この先には、何がある?

  • 幻冬舎 (2019年2月7日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784344034204

感想・レビュー・書評

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  • すらすら一気に読めた。とても読みやすく面白かった。作者の人柄や考え方や大事にしたいものや時間が似ているので、この様に自分も生きたいなと思った。

  • どーも母弟との確執を表に出すようになってから
    なんか頑なな印象を受けてしまう。
    誰とも関わらずに暮らしていければ
    心穏やかに過ごせるのだろうけど
    そうはいかないもんねー。
    [図書館・初読・4月20日読了]

  • 個人的にグッとくる所の多い話だった。
    鷺沢萌さんの話、中瀬ゆかりさんの話、かもめ食堂の話、母弟との確執の話、賃貸で暮らす事の苦労、移り変わるクレーマーの話など。

  • 群 ようこさんの自伝的エッセイ。

    もう覚えていないくらい前から群さんの小説やエッセイを読ませて頂き、勝手に穏やかで、のほほんとされた方と言うイメージを抱いていましたが、このエッセイを読むと、自分をしっかり持ってらして自己主張をハッキリされる方なんだなと感じました。

    物書きになって40年だそうで仕事と私生活両方の様々なエピソードや数々のトラブルが綴られています。

    本作でもお母さんと弟さんとの確執に触れていらっしゃいますが多くの印税を手にした事で家族が壊れるのは悲しいですね。

    尾崎豊さんのエピソードは興味深かったです。

  • エッセイ、過去の話の繰り返しが多い
    還暦記念の回想
    後半の方の、盗作された文章が繰り返し雑誌投稿
    かもめ食堂、掲載を許諾していない作品がアンソロジーに掲載された
    脚本書き(山のトムさん、原作は石井桃子)など
    あたりの話が、作者は大変だっただろうが面白い

  •  群ようこ「この先には、何がある?」、2019.2発行。自伝風の時系列に綴られた24編のエッセイ集。全般的にキレ不足な印象です。1998年に保護した子猫、しぃちゃんが登場してからは、ちょっと期待しましたがw。著作の話が多かったです。
     時系列で書かれた自伝的エッセイ。群ようこ「この先には、何がある。」、2018.7発行、再読。①「本の雑誌社」に辿り着くまで6回転職 ②会社をやめ、物書きに ③ファンレター第1号は岸本葉子さん ④秘書はいない ⑤母に月に40万円仕送り ⑥1998年子猫を保護、以来猫中心の暮らしに ⑦2001年、猫が家出、1週間後無事に帰ってきた ⑧50歳から隠居して本を読んで暮らしたかったが、母と弟の住宅ローンの返済を(60歳で完済)⑨「れんげ荘」のキョウコの生活が理想の生活。

  • 著者の作品は読んだことがなかったけど、冒頭の話の「転職6回」というワードに惹かれて、『この先には、何がある?」というタイトルも相まって、人生とか仕事についてぎっちり書いてるのかなと思い読んでみた。
    自分も最近、これからどうするかっていう悩みを持っていたし…

    でも読んでみたら、物書きとしての生活やその中で考えてることが書いてあって、想像していたのとは違ったけど面白かった。
    著者の流されない生き方を感じられて、日々窮屈な感じがしてるわたしにとって、ふっと息をつけるような文章と内容だった。
    出版業界や家族への考えも隠すことなく書いていて、新鮮だった。

    また、以前読んだ片桐はいりさんの『わたしのマトカ』で「かもめ食堂」の撮影でヘルシンキに行ったときのことを書いていて、とても魅力的だったので、今度は『かもめ食堂』を読んで映画も見てみようと思う。

  • 彼女の作品は読んだことがなかったのですが、なんとなく手に取ってみました。
    自分自身も仰っている通り、とても正直に自分の周辺のことが書いてありました。そんな正直な彼女だからおねいちゃんとして慕われていたのかなと思いました。

  • 著者の作家としての歩みを知った。

    高校生のころ、著者の小説やエッセイを読んでいたこともあってか、文が頭にすっと入ってきた。私には読みやすい。

    添削か校正か、については考えさせられてた。

    予期せず、ファンの中瀬ゆかりさんが作中に登場して嬉しかった。

    • めいめいさん
      著者の作家としての歩みがわかった。

      高校生のころ著者の小説やエッセイをよく読んでいた。そのせいもあってか、すっと文が頭に入ってくる。私には...
      著者の作家としての歩みがわかった。

      高校生のころ著者の小説やエッセイをよく読んでいた。そのせいもあってか、すっと文が頭に入ってくる。私には読みやすい。

      添削か校正か、は考えさせられた。

      予期せずファンの中瀬ゆかりさんに関する記述があり、うれしかった。

      2021/01/17
  • 何なのだろう…
    読んだ後にこんなに、なんとも言えない不快感が残るエッセイ。

    私はあまり好きではなかった。
    でも人によると思うので、好きな人には、たまらなくよいのだと思う。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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