- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344033146
感想・レビュー・書評
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5人の作家さんによる未来に向けてのショートショート10作品。
短いながらもシュールなオチがあって、最初は落語みたいと思ったり。
心をギュッと掴まれる素敵なお話多数。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
未来を舞台にした「移動」がテーマのショートショート集だ。
ワンルームマンションならぬワンルームカーでノマド暮らしが一般化する世界から、犬型ロボットを携行するのが当たり前になった世界、誰も自力歩行しなくなり歩く力を失った人間たちの住まう世界、と様々な近未来が描かれる。
ショートショートというともっと皮肉なオチがあるものが多いイメージがあったが、どちらかというとハートウォーミングな印象の話が多かった。
当たり前だけれどどの編もごくごく短いのでさらっと読める。 -
5人の作家による未来のものづくりをテーマにしたショートショート。どれもが優しい気持ちにさせてくれる話。ユートピアとは言わないけれど、読み終わってニッコリさせてくれる。
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2018年6月幻冬舎刊。書下ろし。6人の作者による10篇の小説。田丸雅智:ワンルーマー、ドルフィンスーツ、小狐裕介:dogcom.、工場散歩、北野勇作:鞍の上で、山へ帰る日、松崎有理:天文学者の受難、ラプラスの兄弟、太田忠司:つなげる思い、小狐裕介:砂漠の機械工。㈱デンソーが企画しただけあって、移動に関係したお話がテーマになっている。驚きは少なかったが、堅実な技術に基づくストーリー展開は、面白みは少ないが、好感が持てる。
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武漢ウイルス蔓延により、はからずも数多の余剰時間が出来まして。
ひさぶりに本でも読もうかなぁ?と。
でも?いきなり中長編はなぁ?と。
ぢゃあ!星新一先生!てのも短絡。
アンソロジーやショート集を読みたいな?と本著に出会い、田丸雅智さんをはじめショートショートの旗手の方々にも出会いました。
ワンルーマー
Dogcom
工場散歩
山へ帰る日
鞍の上で
天文学者の受難
ラプラスの兄妹
砂漠の機械工
ドルフィンスーツ
つなげる思い
田丸雅智先生もですが、特に松崎有理先生の書に好感を覚えました。
峠も越えた感有る武漢ウイルス。
あと少しの?のんびり期間?
数多の書籍を楽しみたく思います(=´∀`)人(´∀`=)
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近未来には実現できそうな技術。
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星新一のような「こんな未来はどうかな」という感じのショートショート集。
ワンルーマー / 田丸 雅智著、dogcom. / 小狐 裕介著,天文学者の受難 / 松崎 有理著、砂漠の機械工 / 小狐 裕介著
が面白かったかな。
でも星新一の方が面白いアイデアが多いな。 -
5人のショートショート作家たちが想像する未来についてのショートショート集。
ショートショートは、星新一ぐらいしか読んだことがなかったのですが(星新一の本は、100冊以上読みましたが)、いろいろな形がありますね。
そのことを知ることができただけでも、この本を読んだ意味がありました。
多くの作品が、ハッピーエンドで終わっているのもよかったと思います。
もちろん、ショートショートらしいひねりが効いていたことも、その背景にありますけど。 -
鋭いオチやどんでん返しはないですが、とても読みやすい佳作短編集という印象。
もっと読んでみたいと思った作家さんが見つかりました(^^)