- 本 ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344032842
感想・レビュー・書評
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嘆きの川アケローン(ギリシャ)。舞台は東京国立博物館。大学生出流は嘆きの川で渡守(朧)に救われる。博物館内の異世界体験は心地良い。最終話,名前を思い出せないと消えるという朧の言葉に気を揉む。
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博物館をテーマにしているので、歴史的な物が出てくるのですが、それを通して、今の私たちの中には歴史が刻まれており、無関係ではないということを教えてくれた気がします
今の私たちと歴史は別のものではなく、しっかり繋がりがあるということだと感じました -
設定は好きだけど、あまりのめり込めなかった作品。
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良くも悪くも簡単で普段本をあまり読まない人でも読みやすい文体。台詞が多くライトノベルのよう。美術品や歴史的文化財について全く知識がないので分からない部分も多かったけれど、そういった類に詳しい人ならより楽しめそう。
「それって、茶席の主役になれるかもしれないってこと?」
「ああ。そうなるかどうかは、お前次第だ」
「だけど、茶席の主役になることだけが正しいわけじゃない」
「そういうことだ」 -
内容は軽い感じですが、読みやすくて◎
夜、博物館、ゴンドラと、好きな要素が目一杯詰まっていて、とても好み。文庫版もあるようなので、手元におきたい一冊。
続編をぜひ出してほしい。 -
図書館本
表紙がきれいで惹かれた
中身ももちろんよくて、幻想的で不思議なお話
博物館に行きたくなった -
上のにある東京国立博物館が舞台のこの物語は
表紙も美しく幻想的ですが
内容も原稿的な雰囲気のなか、
物語が展開されます。
嘆きの川の渡し守と主人公との出会いから始まる物語は
癒やしと生と死を行き来する不思議な感覚を体験できます。
by 夢 -
博物館の展示物が境界の世界では心を持って動いており、それぞれの言動が可愛らしい
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蒼月作品初の単行本
出流くんテンション高いなが第一印象
代表シリーズの主人公たちとはちょっと違う感じ
それにモブで終わるかと思った二階堂さんがいい仕事をした
あっさり謎の青年の正体が判明してしまったけれどこの1冊で終わってしまうのにちょっと勿体ない終わり方
でも続くのも多分ダラダラしてしまうんだろうなと・・・。
あまり関係ないけどこの本は表紙の手触りがとてもいい
著者プロフィール
蒼月海里の作品





