- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344034105
感想・レビュー・書評
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ザ・現代作品!でとても新鮮でした。
さすがはあちゅうさん。
Twitterのアカウントが普段の自分より自分らしい、
Twitterだから言えること、など
Twitterの特性が盛り込まれていました。
Twitterって人間味溢れまくってる場ですよね。
だからみんな見ていて面白いんだと思います。
胸糞悪いけど。
「女の子たちを頑なにしているのは世間体という厄介な宗教だけ」
「みんなにも裏の顔があると信じている」
「鉄平君って上手く言葉で説明できない感情を、体を使って発散するよね」
「承認欲求満たされたいの?意外だなー。そういうのって、モテない記憶が頭にこびりついた人が言いそう。自分がモテなかったことの復讐を大人になってからするんだよね。」
「生々しい生活が垣間見えるツイッターよりも、完璧に見えるInstagramの世界のほうが痛々しく見えてしまうのは、なんでだろう」
特に印象的に残った言葉です。
どれも共感しました。
行動心理学みたいな、現代のTwitterで裏垢を作る人の生態を暴いてるようでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
普段の人付き合いでも相手のほんの一部しか見れてないんだと改めて感じました。
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年齢も立場も違う男女が、ツイッターを介していろんな経験をする話。
きっと、こういうことは、世の中にあるんだろうな。
ツイッターしないし、都会に住んでないからピンとこないところが沢山あるけど。
ツイッターだと、本音は言えるけど、それを言ってる自分の正体はバラしたくない。
でも本当は、正体も分かった上で本音を言える友人や恋人が欲しいんだよね。
恭平がどうしていなくなったのかが分からず消化不良。。 -
裏アカつくろうかな
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SNSを題材に、そこに纏わる人間模様が上手く描かれていいて、読む人を夢中にさせる内容です。小説なのに実際の話かと錯覚を覚えるのは、それだけストーリーが上手い印象を受けます。初めてこの著者の書籍を読みましたが、良い意味で期待を裏切られました。
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1つ1つ繋ががりがあり、読んでいて楽しめました。
裏の世界には表と違う世界がある。誰もが満たされない何かを埋めようとしている。そこにいても満たされないのにね。
リアルな?裏の世界のお話しで楽しめました。
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ブログを見ていて 興味があった
リアル感がすごい 読みやすかった
その後の人生が知りたい -
はあちゅうさんが実際にTwitterで裏アカウントを作り、実際にナンパ師をしたり裏アカ同士で繋がって遊んでいる人たちに会い、彼らの話を元に書かれたという物語。こういう世界があるんだ、、と新しい世界を知れた気持ち。人生に辛苦なりすぎるようなことがあれば、別の人格を作るような気持ちで登場人物たちのように裏アカウントを作ってみるというのは、ある種の現代の逃げ道となりうるのではないか。
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どこにでもある生活
みんないろんなものを抱えて生きている。
裏でも表でもなく、
いろんな顔を持つ自分を連ねて
季節を乗り越えていく
今日、死んでもいいやと電話をくれた友達も
最後には
生きるね、と言っていた。
なんの意味もないから
すこしでも安らぎに出会える人生だといいな。わたしもあなたも