ポスト平成のキャリア戦略 (NewsPicks Book)

  • 幻冬舎
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本棚登録 : 164
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344032378

作品紹介・あらすじ

「仕事ができる人」の定義が根底から変わった-。"20代・30代・40代以降"世代別キャリア戦略の決定版!ハングリー&ノーブルなリーダーになるための最強指南書。

感想・レビュー・書評

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  • 『ポスト平成のキャリア戦略』(塩野 誠 (著), 佐々木 紀彦 (著)/幻冬舎)vol.501
    https://shirayu.com/blog/topstory/management/8233.html

  • 第4章の「20代のうちに自分をリセットせよ」だけでも読むことでいま20代の人は得られる考え方が多いと思うし、特に自分みたいな20代半ばから後半に差し掛かってる人は改めて新卒社会人の時の自分に立ち帰るいいきっかけを提供してくれる本でした。

  • 優秀な上司リーダーとして
    20代から40代まで働き方
    考え方がつまった本☆

  • 再読したい。

  • 献本御礼。
    ハングリー&ノーブル。これをキーワードに来るべき次代のリーダーへの心構えを説いた一冊。
    最近読み進めた本をまとめたような内容だったのが自分としてはハッとした。


    <blockquote>日本人の今後のキャリア戦略を考える上でもっとも大きいテーマは「個として働けるか」です。(P.25)
    </blockquote>

    <blockquote>佐々木</b> 日本の人たちは、システムに就職しているわけですね。
    <b>塩野</b> そう。システムの一部になりたい。システムに組み込まれたいんです。(P.56)</blockquote>
    リスクをとること。リスクを冒してでも挑戦することの重要性が全編に渡って説かれているが、これは"システムの一部になる"というような安定性とは真逆の位置にある。全体の一部、大きな動きを動かす一部の歯車ではなく自ら回転しエネルギーを生み出すこと、つまりは「個として働く」ことが求められる。

    なぜなら世の中の趨勢としてグローバル化は進みはしても退行することはないのであるし、AIという新技術は近い将来にいまのネットのように当たり前の技術となる。よく週刊誌が脅し文句の甚句として使っているように"「歯車」的な仕事はあなたの仕事を奪う"のだ。

    <blockquote><b>塩野</b> リーダーが仕事を任せる時に、人を見極めるポイントは能力ではありません。「こいつにまかせたら、やりきってくれるのかな」というやりきる感です。(P.96)
    信頼感。あるいは責任感。人間が人間として日々の生活を営む以上は最終的に対人間の話に帰結するのだから、ここが肝心要になる。リーダーとして求められる人物像もここに帰着する。
    </blockquote>

    <blockquote><b>佐々木</b> 日本、とくに東京には、時間を無駄に使わなくていいためのインフラが張り巡らされています。(P.94)</blockquote>
    そういった環境で被雇用者として殆どリスクなく働ける以上は進んでリスクを取って挑戦していこうというのが本書で繰り返しとかれているテーマだ。
    "時間を無駄に使わなくていいためのインフラ"というのは、つまり秩序だったシステムの上で動いているということだ。それはとても居心地のいいぬるま湯かもしてないが、茹でガエルの喩えのようにコンフォートゾーンから抜け出せずにいると全体が破綻したときに生きていけない。

    この東京のインフラの話は実に示唆に富んでいるなと読んだ。無駄な時間を使わなくていいのではないのだ。無駄な時間を過ごす余裕を奪われているのだ。だから、日本は、東京はギスギスしている。




    冒頭で少し触れたようにここ数年に上梓されたビジネス書で説かれているような内容が対談形式の平易な言葉で書かれている。
    そういう意味でも意識を高めたいビジネスパーソンにはうってつけの一冊だろう。

    キャリア戦略という言葉は相応しくはないかとは思う。一般に流通する書籍なので仕方がないのではあるが一般論でしか語れないし、戦略という言葉から想起されるような具体的な作戦案が提案されているというわけではない。心構えを説く……といった感じで接すれば良いと思う。

    読者を惹き付けるため、或いはわかりやすくするために具体的な例えが出てくるのだが自分が知っている分野に関していうと「え? そう解釈するの…」という事柄チラホラあった。そういう細かい箇所で興ざめしてしまうというのも確かだが、この本は1500円と少々の時間をかける価値はあるかと思う。

  • 「ビジネス書、もうこれでいいじゃん」というキャッチコピーは伊達じゃなかった。多彩かつ振れ幅の大きなキャリアを持つ塩野氏とNewsPicks編集長の佐々木氏が、これからの日本でビジネスパーソンはどのような生き方を目指すべきか真摯に語り尽くす対談形式の一冊。多岐に渡るテーマに触れているが、塩野氏の造詣の深さとバランス感覚がとにかく凄いという感想。日頃から自分のキャリアプランを意識している人にとっては、どのようなマインドセットで日々の仕事に向き合うべきか、その有益なヒントがぎっしり詰まった良書だと思う。

  • 20代後半の自分として響いたのは、30代に求められる生き方、それはリーダー経験を積むこと。リーダーに必要能力は、部下のインセンティブを見抜くこと。これはビジネスモデルを作ることにも共通しており、人のインセンティブを理解して人を動かす、こういう力を養いたいと思った。この対談を通してまた何冊か読みたいと思う本がありました。


    ポスト平成時代に若者が描くキャリア戦略、がテーマの経営共創基盤 塩野さんと、Newspick編集長の佐々木さんの対談をまとめた本。若手に留まらず各年代におけるキャリアにまで派生しているが、キーワードは「Hungry & Noble」。貪欲に吸収しながら意思決定する胆力も持ちつつ、公共性を持った高潔な人物が求められていて、その好例はザックバーグ。


    以下気になったことを抜粋。

    ◯ハングリー&ノーブルな生き方
    ・昭和モデル: work & no life, みんな似た価値観で、男は家庭を顧みず仕事し、会社というコミュニティで結束し、結果も出た
    ・平成モデル: work life balance, バブル崩壊経済低迷の中、会社が力を失い孤独になり、幸福度が下がった。優秀な人は、退却戦を繰り返してきた守りが上手い人(コスト削減やコンプライアンスというセコイやり方)

    ・Hungry: 何でも貪欲に吸収し、決断する度胸も持つ
    ・Noble: 高潔さ、世間の意見に抗っても、自分の信念を貫く人
    ・2つを両立させるのが大事だか難しい。どちらかが増幅すると全能感に食べられる。
    「大いなる力には、大いなる責任が伴う」by Spider-Man

    ◯20代のキャリア形成
    ・キャリアの掛け算
    トップクラスの専門をいくつか掛け合わせると、唯一の存在になれる

    ・ダークサイドスキル(政治力)
    インセンティブの設計をして、組織を動かすスキル

    ・自分の進むべき道が見つけられないのは、自分とは何か、何のために生きるのか、を考える時間が圧倒的に不足している

    ・就活がゴール。言い訳をしないで一生懸命実行し、失敗しないと無力さを知れない、中途半端なプライドを持ったまま30代になる。

    ・折れずに伸びる人はCoachability を持つ。アドバイスから自分に必要なものを咀嚼できること。根拠の無いプライドが妨げる。

    ・当事者になるのに必要なのは、富や名誉を超えた他者への思いやり。他者を巻き込むことによって、小さな当事者意識が芽生え、これがpublic mindに昇華していく可能性がある。そこに必要なのは想像力。

    ・正比例な受験勉強と違い仕事や恋愛は反比例ワールドなので、努力すれば上手くいくわけではない。しかし「人生のバランスシートは最後にバランスする」日本の大人はあまり努力しないので、地道にやってると結構な確率で成功する。

    ◯日本の危機、新規事業が生まれない
    ・今必要とされているのは、新しい事業を創れる人。優秀さの定義が変わった。

    ・新しい挑戦を評価する人事制度設計になっていない。

    ・東京は大天国:平和、国外から人を呼べる文化

    ・改革人材
    会社に染まらず適応力のある20代、おじさんシステムの崩壊を望み、過去に縛られず軸を持って決断できる女性、日系外国人

    ・正しい独裁者が、将来こうなるから今これやっとかなきゃ、と意思決定することが必要。

    ・迅速にいいものを作るには、世界中から一流を3000万くらいで期限付きで雇ってチームアップ、それを妨げるのが年功序列の人事制度。

    ・一番でかい課題に正面から向き合い、借り物競争で何かを作り出す、これがオープンイノベーション、スポーツチームのような借り物で勝負する形。

    ◯AIは地味だが当たり前になる
    ・エネルギー分野では大きなインパクト、グーグルがサーバー冷却コストを40%下げた
    ・音声認識はシニアのマーケットで可能性あり、スマホ使えないから
    ・AIとロボットの統合領域でポテンシャルが大きいのは料理と片付け

    ◯30代はリーダーになれ
    部下の人数は関係ない、リーダーをやらねば、リーダーの難しさ、他のリーダーの内面の想像ができない、リーダーとして花開くかはやってみないとわからない。
    ・部下のインセンティブを見抜くことが一番大事
    ・30代で思想家になる準備をしないと、40代でマネジメントできない

    ◯40代は人脈があるか
    ・どれだけ助けてくれる人がいるか
    ・部下に嫉妬せず活躍できる環境を提供でき、意思決定ができればいい

    ◯優秀から偉大へ
    ・大人になるとは、白でも黒でもないグレーゾーンをつまく受け止められるようになることだ。産業医 大室正志

    ・孫正義はマサソンの名で世界で知られている。孫さんに伝えた人は皆孫さんにが大好き、それはチャーミングだから。

    ・海外経営者との一番の差はよく練られた普遍的なミッションを創る力、ミッションを描く力は文理を横断した教養に大きく依存する

    ・ナイキ創業者フィルナイトにとって、日本はベンチャーの象徴だった。義理人情に厚く、スキャンダルに落ちぶれたタイガーをいつも擁護している。ナイキの成長を支えてくれた恩を忘れていない。フィルに不幸があったときに最初に連絡をくれたのがタイガーで、今彼が批判されているのが耐えられない。

    ・経営者の仕事の7割は資金繰りで、事業ポートフォリオを迅速に組み替える能力が必要。負債と資本の最適な状況を考え、血も涙もない銭金のコントロール。ギリギリの資金繰りを本気でやる経験。いくらのコストでお金を借りてきて、いくら儲けるからつじつまが合うはずだという感覚。

    ・M&Aによる新しい能力の獲得はあり、買収後の統合(PMI)成功の秘訣はM&A担当者がその会社に行くこと(信頼関係があるから)。
    担当者に求められるのは事業欲。

  • NewsPicks 本らしからぬ、物事に否定的な本だった。佐々木さんの鋭い切り込みを期待して読んでいたけど、最初の少しだけ。タイトルと内容も合っていない気がした。途中からは「この章のトピック」を読んで、興味があるところだけ、サラサラっと読んだ感じ。

  • 請求記号 159/Sh 75

  • 今の日本の問題について、耳の痛くなるような対談(読書でこの表現は間違ってるか)。
    こういうのをただただ、大きな話をしてるな~と思って読んでいる自分に喝。年代ごとのキャリア戦略を見ていると、まだ自分は遅くない、と思った。
    不安が湧いてくるが、燃える思いも湧いた。

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著者プロフィール

塩野 誠(シオノ マコト)
経営共創基盤(IGPI)パートナー/マネージングディレクター
経営共創基盤(IGPI)取締役マネージングディレクター/パートナー。JBIC IG Partners (国際協力銀行とIGPIの合弁会社)代表取締役CIO。慶應義塾大学法学部卒、ワシントン大学ロースクール法学修士(LLM)。シティバンク銀行、ゴールドマン・サックス証券、ベイン&カンパニー、ライブドア証券(取締役副社長)等を経て現職。国内外における企業や政府機関の戦略立案・実行やM&Aのアドバイザリーに従事。近年ではAI/IoT領域において全社戦略や事業開発のプロジェクトを多く手掛け、企業投資についても10年以上の経験を有する。人工知能学会倫理委員会委員。著書に『ポスト平成のキャリア戦略』(共著、幻冬舎、2017年)、『世界で活躍する人は、どんな戦略思考をしているのか? 』(KADOKAWA、2015年)等がある。

「2018年 『事業担当者のための逆引きビジネス法務ハンドブック M&A契約書式編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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