ハリケーン

著者 : 高嶋哲夫
  • 幻冬舎 (2018年1月11日発売)
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  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344032408

作品紹介・あらすじ

三年前に地元の広島で起きた土砂災害で両親を亡くしている気象庁の予報官・田久保は、地球温暖化などの影響で、益々頻発し大型化する台風の対応に忙殺されていた。私生活で家族を顧みることはほとんどなかったが、認知症を患う義母の介護のため、東京都の多摩ニュータウンにある妻の実家に転居する。直後、史上類を見ない超大型台風が太平洋で発生し、日本に向かった。広島の惨状を胸に刻みながら、進路分析や自治体への避難勧告に奔走する田久保。それでも関東では土砂崩れが次々と起こり、被害は多摩ニュータウンにも及ぶ。自然災害超大国ニッポンだから生まれたサスペンス大作。

ハリケーンの感想・レビュー・書評

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  • 気象庁に務める予報官の田久保は、家族をあまり顧みず、家庭内がうまくいっていなかった。両親を土砂災害で亡くしていることもあり、地球温暖化に伴う大雨や大型台風の影響による、土砂災害などへの影響の調査も行っていた。ある日、大型台風により関東で土砂崩れが次々と起き、彼の家族が住む街にまで・・・
    高嶋さんが得意の災害パニックというより、妻の不倫、息子のいじめ問題、親の介護などの人間ドラマといった感じか。

  • 気象庁予報官の田久保は懸命に予報の精度を上げ人々を自然災害から守ろうとする。いつものクライシスノベルを期待したが肩透かし。主人公の家族関係や介護、自然災害で両親を亡くした少年と彼を救った自衛官との交流ばかりでテーマのはハリケーンはどこはへ?

  • 巨大台風が日本を襲う事態に至る、様々な方面の当事者達の想定外とそれらへの対応と克服を描く小説、では無かった。
    今回は台風や豪雨は脇役で、災害を背景にした、各々の人間(気象予報官・自衛官・被害者らやその家族)模様が主眼となっている。
    正直、若干の物足りなさ、燃焼不足感を感じる。
    やはりいつものパターンばかりでは、作家としてやっていくのに著者若しくは編集者が不安を覚えたか。
    はたまた台風では地震や噴火のような迫力が生み出せなかったか。

  • この作者の災害を扱った作品はとても説得力があって、なおかつ、よく調べているなぁ、といつも感心させられるが、今作は今までの作品と少し作風が異なる。
    今回のテーマは近年多発している集中豪雨。2014年の広島で起きた土砂災害で家族の中で一人生き残った少年を助けた若き自衛隊員(候補が正しいらしい)中村と、同じ災害で両親を失った気象予報官の田久保の二人の家族関係を軸に描かれている。
    読み始めたのは、やはり4年ぶりに関東を襲った大雪の次の日から。作品ではエルニーニョを扱っているが、現時点での日本はラニーニャの影響をまさに受けている。そんな中で異常気象を扱った今作を読んでいると考えさせられる部分も多いのだが、家族の物語なのか?それとも近年の異常気象に対する日本人への警鐘なのか?本当に書きたいことがイマイチ伝わらず、かなり消化不良な読後。
    もっと重厚な作品が書ける作家さんだと思っているだけに、とても残念。

  • ディザスター小説としては拍子抜け。

  • 2018/03/25 028

  • いちばん吹き荒れていたのは、心の中や家庭だったのね

  • 読了せず

  • 自然のハリケーンだけではない。

  • ハリケーン以外の事を詰め込みすぎ。息子の中学入試失敗も夫婦の不倫も。

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