日本国紀

著者 :
  • 幻冬舎
4.08
  • (193)
  • (161)
  • (81)
  • (23)
  • (10)
本棚登録 : 2348
レビュー : 191
  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344033856

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み

  • なかなかボリュームのある賛否両論の百田氏の日本通史
    偉そうに評価するような知識もない上、ただただ日本の歴史本を読むことが好きなので、そんな激しい議論の世界の蚊帳の外で平和に読めた
    教科書じゃないから、それぞれの表現の自由もあった方が個性が出て面白いと無責任に思ったりもする

    こちらは現代史の割合がかなり高め
    そして関東大震災時の朝鮮人大虐殺や南京大虐殺、慰安婦問題、また「自虐史観」の発祥を敗戦後のGHQによる「洗脳」(としている)…
    この辺りを熱く激しく書かれているのが特徴的である
    それはともかく何より百田氏の日本に対する深い愛がひしひしと伝わる

    何度となく歴史書を読むたび、幕末から明治維新、また戦後の復興などの日本人の誠実さ、勤勉さ、底力、能力の素晴らしさ
    本当に頭が下がるし、誇らしい
    逆に大東亜戦争頃の世界からの孤立と理不尽な風当たりは本当に悲しくなるし、日本人の愚かないくつかの出来事も嘆かわしい
    しかしこれが歴史で歴史から現代人は学ばなくてはいけない

    どの歴史書でも感じる事だが、これ以上前の時代になると、リアリティにかけてしまい、ついノンフィクションとフィクションの狭間でふらふらする感覚に陥って、すこし景色を遠くに感じてしまう
    しかし、明治維新以降の自分が経験していない時代とはいえ、リアルで感情を激しく揺さぶられる
    そういう意味で現代史に比重の重いこちらは、心の震える感動のある反面、読むのが辛く気持ちが重たくなることが多かった

    これからも様々な著者の歴史書を読んでいくであろう
    その都度、自分なりに読み込んで自分の頭で徐々に考えられるようになれば良いかな…
    と緩めながらも、日本人として真摯に歴史に向かい合いたいと考えている

  • ※追記
    「今までの常識を覆すものだから批判されている」訳ではなく、Wikipediaやその他の文献からコピペなのでは??それって書物として如何なものかという話が本質です。
    系天皇の記述をこっそり訂正して4刷という体たらく。

    商品として劣悪なコヒペ本のようです。


    「その他小説」へカテゴライズ

    ストーリーとヒストリーは違います。

    先行研究を正しく引用せずに、歴史の話は出来ません。自分の見解と先行研究を分けてやらねば、知的財産を盗み出した事とかわりありません。

    ルールを守りましょう。

    「日本ヰ紀」で間違いないようです。

    文系の論文も理系の実験と一緒。

    理系なら天気湿度気温を記録した上でデータを取っていくけど、文系は先行研究と自分の考えをしっかり分けて記述するのが常識のはず。
    申し訳ないけどこれで歴史を勉強した気になるのは、まずいよ。

  • 日本に誇りを持てる。

    歴史から学ぶことは多く、自分が何者か、日本がどういった国なのかを考えさせてくれる。

    縄文時代から命を紡ぎ、日本となるまで。
    武家社会への変遷。
    江戸幕府、265年の凄さと弊害。
    明治維新の激変の十数年。

    そして学校で急にハイペースとなる明治維新以降で、半分の250頁を使って、しっかりとやってくれる。

    「第八章 明治の夜明け」以降は日本は国際社会に飲み込まれて行く。ここから熱量が変わってくる。

    急速な近代化を果たした日本。大正から昭和、そして戦争、敗戦、GHQ、中国、韓国、北朝鮮。

    大東亜戦争、第二次世界大戦に入ってからは、その重苦しさ、混迷を極めた事実に愕然とする。

    しかし、敗戦から現代に至るまでは、知られざる日本が描かれており、考えさせられる。

    また、朝鮮人大虐殺、南京大虐殺、慰安婦問題、靖國参拝問題と特に熱を持って語られている。賛否両論あろうが、知っておかなければならない内容だと思う。

    日本が今後世界とどう付き合って行くのか、メデイアをどう見るのか、世界の動向の見方が変わる一冊。

    以下はちょっと気になったトピックス。

    廃藩置県から130年、大阪都構想が変化を好まない日本の大きな変化の前触れとなるか、新型コロナが国家レベルを超えてテクノロジーで世界を日本を変えるか。そして安倍首相の後、憲法改正はどうなるのか。

    そして過去の歴史は新しいエビデンスにより、見直される。また数十年おいてから読み返したい。

  • 全ての日本人が読むべき1冊。
    日本嫌いの人もなぜ自分が日本嫌いになったかがよくわかる本。
    メディア洗脳から目覚める本。
    12章13章あたりだけでも読む価値あり。

    お願い、読んで、みんな。

  • 2019年9冊目。
    ようやくの読了。読み始めてからかなりかかってしまいました。右からも左からもネチネチ言われそうってなるほどとは思ったけど、日本の歴史を愛を持って丁寧に振り返っていることは間違いない。昔から教科書は中身をすっ飛ばして書いてて授業には全然興味持てないのに、塾に行くと日本史の講師が面白おかしく歴史のエピソードを教えてくれるから不思議だったんだけど、おかげで日本史嫌いにはならなかったし、割とそういった思想的な部分の食い違いもなんとなく合点がいった気がする。今読まなきゃの本のなのか悩んだりもしたか、読み終えた今は今読むべき本だったと思った。

  • 大好きな永遠の0を書いた著者の日本史観。
    想像していた通り日本人称賛の嵐。日本人としてそのこと自体否定したくないがが、極端過ぎる。
    歴史は客観的に見るべきであると思っているのだが、著者の考察が多過ぎでどこまでが真実なのかよく分からない(自分の知識不足も大きいが)。
    ある一方から見た歴史ということで理解しておこう。

  • 本書は、日本の通史を書いたものである。著者である百田氏なりの通史の切り口であるため、学校で扱う歴史の教科書とは全くの別物である。
    近現代史の記述量の割合が、他の時代と比べてかなり多いところをみるに、著者が日本の近現代史を重要視しており、多くの人にもっと知ってもらいたいという意図が伺える。実際、学校の授業では近現代史を習うのは3学期ということもあり、他の時代と比べてしっかり向き合ってこなかったように感じる。現在に通じる近現代史を疎かにすることはできないはずだが、どうも学校の授業では近現代史が疎かにされている。本書を読んで初めて知ったことも多い。特に、戦後の教育界が共産主義者だらけで、日教組のトップが金日成から勲章を貰っていたとは、ゾッとする話である。また、戦後朝鮮人には不逮捕特権が与えられていたのも驚きである。
    通史という点では近現代史の記述量はバランスを欠くかもしれないが、現代人の近現代史の歴史認識を補填してくれる点でおすすめの一冊である。
    しかし、本書の記述内容は、著者の日頃の政治的感情が反映されているとみられるところがある。文章から著者の感情が感じ取れる為、読む人を選ぶだろう。
    文章は全体を通して分かりやすく面白いが、所々難しい単語や漢字が出てくる。中高生といった若い世代にこそ読んでほしいので、できればルビをもう少しふってほしかった。

  • 百田さんの目線で描かれた日本、そして日本人について語られています。
    まさに、帯にある通り、「私たちは何者なのか」が語られている本。

    百田さんの主張をベースに、日本の歴史を紐解いているので、歴史書や教科書というポジションではありません。
    なので、ある意味、読みやすいし理解しやすいです。
    歴史書や教科書のように淡々と事実が書かれているのではなく、その背景に対する百田さんの思いや解説が一つのストーリを作っているので、読みやすく理解しやすいのだと思います。

    ここで語られている百田さんの主張(ストーリ)は、ひと言でいえば、
    「日本人の誇り」
    と感じました。
    歴史上の成功?も失敗?も含めて、大和の時代から現代にいたるまでの日本と日本人の精神、素晴らしさを要所要所で語っています。
    しかしながら、戦後のGHQの施策により、その誇りや精神が失われ、自虐観を植え付けられ、平和ボケしてきているところを憂いています。
    そんな中、失われた日本人の精神が復活することを願っているといったストーリ展開です。

    今までの百田さんの他の著書同様の主張だと思います。

    なので、韓国、中国に対する考え方、朝日新聞をはじめマスコミに対する思いも今まで同様辛辣に語っています。

    令和の時代を迎える前に読んでおきたかったので、とても満足!
    お勧め!!

  • 自分は自虐史観を学校で押し付けられてきた世代です。
    今までの歴史教育はGHQが日本人に大東亜戦争の罪の意識を徹底的に植え付けるための延長線上にあったという事がよく分かりました。
    日本国紀を中学校、高校の歴史の副読本にして、これからの日本を創っていく世代にぜひ読んでもらいたいものです!

  • 多くの日本人に読んでいただきたい一冊です。

全191件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1956年、大阪市生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵! ナイトスクープ」などのテレビ番組で活躍後、2006年に『永遠の0』で作家デビュー。2013年に『海賊とよばれた男』で第10回本屋大賞を受賞。

「2020年 『野良犬の値段』 で使われていた紹介文から引用しています。」

百田尚樹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮下奈都
村田 沙耶香
三浦 しをん
恩田 陸
ヴィクトール・E...
横山 秀夫
百田尚樹
門田隆将
辻村 深月
有効な右矢印 無効な右矢印

日本国紀を本棚に登録しているひと

ツイートする
×