいますが、僕にはその理由がわかりません。理由を聞くと、「ディズニーが好きだから」という答えが多いのですが、これは信仰に近い考え方なのです。いつのまにか、自分の中に価値観がインストールされていることに気づいていません。日本はそうした話がたくさんあります。まだマスメディアや広告にコントロールされて、自分がそういう行動をしている自覚があればいいのですが、無自覚な人も多い。

全268件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

落合陽一(おちあい よういち)
メディアアーティスト、研究者。2015年より筑波大学図書館情報メディア系助教、デジタルネイチャー研究室主宰。2015年Pixie Dust Technologies.incのCEO。2017年から筑波大学学長補佐、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼務。2017年12月からは、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社による筑波大学デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 基盤長 及び 准教授を兼務。代表作に、最初の著書『魔法の世紀』、『日本再興戦略』『デジタルネイチャー』など。ほかにも様々な作品と著作に関わる。2019年9月7日、『2030年の世界地図帳』を刊行。

日本再興戦略 (NewsPicks Book)のその他の作品

日本再興戦略 (NewsPicks Book) Kindle版 日本再興戦略 (NewsPicks Book) 落合陽一
日本再興戦略 Audible版 日本再興戦略 落合陽一

落合陽一の作品

日本再興戦略 (NewsPicks Book)を本棚に登録しているひと

ツイートする