動画2.0 VISUAL STORYTELLING (NewsPicks Book)

  • 幻冬舎 (2018年11月5日発売)
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  • 本 ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344033818

作品紹介・あらすじ

今後5年で世界のあらゆるものが動画化する―。
そしてもう、誰も動画ビジネスとは無関係でいられない!
FaceBook、twitter、Instagram、NETFLIX……。
さあ、世界を激変させる動画ビジネスの大波に乗れ!

若者よ、チャンスをつかめ!
ONE MEDIA創業者が明かす、
動画時代を勝ち抜く全思考・全技術


「この本は、今注目を集める「動画」というテーマに軸を据え、ヴィジュアル化する世界で新しいコンテンツやメディアを作っていこうというチャレンジャーたちに武器を与えることを目的に書いたものだ。準備はできたかい?」(本書「Opening」より)

感想・レビュー・書評

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  • 「動画2.0」明石ガクト著

    1.こんな人におすすめ
    事業会社で営業企画、マーケティング、すなわち、相手方を気持ちよく動かすことに関心がある人向けにおすすめです。

    2.理由
    テキストから動画へ。
    Cの世界だけではなく、B/事業会社においても、この視点は必要だから。

    さらに、著者/明石ガクトさんが、自らの起業後に体験したこと、考えたことがロジック含めて記載されているから。

    3.キャッチコピー、SPINとの違い
    キャッチコピーやSPINを知っているひとは、その理論を動画に置き換える視点を学ぶことができます。

    ポイントは「IPT」information per time です。
    時間あたりの情報の濃淡です。

    動画は、濃い必要があること。

    なぜならば、動画が溢れる昨今、冒頭の「3秒」で引きつけてこそ、初めて、視聴完了の出口に向かうから。

    4.BtoBでの転用
    早速、思考を展開させてみました。

    相手方が、状況、課題を自分ごと化させるには、テキストよりも動画の方が、短く、伝えやすいとイメージできました。

    早速、やってみます。

    勉強→実践→修正の繰り返しです。

  • 初読

    ロバート秋山のクリエイターズ・ファイルの人じゃないの!?
    でバスった記憶の明石ガクト氏。
    手に取る機会があったので(あぁ、あの…)と
    動画制作はおろかイマイチYouTuberにもTIKTOKにも興味ないのに読んでみたら

    「よし、前置きはここまでにして、いよいよ物語(ストーリー)を始めよう。
    準備はできたかい?」

    「まずは、そのドヤ顔の鼻っ柱にカメラのレンズをめり込ませてやろう」



    いやうっそこれクリエイターズファイルでしょ!?

    という衝撃だったんだけど、その道に詳しい人の話は面白いもので
    動画と映像の違いや、動画文化のファースト〜セカンド〜サードウェーブ、
    へぇ〜とわかった気になれて、それなりに興味深く読んだのでした。

    しかしアレね、こういう若者の可能性への眩しさって
    当事者以外にならないとわかんないもんね。
    私も歳を取りました。

  • 血湧き肉躍る読後感の勢いに任せて投稿。動画の特徴として本書でも語られている情報の凝縮、本書自身のつくりにもまさにこれを感じる。動画であれ静的なコンテンツであれ、本当に良いモノを峻別するアルゴリズムが磨かれているうねりの中にある今、ちゃんと表現者として提供していく価値を突き詰めて作って届けていかないとなーと背筋を正されました

  • 業界注目の動画クリエイター明石氏が、最初で最後の本と銘打った渾身の力作。映像制作を趣味とする自分にとっては最初から最後まで興味深い話ばかり。そこまで手の内明かしちゃうの?ってくらい役に立つ知識やスキルが満載だったし、”映像”と”動画”の違いの定義も面白い。クリエイター視点とビジネス視点の両方でバランス良く語っているのがとても良かった。目の前に迫った5G時代には、動画の重要性が更に加速していくことを再認識。動画クリエイターの未来は明るいと思えたし、胸に刺さるアツい言葉が随所に溢れていてグッときた!

  • 動画2.0

    途中で動画URLが書いてあるので、スマホを片手にどうぞ。動画とは映像と違い、時間当たりの情報量を高めたものを言う。スマホによって隙間時間に短い動画を見るようになった。そしてビジュアルの方が情報量は多いため、5Gが広がると一気にメディアに占める動画の割合が高くなる可能性がある。今イケてる動画を作っているのは未経験の若い子(Tik tok)たちらしい。来るべき動画全盛の時代に向けて発信者は動画リテラシーを高めた方がいいかもしれない。

    ◯ビュアルストーリーデリングの世界
    ・iPhone の登場で動画が短い時間(隙間時間)で見られるようになった。そして、凝縮された情報が特に若い人から好まれるようになった。
    ・動画とは、映像の凝縮があるコンテンツを指す。

    ◯五年後の世界
    ・動画を見るのが大勢から、スマホによって個人に移って来た。
    ・ボトルネックは通信速度と通信料金。だから5gの登場で劇的に変わる。
    ・日本に3千社以上ある映像制作会社だが動画をまともに作れる会社はほとんどない。なぜなら、テレビを中心とした産業構造に最適化しすぎたから。
    ・チャンネル数が7しか無い日本では競争が少なく、テレビ局と代理店が求めるものを作ってれば番組制作もCM制作も儲かる。誰もわざわざSNSと戦わない
    ・ネット上の動画は、日本では再生回数(2秒以上、画面の半分以上)と再生完了数で測られる

    ◯スタイル、国境を超えろ
    ・youtuber を束ねたのがMCNの始まり
    ・facebook、Amazon、Netflixがコンテンツに多額を投入。
    コンテンツ作りに従来のメディアやYouTuber、MCNが入っている。
    ・成功している映像や動画コンテンツの共通点は、描きたいゴールに向けて演出やアイデアがレーザービームを束ねるように収斂していること。
    ・大事なのは思想、ボケのある絵、ドローンを使うことやこれ自体はただのカラオケビデオ

    ◯クリエーターになれ!
    ・スターの変遷
    言葉の80年代はコピーライター
    映像の90年代はCMクリエイター
    人の今はyoutuber
    ・とんでもない流行や大きな産業を支えるのは、一流かどうかを判断できるプレイヤーの数が多いこと。例えばダンスという義務教育が下地にあるTik tok
    ・メディアとコンテンツがアップルやユニクロのようにSPA化しらクリエイターが届けるまでできるようになる。
    ・youtuber が人気なのは、毎日動画をアップして視聴者とのコミュニケーションを取り続けるからだ。

    ◯稼ぐ動画とは
    ・マネタイズ=プラットフォーム×スタイル×エンゲージメント
    ・まずは各プラットフォームの動画を見まくれ、どんな動画を作ればいいかの感覚をつかむ
    ・決めたプラットフォームで毎日動画をアップし続ける。バズる必要なし、誰かが話題にしたり、SNSで拡散してるか。
    ・スタイル作り。誰が見てもわかる特徴を仕込む。伝えたいことをビジュアルで表現。
    ・今いい動画を作っているのは、映像業界未経験者。若い人がすごい。

    ◯完全動画マニュアル
    ・エンゲージメントは4つのEからできている
    1. Empowerment 心から励ます味方になるストーリー
    2. Entertainment 1日が幸せになる
    3. Enlightenment 知りたい情報を正しく適切に
    4. Emotional 心が揺さぶられる
    ・information per timeを意識、映像演出の9割は時間軸のコントロール(感情の整理の時間を取る、ストレスのない最適なテンポ)
    ・動画の構成順序と要素
    1. Hook
    2. Intro
    3. Body
    4. Message
    ・認知度向上目的なら、間口を広げる、誰もがきになるトピックを。
    ・ブランド向上が目的なら、ビジュアルで感動するもので自分ごと化。
    ・コンバージョン(成果)向上なら、商品を知ってる前提で差別化のため、情報量多目で比較も入れる

  • ○概要
    動画の可能性を綴った本。
    表現技法の基本から、なぜこれからの時代は動画なのかといった背景まで知れる1冊

    ○感想
    5年前の本。実際に動画市場は伸びており、今後の動向が気になって読んでみたが面白かった。
    動画の可能性を感じたし5年前に読みたかった本。
    今ちょうど著者の新作『動画大全』でショート動画の可能性についての本が出てるらしいのでそっちを次は読んでみたいと感じた。

    ○メモ
    ・映像と動画の違い
    →情報の凝縮がある映像コンテンツが動画

    ・IPT information per time
    時間に対しての情報量を求められる動画

    ・とんでもない流行や大きな産業を支えるのは、一流かどうかを判断できる一般プレイヤーの数
    ex)東大と宝塚

    ・自分の声を大きくするためのメディアを持つことが必要であり、そのためにコンテンツを作り続け届け続けること

  • すっと読めた

    やり続けよう

  • 今度出る『動画大全』の予習として読みました。

    本書が出たのが2018年の11月。

    4年ちょい前くらいの「動画」と「自分」や「世の中」との関わりや影響の受け方を思い返しながら読んでいました。

    「動画」の登場で自分自身の含め相当に世の中が変わったのは間違いないですが、『動画大全』ではよりアップデートされた「動画」の現在がまとまっていそうなので、ここ数年の動画カルチャー論の総括としてとても楽しみです。

  • 面白かった

    IPTが高ければ高いほど今の時代は求められている。
    バズるのとかに使えそう

  • 文字だけでは人は満足しなくなり、コンテンツはどんどんリッチになる時代の中で動画の時代が来るのは必然。そんな中でも既得権益におんぶに抱っこの日本のテレビ業界はどんどん置いていかれるのだろうか。テレ東なんかは最近面白いけど。

    代理店にいる人間として考えてしまったのは、クリエイティブの「制作」と「届ける」が分断されてる恩恵を受けているのはまさに自分たちだなと言う事。クリエイターが営業できれば独立できるしその方が早いじゃんと言う話はまさにここかなと。営業としての価値を考えて生んでいかないとこの先食べていけないなと激しく思わされた。逆に自分もクリエイターになれれば独立できるなとも思ったり。まずはどこかのメディアで発信を「続ける」という事からやってみましょうかね。

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著者プロフィール

2014年6月に新しい動画表現を追求するべくONE MEDIAを創業。これまで1,000人以上のクリエイターとともに、YouTubeやTikTokなどSNSプラットフォーム向けのコンテンツをプロデュースしている。2018年に、自身初となる著書『動画2.0 VISUAL STORY-TELLING』を上梓。YouTube Works Awards Japan 2022においてはクリエイターコラボレーション部門代表審査員を務める。

「2023年 『動画大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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