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本 ・本 (316ページ) / ISBN・EAN: 9784344032248
感想・レビュー・書評
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シリーズ第二弾。
天才探偵少女・綾羅木有紗と〈なんでも屋タチバナ〉を営む三十路男・橘良太のコンビが、様々な事件の真相に迫る探偵譚・連作四話が収録されております。
前作同様、コメディタッチなノリでニヤニヤしながら読めちゃう“ユルミス(ユルいミステリ)”。
とはいえ、扱う謎は殺人や窃盗等、ちゃんと(?)事件性はありますし、何気に謎解き部分も面白いので、この脱力系なノリに慣れれば、何だかんだで楽しめるシリーズかと思います。
さらに、良太のポンコツっぷりを筆頭に登場人物達が皆どこかしら“残念”なのも、愛すべきユルさって感じで好きなんですよね~。
因みに私の“推し”は長嶺刑事で~す♪
で、今回も地元(JR南武線)ネタ満載でお送りしているのですが、実際、南武線沿線にお住まいの方が本作を読んだら、“あるある”って思われるのですかね~?
ex,
・「武蔵溝ノ口」と「武蔵小杉」は、かつてライバル関係だったけど、ここ最近の武蔵小杉の発展が反則レベルなので、溝ノ口サイドはすっかり戦意喪失している。
・かつて、『○○walker』シリーズで芸人の大久保佳代子さんが表紙を飾った『溝ノ口walker』なる伝説の雑誌があった。
等々・・是非とも地元民の方の意見を伺ってみたいものでございますw
(ま、本書が出版された頃とはまた事情変わっているとは思いますが・・)
と、いうことで今回も地元愛溢れた(てか、南武線沿線、事件多くね?)ユーモア・ミステリを、サクッとウェハースのように(?)楽しませて頂きました。
そうそう、"ウェハース"といえば(強引・・)、第二話「怪盗、溝ノ口に参上す」で、"怪盗ウェハース"なるライバルが登場したわけですが、今後ウェハースは再登場するのでしょうか・・?
その辺も含めて、これからのシリーズ展開を楽しみにしたいと思います~。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第2弾。
面白さは前作と同様。ただ、お馴染みのシーンが毎回続くので、少し飽きてしまいますね。
トリックは第一話「名探偵、夏休みに浮かれる」が個人的に良かった。
全く土地勘がないので、今回はグーグルマップで駅名の位置や地名を押さえながら読んだのでイメージが広がった。
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今日も溝ノ口界隈の事件を綾羅木有紗と橘良太のコンビでまるっと解決。「探偵少女アリサの事件簿」2巻です。
探偵の好敵手といえば怪盗。ということで、登場しました怪盗ウェハース。見かけは可憐な探偵とポンコツ助手コンビ。対するは美貌の怪盗という構図が出来上がった2巻です。
気づいてしまった。気づいたというか錯覚なのだけど、「溝ノ口」を「薄ノロ」と読んでしまいました。暮らしている方には、とんでもなく失礼な見間違えなのだけど、納得してしまったので、これはもう仕方ない。すみません。だから、良太はポンコツ臭が漂ってしまうのだな、と。
東川作品にたびたび現れる、作品の舞台ディスりが、一読者の自分にも伝播してしまったようです。たびたびというか、各話の導入部の基本パターンです「アリサの事件簿」では。あくまで、自虐であって他所者がいうことは許してはいないのですが。許してないよなあ、許してないはずです、いや許してない。
一線を超えていないからこそ、愛のあるイジリとして容認されているのだと思っています。
これ以上他所者の自分が口を出すと、ミサイルキックが飛んできそうなので、口を噤むことにします。 -
探偵少女と冴えない三十路男のお話。二冊目。
キャンプに行くお話
怪盗ウェハースのお話
運動会のお話
芸人さんのお話
相変わらず有紗が可愛い。
長嶺さんも可愛いな(笑)
皆が有紗に遠慮して話すけど、地獄耳で耳年増だから全部意味分かってるのうける。
子供って意外と大人の話す事分かってるんですよねぇ。 -
第二弾
楽しく 読めました。
綾羅木夫妻は 今回は どの事件に行かれるのか
ひそかに 楽しみにしています。
怪盗ウェハースとの 戦い。
やっと ライバル出現ですね。
今後の 展開が 楽しみです。 -
天才美少女探偵&ヘタレ便利屋三十路男が難事件に挑むユーモアミステリ。
…ということで、今回も面白かった~。二人の会話の掛け合いが相変わらず絶好調。でも私は実は便利屋の親友の長嶺のファンなのでもっと出番を!と(笑)
どれもサラリと読ませつつ短篇集ながらどんでんアリの展開の作品まで入ってて満足です。 -
ミステリーとしても面白いし、会話も楽しいよ。ドラマ化するなら、有紗を誰がやるかだなあ。
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地元川崎の物語ということで読んだ作品の第二弾。気軽に読めました。今後の展開も期待されますが、今作でもう少しお父さん、お母さんに触れてほしかったなと。
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小学生探偵と何でも屋のコンビが楽しい。ローカルネタも好き。スカイエマさんのイラストのアリサが可愛い!都合が悪くなると子供っぽく振る舞うところや、飛び蹴りする行動力とか、パパじゃなくても溺愛しそう。ママにも登場してほしい。
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何も考えずにコメディとして読める。
それでいて謎解きも面白い。
著者プロフィール
東川篤哉の作品





