仮想人生

著者 :
  • 幻冬舎
3.68
  • (5)
  • (15)
  • (12)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 174
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344034105

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 年齢も立場も違う男女が、ツイッターを介していろんな経験をする話。

    きっと、こういうことは、世の中にあるんだろうな。
    ツイッターしないし、都会に住んでないからピンとこないところが沢山あるけど。

    ツイッターだと、本音は言えるけど、それを言ってる自分の正体はバラしたくない。
    でも本当は、正体も分かった上で本音を言える友人や恋人が欲しいんだよね。

    恭平がどうしていなくなったのかが分からず消化不良。。

  • SNSを題材に、そこに纏わる人間模様が上手く描かれていいて、読む人を夢中にさせる内容です。小説なのに実際の話かと錯覚を覚えるのは、それだけストーリーが上手い印象を受けます。初めてこの著者の書籍を読みましたが、良い意味で期待を裏切られました。

  • どこかで自分とは違う人格を作らないと現状維持できないのかな? スポーツで発散する的な?
    他人に迷惑をかけないのであれば、想像の人物を演じるのもありなのかも。ただし、その人格のまま現実で他人と接触しちゃうのはどうかと思うけど。
    別人格のつもりでも、結局は実際の仲間とそう変わらない人と繋がってしまうのではないのかな。

  • 普段の人付き合いでも相手のほんの一部しか見れてないんだと改めて感じました。

  • ツイッターを通じた人々の生活の交わりを描いた小説。人はみな闇を持っていて、ツイッターは本音を言える場所なのか。他人からの視点も描かれていて、各主人公の行動を客観的に見れて面白かった。

  •  確固たる自分なんて存在しなくて、様々な顔を使い分ける。
     家族としての顔、恋人としての顔、友人、同僚、そしてインターネットとしての顔。
     朝井リョウ「何者」から始まった平成小説の流れは、古市憲寿「平成くん、さようなら」と同じく、本書も時代の締めくくりに相応しいと思う。

     人生の果たす目的があり、役割がある。
     そんなのは絵空事だということは既に分かってしまった。
     頑張っていれば夢は叶う、なんて無責任なスローガンは前時代的だ。
     現代では、夢も目標もなくても程々に生きていける。
     その程々から外れたところに本当の自分がいるのではないか。
     でも、自分探しを積極的にするわけでもない。
     ただ、別の自分を演じる。

     ツイッターの裏アカで出会いを求めあう五人の男女の群像劇。
     
     そもそもツイッターって「今起きた」「もう寝る」とか、スーパーどうでもいいことを垂れ流しにするメディアじゃなかったっけ。

  • Twitterの裏アカウント。匿名だから呟ける現実。もう一人の自分はある意味自分の本能の別の形。リアルな世界とは決して交わらないのかと思ったけど、最後の方でいくつか裏アカウントの自分とは違う自分に戻って接しているところがあったかな。本能と書いたのは、とても刹那的と感じたから。毒を吐きたいときもあるし、誰かと繋がりたい気持ちも判らないではないけど、現実感が無いところでの繋がりって、何なのかな。橘玲さんの「もっと言ってはいけない」では、「(日本人の)生得的な敏感さは、変化やリスクを極端に嫌い、お互いがお互いを気にする『高コンテクスト』の社会をつくりあげてしまう。複雑な尊敬語や謙譲語で相手の立場を忖度しなければならない日本社会はその典型で、誰もが感じる生きづらさは、私たちが暮らしているのがタコツボ型の『道徳警察社会』だからだ。」と述べている。タコツボ型の「道徳警察社会」の息苦しさから逃れたところがTwitterの裏アカウントの世界ってことかもしれない。それが現実かも知れないけど、生きづらい表の社会はどうなるのか。そちらが心配だ。

  • ツイッターをやらない自分にはついて行きにくい内容ではあるものの、こういう人たちもいるんだろうなあ、と思いながら読ませて頂きました。終わり方は前向きで、個人的にはまあ、わりと好きな感じです。

  • SNSって深い

  • 意外と、というと失礼ですが、コラムニストなイメージだったので小説も書けるのかと思いました。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ブロガー・作家。慶應義塾大学法学部卒。電通コピーライター、トレンダーズを経てフリーに。「ネット時代の新たな作家」をスローガンに、ネットと 紙を中心に媒体を横断した発信を続ける。著作に 『とにかくウツなOLの、人生を変える1か月』『半径5メートルの野望』『通りすがりのあなた』など。月額課金制個人マガジン「月刊はあちゅう」が好評。

「2018年 『いつかすべての恋が思い出になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

仮想人生のその他の作品

仮想人生 (幻冬舎単行本) Kindle版 仮想人生 (幻冬舎単行本) はあちゅう

はあちゅうの作品

仮想人生を本棚に登録しているひと

ツイートする