才能の正体 (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344033689

感想・レビュー・書評

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  • ビリギャル著者による勉強や育成の指南書

    才能は結果でしかない
    才能は正しい努力から生まれる
    結果を出す人は洞察力のある人


    NGワードは、才能、天才、地アタマ、運
    これを言うと思考が停止する

    1 その人にあった動機付け
    認知 高すぎるハードルも分解して
    情動 テンション
    欲求 安定した心理エネルギー

    2 正しいやり方
    理屈を習って効率的に
    やらない理由は探さない
    頭のいい人の行動を完コピ 眼で盗め
    個性は完コピの先に勝手に出てくる
    勉強ができる人は教科書が映像化される
    スランプの時はもう一回基礎に戻る

    3 コツコツと努力
    徹底的にアウトプット
    勉強も指導も主観ではなく客観的事実を積み上げる
    天才は尖った部分をコツコツと努力する
    没頭にまさる努力法はない
    一流の人に会う努力を続ける

    メモ
    やればできる、ではなく、やれば伸びる
    結果ではなく経過を楽しめるかどうか
    本当の成功は長期的な視点の先に
    人間は大義で動く
    前提を共有してタイトルを早々に
    メタ認知 客観視で自分にフィードバック
    ライフログやバーティカル手帳が有効
    相手の気持ちを考えて行動する謙虚な姿勢
    運を活用するときにはエイヤと判断

  • ビリギャルの著者として知られる坪田氏が、自身の経験や実証結果を元に、「才能」とは先天的なものではなく「正しい努力の結果」であることを教えてくれる一冊。説得力は十分だと思えたし、あらゆる人の可能性を前向きに考えられるようになった。これはとても大きな収穫!教育という観点だけにとどまらず、組織運営術、コミュニケーションスキル、感情マネジメントといった内容も含む幅広い知識と気付きが得られるのも良い。全編を通じてポジティブかつ優しさに溢れた語り口も印象的だった。子育て中のパパやママにも太鼓判付きでオススメしたい。

  • 才能は持って生まれたものではなく、色んなことを学んだり経験したりする中で見つけるもの、そして育てていくもの。もちろん、生まれつき持っているもの、身体の大きさなど物理的にどうしようもないものもあるけど、それに目を向けるよりも、これから伸ばせるかもしれないもの、花開くかもしれないものがあるって思っている方がハッピーだなと思う。もちろん、それによって言い訳も無くなってしまうのだけど。

    <印象的だった箇所>
    35 人は、「結果」に合わせて、事実を「物語」にする
    人間の記憶というのは、思い出すごとに、”自分が納得いく形”へと改ざんされてしまうもの。
    43 動機づけは「認知」「情動」「欲求」の3つの行動から成り立つ
    56 「Why型」ではなく「How型」で考える
    105 能力を劇的&確実に上げたいなら、できる人の「考え方」や「ノウハウ」でなく「行動」を完コピする。
    192 一晩語り合うよりも、毎朝続ける1秒の笑顔の方が仲間意識を深める
    218 フィードバックは客観的な”事実のみ”を言うだけでOK
    263 最優先すべきは「目的」。その目的のために最も高確率の作戦行動は何か?それを考えて個々が動ける組織が強い。

  • ビリギャルの指導者として有名な坪田信貴氏による子供や社員の指導に関する本。私の場合、自分の子供の勉強を教える機会が増えるにつれて親子喧嘩が増えました。「親子なら仕方ない」と諦めつつ、「こんな事で、却って子供の成長を邪魔しているのではないか。もう少し何とかならないか」と日頃思っていたところ、本書を見つけました。
    「ダメな人間はいない。ダメな指導者がいるだけだ」と言う著者の考えを裏付ける多くの言葉に、「なるほど!」と思えることがたくさんちりばめられています。
    「自分の価値観や感情をぶつけない」、「客観的事実のフィードバックに徹する」、「少し頑張れば達成できそうなゴールを提示する」、「”やればできる”=”できなさそうだからやらない”という思考を止めよう」、「”あの子はもともと能力が高い”・”あの子は生まれつき地頭が良い”=”自分には能力がない。それは自分の責任ではない”という思考が自分の能力を潰してしまう」等々。
    著者も本書の中で何度も書いていますが、日本では特に「結果が全て」という風潮が強い様に感じます。入試や仕事でも確かに結果は非常に重要ですが「今は結果に出ていなくても、確実に以前より”成長している”」という事の積み重ねが結果に結びつくという心構えは持ち続けたいです。
    読む人によって腑に落ちる箇所は異なると思いますが、子供や社員の指導に悩んだ経験がある人なら、非常に参考になる1冊ではないでしょうか。

  • ビリギャル書いてた方とは知らずに。
    タイトルで手に取りました、著者の方の思惑通りですね。笑

    ちょうど仕事や、自分の考え方に迷いがあったので、前向きにわかりやすい言葉で書いてくれており、読みやすかったです。
    結果に目を奪われがちで、結果次第で「才能があった」となりがちなのは、確かに納得でした。
    具体的に色々と書いてくださってるので、日常に取り込めそうなことが多かったです。

  • ビリギャルの著者が書いた本。

    昔から「人が育たない」理由は「教える側の能力不足」
    であると思っており、それが出来ない組織は淘汰される
    だけであると思っていたが、じゃあどうすれば??
    に対しては、ぼんやりとした考えしかなく、
    上手く言葉で表現出来ずにいましたが、
    本書を読んでそれがスッと腹落ちしました。

    実践出来ている部分も出来ていない部分もあったので、
    これを機によりスピード感を持って、
    チームビルディングに励みたい。
    それがお客さまへの貢献にもつながるはずだから。

    【勉強になったこと】
    ・動機付けは、「認知」「情動」「欲求」からなる。
     認知:自分なら出来そう、自分の役に立ちそう
        と理解してもらう
     情動:テンションが上がること
     欲求:本当に分がやりたいと思うこと

    ・才能がある人とは、「観察力」「洞察力」「想像力」
     がある人のことである。
     洞察力とは、物事を深く鋭く観察し、その本質や
     奥底にあるものを直感的に見抜く能力のことである。

    ・頭のいい人の言葉は、聞く意味が無い。
     何故出来るかを正しく理解出来ていないので、
     その言葉が正しいかどうかなんてわからない。

     それよりも成果を出している人を
     徹底的に真似したほうがよい。

    ・「分かったうえで選ぶ」のと
     「何も分かってないのに自動的に選ぶ」のは、
      その後の成果に大きな影響を及ぼす。

     自分の能力が発揮できないのは、
    「上司や教師の言うことを聞きすぎている」から。
     自分で考えて判断する時間を捻出すること。

    ・知らない人に知識を与えるのが「教育」。
     知っているけどやれない人を出来るようにするのが
    「マネジメント」である。

    ・批判的な意見が多く出てきたら、
     話している内容に具体性が足りてないとみなし、
     一度内容を具体化してから議論をするのがよい。
     具体的じゃないから批判的になる。

    ・理解するのに一番良いのはアウトプットさせること。
     つまり、これをやれ!と指示するのではなく、
     結局あなたはどうするの?と問いかけて答えてもらう
     のが大切。

    ・理解度の尺度
     知らない
     知らないけど聞いたことはある
     分かったつもりになっている
     分かった
     内容の一部を実行出来る
     自分で実行出来る

    ・フィードバックするときは、事実のみを伝える。
     そもそも人はフィードバックされると改善しないと
     いけないと感じるものである。
     そこに余計な主観が入るから、フィードバックが
     うっとおしいものになって蔑ろにされる。

    ・成長の一番の近道は「フィードバックされた側が
     自分で気づく」こと。

    ・フィードバックするとき、相手との信頼関係が
     無いと、フィードバックを受けた側は「攻撃されて
     いる」と感じてしまう。
     だからこそ、客観的な事実に留めてフィードバック
     するのが効果がある。

    ・団体行動と組織行動は違う。
     組織行動とは、適材適所で分散して取り組む行動。

    ・「才能」「天才」「地頭がある」は思考停止ワード。
     何故「地頭がある」と分かるのか?
     それは本人以外分からないものである。  

  • 坪田さんの考える才能についての言葉に溢れていました。

    中でも、バランスの偏っていて、普通の会社が採用しない方を実際に採用して、組織としての成果を上げているところに説得力を感じます。
    また、坪田さんのチャレンジ、実践、そしてチャーミングさも感じます。

    個人的にも、子供の様に純粋に伸ばせば皆等しく才能がある、という前提で才能を捉えています。

    たくさんの人が才能を発揮して、世の中がもっと面白くなることに期待しています。

  • 【後天性】
    魚も木登りで判断されたら才能がないとなる。

    「なるほど」です。

    あとから努力して身につけた能力も才能です。
    人は「先天的」な能力を才能と呼んでいるようですが、ここに食い違いが発生しています。

    ギフテッドのように「脳力」がある者、ウサイン・ボルトのように「瞬発脚力」がある者、マラソン選手のように「心肺能力」がある者、建築家のように「空間認識能力」がある者、芸術家のように「美的能力」に長けた者、人それぞれに才能はあります。しかも、先天的な能力ではなく、後天的に得た能力もあります。

    才能はすべての人が持っているものというのは理解できます。

    ただ、その人にその能力があるというのはどのようにして見つければいいのでしょうか?
    いろいろ試して、できないものは捨て、できそうなものだけを選ぶという方法もありますが、最初はうまくいかなかったことが、しばらくしたら、できてくることもあると思います。この場合、初期にできなかったがために選択肢から排除してしまうことになります。
    また、しばらくはしていなかったけど、久しぶりにしたら何かうまくできることもあります。

    また、どの時点で見切りをつければいいのでしょうか?
    ミュージシャンを目指してがんばったが、いっこうに芽がでないためあきらめた。プロ野球選手を目指したが2軍どまりで一軍には入れなかった。社長を目指して会社に入ったが課長どまりとなった。そのようなことはよくあります。ただ、いつあきらめるかはむずかしいです。
    「あきらめずにやり続ければできないことはない」と願いたいですが、現実はそうではありません。その分野で能力が発揮できない人はあきらめるか、最後の手段として、死ぬまでやり続ける長寿戦略しかなくなります。長寿戦略も簡単ではないのでほとんどの人はあきらめることになります。

    時代が恐ろしい速度で変化している今は、少しだけ試して目が出なかったらすぐに方向性を変える方が正解なのかもしれません。
    いろいろなものに手を出して結局、何も身についていないことになる可能性もありますが。。。

    何かをはじめたら「中の上」ぐらいになるまではやってみることが重要だと思います。そこまで達しないと結局、ゼロに戻ってしまいます。何もしなかったことと同じ状態に戻ってしまいます。
    いろいろ手を出すことはいいのですが、一度、手を出せば「中の上」になるまではそれに没頭することが重要だと思います。

    しかし、「中の上」までになろうと思えば、結構時間がかかるのではないかと思われがちですが、没頭し寝ても覚めてもそのことばかりを考えていると、意外と早く「中の上」に到達するのではないかと考えます。
    「中の上」に到達したところでこのまま続けるか、あるいは違うことをはじめるかを判断すればいいと思います。そこまで行けば、違うことをはじめても今までやってきたことが、ゼロになることもなく無駄になりません。

    長い間続けているのに芽が出ない人は、そのことに従事している時間が短いように思います。年数的には長いのですが、他のことをやりながらそれも続けており、集中投下できていない状態になっています。

    また、芽が出ない理由の一つにアウトプットの量が少ないということもあると思います。アウトプットをするためにはインプットも必要になってきますが、十分にインプットしているのに芽が出ない場合は、アウトプットが少ないと言えます。アウトプットをすれば何らかの反応があります。もしくは全く反応がありません。その反応に基づいて修正を繰り返していけば、いいものができあがってくるはずです。しかし、アウトプットをしていないと、この反応を得ることができませんし改善もできません。

    こう考えると「没頭能力」、この能力さえあれば、あとは何とでもなりそうです。
    この没頭する状態というのは、子供のころはみんな持っていたように思います。

  • 人は結果に合わせて、事実を物語にする。合格したら地頭が良い!と。天才はHowで考える。やれば伸びる!できない理由を誰かのせいにした瞬間にあなたは自分の才能の芽を枯らしている

  • 人間の記憶というものは、思い出すごとに、自分が納得する形へと改ざんされてしまうもの

    才能の正体とは洞察力

    相手が何をもとめているのか? これを想像し、洞察し、察知することは、勉強にもビジネスにも最低限必要なこと

    頭のいい人や出来のいい人の言葉は、聞く意味がない
    言語学にはシフィニアンン(意味しているもの、表しているもの)とシニフィエ(意味さえているもの、表されているもの)

    言葉だけで何かを伝えようとすると、それを受け取る人は各々で認知が違うため、シニフィアンとシニフィエにずれが生じる

    能力を劇的&確実に上げたいなら、できるヒトの考え方やノウハウだけでなく、行動を完コビする

    結果をまだ出していない、これから出すんだというときに信じるないといけないのは自分です

    同時に成果が出ない期間は必ずあり、その間は耐えなければならないことも覚えておかなければなりません

    これから結果を出す、これから成功する人に、才能があるかどうかは、あなた自身がきめること

    自分の価値観をいれずにフィードバックを続けると、部下がもともと持っている「自分が正しいと信じている価値観」の通りの姿になっていきます

    否定したり、自分の意見や価値観を押し付けると、合わないと感じた人は離れていきます

    客観視できるようになると、ポジティブになれる
    人が相手情報を得る際に影響されているのは、言語情報から7%、聴覚情報から38%、資格情報から55% メラビアンの法則

    成果を上げるためにも選択しなければならないときには戦わない、守備的という戦術も、勇気をもって選ばなければならない

    何よりも優先すべきは目的であり、その目的から考えて、もっとも効果を上げ確率の高い作戦行動を選び組織として動くべき

    目的に対して意思統一をしながらも、個々に柔軟に動く

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著者プロフィール

つぼた・のぶたか●坪田塾、塾長。これまでに1300人以上の子どもたちを個別指導し、心理学を駆使した学習法により、多くの生徒の偏差値を短期間で急激に上げることで定評がある。経営者として、全国の様々な上場企業の社員研修や講演会に呼ばれ、15万人以上が参加している。著書『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』が120万部のミリオンセラーに。近著の『人間は9タイプ』も累計10万部を突破。第49回新風賞受賞。

「2018年 『「ほめちぎる教習所」のやる気の育て方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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