日本国紀

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 172
  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344033856

感想・レビュー・書評

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  • なかなかボリュームのある賛否両論の百田氏の日本通史
    偉そうに評価するような知識もない上、ただただ日本の歴史本を読むことが好きなので、そんな激しい議論の世界の蚊帳の外で平和に読めた
    教科書じゃないから、それぞれの表現の自由もあった方が個性が出て面白いと無責任に思ったりもする

    こちらは現代史の割合がかなり高め
    そして関東大震災時の朝鮮人大虐殺や南京大虐殺、慰安婦問題、また「自虐史観」の発祥を敗戦後のGHQによる「洗脳」(としている)…
    この辺りを熱く激しく書かれているのが特徴的である
    それはともかく何より百田氏の日本に対する深い愛がひしひしと伝わる

    何度となく歴史書を読むたび、幕末から明治維新、また戦後の復興などの日本人の誠実さ、勤勉さ、底力、能力の素晴らしさ
    本当に頭が下がるし、誇らしい
    逆に大東亜戦争頃の世界からの孤立と理不尽な風当たりは本当に悲しくなるし、日本人の愚かないくつかの出来事も嘆かわしい
    しかしこれが歴史で歴史から現代人は学ばなくてはいけない

    どの歴史書でも感じる事だが、これ以上前の時代になると、リアリティにかけてしまい、ついノンフィクションとフィクションの狭間でふらふらする感覚に陥って、すこし景色を遠くに感じてしまう
    しかし、明治維新以降の自分が経験していない時代とはいえ、リアルで感情を激しく揺さぶられる
    そういう意味で現代史に比重の重いこちらは、心の震える感動のある反面、読むのが辛く気持ちが重たくなることが多かった

    これからも様々な著者の歴史書を読んでいくであろう
    その都度、自分なりに読み込んで自分の頭で徐々に考えられるようになれば良いかな…
    と緩めながらも、日本人として真摯に歴史に向かい合いたいと考えている

  • ※追記
    「今までの常識を覆すものだから批判されている」訳ではなく、Wikipediaやその他の文献からコピペなのでは??それって書物として如何なものかという話が本質です。
    系天皇の記述をこっそり訂正して4刷という体たらく。

    商品として劣悪なコヒペ本のようです。


    「その他小説」へカテゴライズ

    ストーリーとヒストリーは違います。

    先行研究を正しく引用せずに、歴史の話は出来ません。自分の見解と先行研究を分けてやらねば、知的財産を盗み出した事とかわりありません。

    ルールを守りましょう。

    「日本ヰ紀」で間違いないようです。

    文系の論文も理系の実験と一緒。

    理系なら天気湿度気温を記録した上でデータを取っていくけど、文系は先行研究と自分の考えをしっかり分けて記述するのが常識のはず。
    申し訳ないけどこれで歴史を勉強した気になるのは、まずいよ。

  • 全ての日本人が読むべき1冊。
    日本嫌いの人もなぜ自分が日本嫌いになったかがよくわかる本。
    メディア洗脳から目覚める本。
    12章13章あたりだけでも読む価値あり。

    お願い、読んで、みんな。

  • 自分は自虐史観を学校で押し付けられてきた世代です。
    今までの歴史教育はGHQが日本人に大東亜戦争の罪の意識を徹底的に植え付けるための延長線上にあったという事がよく分かりました。
    日本国紀を中学校、高校の歴史の副読本にして、これからの日本を創っていく世代にぜひ読んでもらいたいものです!

  • 多くの日本人に読んでいただきたい一冊です。

  • 怒れるオジサン代表、百田尚樹氏の日本史。
    独裁国家や内戦の続く国家以外は素直に自国を愛することが普通なのに、日本では「愛国」という言葉が未だに忌み嫌われ続けている。これは、戦時中に国民の愛国心を煽って戦争に駆り立てた新聞社と軍部同士の利権拡大の末にみじめで悲惨な敗戦を経験した反動だと思うが、さらにその後のGHQの占領政策で「戦争を仕掛けた悪い国が日本」という刷り込み教育の成果でもある。戦後に発生した近隣諸国との多くの問題は、新聞社(特に朝日新聞)による意図的なねつ造記事によってもたらされ、教育現場でさえも日本国旗掲揚や国歌斉唱を拒否する有様。新聞社と同じ経営下のテレビでも「反政府」「反権力」という一方的な主張が毎日繰り返されている。既に、国民的洗脳状態にある日本人が誇りと矜持を取り戻し自国を愛するためには歴史を正しく知ることでしかありえません。また一方では、熱くなりやすい国民性からも、過度な愛国心による戦前回帰や反対意見の封殺などが二度と起こることが無いように「冷静な愛国心」こそを目指すべきです。
    私たちは、学校で習った歴史が唯一無二の正しいものだと思い込んでいますが、例えば同じ戦争でも「太平洋戦争」と「大東亜戦争」とでは視点が変わります。つまり、勝者には勝者の歴史観があるように、敗者の歴史観も存在するわけです。そしてどちらも当事者から見れば真実に違いはなく、どちらが正しいのかということではなく、その歴史の起こった背景と経緯をきちんと理解することが大事だということです。
    単純化すれば、「太郎君は次郎君を殴った」という事実だけでは、太郎君はいじめっ子でひどい子だということになりそうですが、実は太郎君は次郎君から執拗で陰湿ないじめを受けていたという理由が分かれば、ものの見方は逆転します。歴史を正しく学ぶとは、こういう作業に他なりません。
    本書についてですが、私が興味深く読んだのは高校の授業で尻切れトンボになった大正以降の歴史でした。
    幣原喜重郎に対する評価(P346)、第二次世界大戦の本質は「持てる国」vs「持たざる国」の勢力争いでこの遠因は世界恐慌から端を発したブロック経済だった(P352)、軍部の暴力テロが内閣を委縮させた(P354)、支那事変の背景(P366)など勉強になりました。
    そして大事な教訓、「勝者は正しい」という歴史観は変わらないという悲しい事実は、以下の文でもわかります。
    「戦後、日本はアジア諸国に賠償金を支払ったが、その国々を数十年から三百年にわたって支配していたオランダ、イギリス、フランス、アメリカは賠償金など一切払っていないばかりか、植民地支配を責められることも少数の例を除いてほとんどない。それは、なぜか。(敗戦国)日本だけが誠意をもって謝罪したからである」(P425)
    賛否はともかく、一人でも多くの日本人に読んでほしい1冊です。

  •  日本国紀と言っても、本の半数近くが明治以後の近現代が主体で、その目的は朝日新聞、朝鮮、中国、アメリカ批判を目的に書かれたのは明らかだ。批判するのはいいし、大半は正しいのだが歴史書としてこれを出版するのはどうだろう、これまで出版している放談という形で充分だろう。もし歴史を学びたいという人がいるならば、司馬遼太郎作品の中の一冊を読むほうがいいだろう。作中に司馬遼太郎の名前が散見されたが氏の名前が汚されたようで気分が悪い。
     庶民受けを狙った小説が多い著者だが、オリジナリティは少なく、どれも誰かの作品をパクったようなものが多く、放送作家としてウケを狙ったものばかりだったように最近は感じるようになった。

  • 日本人こそ読んでほしい

  • 淡々と語られるのではなく筆者の思想が散見され、気になることはありましたが、日本の歴史の流れがわかりやすく、面白く読むことができました。
    もっと知りたいという気持ちや、考えるきっかけを与えてくれる本だと思います。

  • 知らないことたくさんあった。それはそれで大変興味深く読めたが、昭和に近づくごとに作家の思想が散見されすぎて、洗脳?と思えてきた。もう少し事実だけを淡々と書いてくれていたら…

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著者プロフィール

作家

「2018年 『クラシック 天才たちの到達点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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